09/05〜06 三和編
…お前と同じ職場で働くということに、不満があるわけじゃない。
むしろお前を引きずり込んだのは俺の方だし、それに関して感謝こそすれ別に不満なんかない。本当だ。
大体他所でお前が何かに巻き込まれてるんじゃないかとか、そういう心配がない分精神的には楽で…いや、そんなことはどうでもいい。
そのせいで、朝の儀式がつまらないと思わないか。
…何故そこで呆ける。朝の儀式といったら儀式だ。おはようがあるならいってらっしゃいもあって然るべきだと、そう思わないか。
仕事に出るときは大抵一緒に出るから、その分がない。俺はそこが大いに不満なんだ。
…ということで、だ。大いに期待しているぞ御主人様。
何故そこで逃げる。三笠さんがそう呼ぶときはまずよからぬことを考えているだと?失礼なヤツだな。
お前は俺の飼い主だろう。飼い主じゃない?
ああ、そうだな、飼い主である以前に恋人だからな。よく判ってるじゃないか。
俺は何か変な主張をしたか?
恋人であるなら、朝出かけにキスをするくらいどうといったことはないだろう。
何?朝起きた時だけでいいだろうだと?あれだけで足りるわけがなかろう馬鹿者。
朝からお前が腰を抜かすまでに熱烈に仕掛けていいなら別だが…良い訳がないって思っただけなのに何故そこで怒るんだ。
とにかく、だ。
朝は出かけるときにもちゃんとキスをしてくれ。頼んだぞ御主人様。
気弱な飼い主(和)と傍若無人な飼い猫(三笠)。
…うちでは最早定番なんですが、皆さん的にはどうなんでしょ?
とか言いながら、最終的に和さんの方が強いのもこの組み合わせ。
ふと気が付けば、みーさんが和さんの尻に敷かれっぱなし。
これがうちのみーなごですが、こんな二人はアリですか。