えーと、何故か進行役になっちまった須田です。
ということで、配布者さまの了承を得て俺の口調になってます。ってこんな調子でいいのかな…。
1 今さらですが名前を教えてください。ついでですから所属と階級もお願いします。
あ、ちなみに設定は東京湾臨海署で。じゃないと混乱しちゃいますからね。
・相変わらずこういう点はぬかりのない奴だな。
‐‐‐だってこういうのは基準をはっきりさせないと。
・まぁいい。俺は速水直樹。本庁交通機動隊所属スープラ・パトカー隊小隊長で、階級は警部補だ。
・本当に今さらな気がするが…私は安積剛志だ。東京湾臨海署刑事課強行犯係係長、階級は速水と同じく警部補。
2 これまた今さらなんですけど、お二人の年齢は?
・ははん…成る程。確かにはっきりさせていないと混乱させるな。
・何のことだ?…あ、私は45歳だ。
・臨海署設定なら俺もこいつと同じく45歳になる。
・ん?お前は私より年下じゃなかったか?
・それはベイエリア分署の設定だろう。臨海署設定なら同じだよ。
・…須田?
‐‐‐あー、ダメですよチョウさん、そこ深く考えたら先に進めませんから。
・そうなのか?…まぁお前がそういうのならそうなんだろうな。
・須田、ハンチョウも納得したんだから早く進めろ。
3 またしても今さらですが性別は?
・男。
・同じく。
4 本当に今さらすぎますが、貴方の性格は?
・あまり悩む事はしないな。
・私は常に悩んでばかりだ。
・お前はどうでもいい事をあれこれ考えて過ぎだ。
・そうか…?
‐‐‐チョウさんの場合それが全く表にでないんで、よくポーカーフェイスなんて言われるんですよ。
5 これ、俺も気になるんですけど、お互いに相手の性格はどうみてますか?
・ハンチョウの性格か…自分で自覚しているみたいだから言わせてもらうが確かに考えすぎだ。後はいつも言っているが、こいつは常に自分を過小評価し過ぎる。
‐‐‐うんうん、確かに。
・私は自分を過小評価している訳じゃない。きちんと分を弁えているだけで、お前達が私を過大評価し過ぎるんだ。そういう速水の性格は統率力や人望は申し分ないが、もう少し上を立てるようにしろ。
・何故だ。俺にそうして欲しいなら、まずあいつらが地位に相応しい事をすべきだ。そうじゃない奴を立てる気など更々ないな。
・……。
‐‐‐はー…これって速水さんじゃなきゃ言えないセリフですよねぇ。
6 そういえば…お二人の出会いはいつなんです?というかどこで?
・警察学校。同期入学だよ。
・そうだな。
‐‐‐あ、そうか。
7 相手の第一印象はどうでしたか?
・おい須田、正直に言っていいのか?
‐‐‐へ?
・正直にって…お前は一体何を言う気だ?!
・第一印象だろう?俺はこいつに一目惚…。
‐‐‐え。
・わーーー!(珍しく大慌てで速水の口を塞ぐ)
わ、私の場合はやたらデカくて五月蝿いのがいるなと、そんな印象だ!須田、こいつが馬鹿な事を言い出す前に早く次の質問をしろ!
・もがもが(本当の事を言って何が悪いんだ)
‐‐‐…俺、進行役と言うか質問者辞退してダメですかね…。
8 えーと…相手のどんなところが好きですか?
・ハンチョウは普段こそポーカーフェイスで犯人や上との駆け引きが巧いと言われているが、実の所は酷く繊細なところだな。
・は…?私の何処が繊細なんだ。確かに小心者というのは否定出来ないが…。
‐‐‐まあまあ。で、チョウさんは速水さんの何処が好きなんです?
・好きというか…物怖じしない所は好ましいというか羨ましいと思うな。
9 ちょっと聞きにくいんですが…相手のどんなところが嫌いですか?
