08/12月拍手お礼一人語り テーマ『子供』 光谷編  



どうしたんだい和くん。元気ないみたいだけど何処か具合が悪いのかい?
大丈夫って本当に?それならいいけど…季節柄ぐっと寒くなってきたから気をつけないと。
そうそう、和くん用に、しかも冬でもちゃんとやれる筋トレメニュー考えてあるから、気分転換にそれでもやってみな……え、え、何…子供?子供ってどうしたんだい?


あ、僕が子供が好きかどうかって聞いてるのか。


子供かあ…うん、子供は可愛いよね。
甥っ子姪っ子も凄く懐いてくれてて可愛いし、一緒になって遊んだりまとめて抱っこしたりなんだりすると意外といい運動になるから好きだよ。
それに家に子供が居るとやっぱり活気付くよね……って和くん、そんなにしょんぼりして本当にどうしたの。


え、ごめんなさいって一体なんのことだい?!


子供が欲しいんですよねって…ああ、それで元気がなかったのか。
うーん…そうだよね、僕達はどっちも男だからこればっかりはどうにもならないよね。どう頑張ったって僕も和くんも産めないからさ。


…でもごめんなさいってのはどういうこと?


これに関しては和くんが謝ることじゃないし、むしろ僕が謝らなきゃいけないことじゃない?
僕は確かに子供が好きだけど、別にどうしても欲しいって思ってる訳じゃないし、それにこんなに真剣に悩んでくれるってことは和くんこそ子供が欲しかったんじゃないかな。
だったら謝るのは僕の方だよね、ごめんね。
僕は和くんが僕の側に居てくれることが一番大事だったから、こんなに和くんが思い悩むなんて気付かなかったんだ。


……僕もですからおあいこですって……うん、ありがとう。


そうだよね、僕達はそれも承知で一緒になってるんだから、謝るのはおかしいよね。
でも約束してくれる?どうしても子供が欲しくなった時は我慢しないで、ちゃんと僕に話してくれるって。
確かに本当の子供は無理でもさ、養子縁組でもなんでも方法はあると思うんだ。
僕は和くんを大事にしたいわけで、子供は居てもいなくてもどっちでもいいんだから。
それは和くんを好きなのと子供が好きなのは全然違うよ。だからもう一人で悩まないでね。


うん、約束だよ。


サンタでも叶えられない子供の分も、僕はずっと和くんを大事にするよ。
それと少なくとも生活のことで絶対に苦労はかけないからね。


だから…どうかこれからも僕の側に居てくれる?


書くたびに予想外な展開になるんですが、
今回もやっぱり予想外になりましたよ光和。
光谷さんの性格が…爽やかな筈が一歩間違えると
そこはかとなく腹黒になるんですけど一体どうしたら。
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