・うん?俺にはハンチョウの嫌いなところなんてないぞ。
・な!?(目を剥いて絶句)
‐‐‐速水さん、惚気たいのは判りますが真面目に答えて下さいよ(げんなり)
・だが本当のことだ。ああ、先に言っておくが、ポーカーフェイスの下でくだらん事をぐだぐだと悩んでいようが、実は結構可愛い事を思いついていようが、別にそれもハンチョウであって嫌いなはずがない。
・……す、須田……。
‐‐‐(うわ、珍しくチョウさんが狼狽えてるよ)うんうん、速水さんの言うとおり、どんなチョウさんでも俺たちはチョウさんのこと好きですし尊敬してます。
・いや、困っているわけではないんだ。その…やはりお前達は何か酷く勘違いしていると思ってな…。
・そうやって悩む必要がない事に悩むところもまた、ハンチョウらしくて好きだな。
・お前は…(溜息)私の場合は……困惑こそすれ、嫌いなところはない。
・ほう(嬉しそう)
・と断言したいところだが、今思いつかないだけで実はあるかも知れん。
・ハンチョウ…。
‐‐‐(あ、速水さんが固まった)
10 相手の相性はいいと思いますか?
・勿論。
・いいんじゃないか?
‐‐‐愚問ですよねぇ。
11 相手のことを何で呼んでます?
・ハンチョウ、デカチョウ、安積。
・速水。
‐‐‐そういやチョウさんは、速水さんからなんて呼ばれても自分が呼ばれてるって気付きますよね…。
・こいつが変な呼び方をする前に気付く必要があるからな。
・それを狙っているんだが、署で未だに隙を見せたことはないな。
‐‐‐署で?
・一歩仕事から離れたらこいつは隙だらけだよ。
‐‐‐ええ?
・余計なことは言うな!
12 じゃあ相手に何て呼ばれたいですか?
・別に今のままでいい。
・ああ。
13 相手を動物に例えたら何ですか?
・刑事らしく猟犬…と例えてやりたいところだが、猟犬にしては持久力がな(にやにや)
・お前は本当に嫌な奴だな。こいつは狼だ。しかも群れのリーダー。
・手下共々狼で結構。
‐‐‐交通機動隊の面子は仕事柄似合った例えですけど、速水さんの場合はなんかこう…。
・何だ?(にやり)
・速水?
‐‐‐何でもないです(いつもチョウさんを狙ってるなんていえないよ…)
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげますか?
・俺。
・お前は何を言ってるんだ!?
・モノよりまず俺を受け取れよ、ハンチョウ。
・お、お前はモノじゃないから受け取らない…。
‐‐‐速水さん、言いたい意味は判りますけど、こんなところでチョウさんを困らせるような答えはダメですよ。
15 プレゼントをもらうとしたら何がほしいですか?
・ハンチョウ…と言いたいところだが、それ以外なら実用的な物だな。
・(速水を睨みながら)私はモノじゃない。
・だからきちんと答えてやってるだろう。
・大体私ならはとっくにお前へ渡してある。
・………。
‐‐‐(あ、速水さんが珍しくビックリしてるよ)
16 相手に対して不満はありますか?その場合それはどんなことですか?
・自分を過小評価し過ぎる、野心がない、出世欲がない、俺より須田の言うことを受け入れる。
‐‐‐最後関係ないですから!
・須田を苛めるなら私は帰るぞ。
・別に苛めちゃいないぞ?
・なら威嚇するな。
‐‐‐あ、あの、俺なら大丈夫ですからチョウさんの方は?
・頼むから、わざと周りを無視した挙げ句、挑発するようにして私に話を振るなと言う点だな。
・お前が周りを気にして、結局本来臨海署の手柄になるはずの案件をあっさりくれてやったりしなけりゃな。
・それが臨海署の事情だ。本庁所属の交通機動隊には判らなくて結構。
‐‐‐次!次の質問に行きましょう!(速水さん、あからさまにそういう事言っちゃダメですよ!)
17 貴方の癖って何ですか?
・さあな、気にしたことはないが…。
・私もないな…あ、いや、我慢の限界が近いと眉間を揉みながら話をするから気を付けろと、娘の涼子から言われた事がある。
・神南署時代に金子課長がボヤいてたアレか。まあ、あの人は叩き上げだから、ハンチョウのそれを見たらちゃんとフォローに回っただろう?
・何故ここで神南署の金子課長が…?いや、それ以前にお前はどうして課長のぼやきを知ってるんだ?
・天下の交機隊が知らないことはない(にやり)
18 相手の癖って何ですか?
・寝酒。癖は癖でもあれは止めろ。それ以外は可愛いから俺だけの秘密だ(にやにや)
・寝酒は癖ではなく習慣だ!それに私は癖なんて…。
‐‐‐チョウさん、それ却って墓穴です。
・え?
・ハンチョウの可愛い癖は俺だけの秘密だって言ってるんだ。…気付よデカチョウ。
・ッ!
‐‐‐痴話喧嘩は二人きりでお願いします…。
19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことはなんですか?
・寝酒以外だと食事を疎かにしがちだと言うことだ。刑事だって身体が資本なんだからきちんと三食食え。特に帳場や張り込みがない時の朝飯を抜くな。
・ぜ、善処する(汗)
‐‐‐チョウさんの方で嫌な事ってあるんですか?
・嫌ではないんだが、この野郎と思うことならある。
・何だ?
・私をやたらと助手席に乗せたがり、剰えわざと飛ばすのは止めろ。あとサイレンも極力鳴らすな。
・嫌だね。
・速水ッ!!
20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何ですか?
・さっき聞かれた通りだ。俺は純粋に職務を全うしているだけなのになぁ。
・だったらたまには須田や他の部下も乗せてやれ。私だけ特別扱いしなくていい。
‐‐‐すみませんチョウさん、それ俺たちには凄く嬉しい話なんですが(命が惜しいんで)辞退させてください。
21 あの…今さら過ぎて聞きにくいんですが…二人はどこまでの関係ですか?
・可愛い部下の質問には答えなきゃならんぞ、ハンチョウ(にやり)
・須田…。
‐‐‐この質問は俺が考えた訳じゃありません!(ひぇぇ、チョウさんの声のトーンが下がった!)
・結局有耶無耶にするのはよくないだろう。
22 お二人の初デートはどこですか?
・ふらっとバイクで出かけたな。
・そうだったか?
23 その時のお二人の雰囲気は?
・今だから言えるが物凄く緊張していた。
・その割には随分と無茶な運転をしてくれた記憶があるんだが。
・浮かれてもいたからな。
‐‐‐まさかと思いますけど、チョウさんがしがみついてくるのが嬉しくて、なんていいませんよね?
・その通りだ。須田、お前はやっぱり大した奴だな。
‐‐‐(あんまり誉められてる気がしないんだよなぁ)
24 その時どこまで進みましたか?
・進むも何も、まだ友人だと思われてる段階で何をしろと?
・友人以外なんだと…。
・今のお前なら判るだろう?
・……。
25 よく行くデートスポットはありますか?
・ハンチョウのマンションの近所の食堂。あそこはいいな。メニューも豊富だ。
・私はあまり出かけると言うことがないからな…。
26 相手の誕生日。どう演出しますか?
・まず休みを取る。
・取れたらの話だが。
・そして(いつも以上に)甘やかす。
・…私のような冴えない中年男相手に、そんな奇特な事を思いつくのはお前だけだ。私は…取れたとしても何をしてやればいいのか判らないな。
・その場合俺が好きなようにさせてもらうだけだ。
‐‐‐うーん、そう言いながらやっぱりチョウさんを甘やかすとかじゃありませんか?
・やっぱりよく判ってるじゃないか須田。全く以てその通りだ。
27 告白はどちらからなんです?
・俺だ。
・そうだな…。
28 相手のことを、どれくらい好きですか?
・ハンチョウが帳場で孤立無援になるようなことがあれば、すぐにでも俺の手下を全部従えて乗り込んでやるくらいに。
・間違ってもそんなことはするな!
‐‐‐まぁまぁチョウさん、いくら何でもそんなことは…ありそうですね。
・当たり前だ。天下の交機隊は下手な刑事よりよっぽど役に立つ。
・交機隊が優秀なのは認めるが、お前が言うと全く冗談に聞こえないからやめてくれ…。
・心外だなハンチョウ、俺は冗談なんか言ってない。
‐‐‐(チョウさんには申し訳ないけど、速水さんが言ってることはどう考えても本気だよね)
・本当に止めてくれ(真顔)お前が味方に付いてくれるだけで私はもう十分だ。
・……!(破顔)
‐‐‐あーあ、チョウさんそれ控えめに嗜めてるつもりなんでしょうけど、速水さんには逆効果ですよぅ。
・一体どういう事…うわ!?
・ハンチョウ!(破顔したまま渾身の力でぎゅー)
・止めろ、離れろ速水!(怒)須田、唖然としてないでこの馬鹿をどうにかしてくれ!
‐‐‐すみませんチョウさん、俺には無理です(本当に俺質問者辞退しちゃいけないかなぁ…もう待機寮に帰りたいよ)
29 (目の前の光景に心なしげんなりしつつ)では、愛してますか?
・(安積を抱き締めたまま)当たり前だろう。
・離せと言ってるのが判らんのかお前は!(ぐぐっと両腕で突っぱねてなんとか抵抗中)
・ハンチョウが俺を愛してると答えたら離してやる。
・一度結婚に失敗した中年男にそんな事を聞くな答えを求めるな強制するな!
・じゃあ言うまでこのままだ。
・はーやーみーッ!!(ちょっとマジ切れ寸前)
‐‐‐あのー、俺ちょっと席外しますんで…(いっそこのまま帰りたいなぁ)ついでに鍵も掛けていきますから程々にお願いします。
・流石安積班、手下の躾が行き届いてるじゃないか。
・須田は部下で手下なんかじゃないと…そうじゃなく!離せバカモノ!須田、何処に行く…いい加減にしろ速水ぃぃぃ!
‐‐‐間‐‐‐
30 えー…(キョロキョロしながら入室)そろそろ再開してもいいかな…。言われると弱い相手の一言はありますか?
・(実にすっきりした面持ちで)「本当に嫌な奴だな」は、ハンチョウの最上級の誉め言葉だって知ってたか?
‐‐‐そうなんですか?
・ハンチョウはとにかく内輪揉めを嫌うから、滅多な事で面と向かって皮肉を言ったり非難したりしないんだが、俺には平気でこう言う。甘えられてると思うとどうにもな(若気顔)
‐‐‐(チラッと安積を伺い見る)
・(ものっそい低音で)…常に自分に都合のいいように捉えるな…(怒)
‐‐‐(あーあ、速水さんてばチョウさんに何をしたんだか)ええと、チョウさんはありますか?
・ない(仏頂面で即答)
・おいハンチョウ…。
‐‐‐(多分それを答えると速水さんが暴走するって判ってるからチョウさんは黙ってるみたいだし)えー、黙秘は大切だと思います。
31 相手に浮気の疑惑が! どうする?
・そう言われても、ハンチョウが自分からするとは考えられんからな。
・速水にそんな疑惑が浮かんでも、私は別にどうもしない。疑惑なら事実ではないからな。最も、自分が直接目撃したとなればまた話は別になるが…。
32 浮気を許せますか?
・ハンチョウに関しては許す許さないなんてもんじゃぁない。そもそもさせる隙なんぞ与えないさ。
・私には速水を縛り付ける権利などないし、この仕事をしている限り一番に考えてやることすら出来ない以上、されてもそれは仕方ないと思う。
・……。
・ただ、その場合は相手をちゃんと幸せにしてやってくれ。そうしてお前が幸せなら、俺はそれでいい。そういう事はきちんと弁えている。
・…おいハンチョウ。最初から身を退く覚悟をされるとは穏やかじゃないぞ。第一されたら嫌ならそうはっきり言え。最も俺はお前以外の人間はどうでもいいと思ってるんだ、浮気自体ありえないぜ。
・……須田……。
‐‐‐俺に助けを求めたってダメです。これは速水さんに軍配が上がりますよチョウさん。さ、次に行きますね。
33 相手がデートに1時間遅れた!として。 どうしますか?
・刑事ほど約束の守れない仕事もないからな。さっさと待ち合わせを諦めて、こいつのマンションで待つついでに部屋のそうじでもしてやる。
・そ、そんな事までしなくていい(汗)そして私も、速水が時間に遅れるなら仕事だろうから早々に帰るな。
‐‐‐残念ですけど、しょうがないですよね。
34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこですか?
・声。目も捨てがたいが、やっぱり声だ。ここまですんなりと耳に入る声はあまりないぞ。
そういや俺がスカウトしたあいつを覚えているか?奴もお前さんの声にかなり惹かれたと言っていたしな、俺の欲目じゃないことは確かだ。
・彼の事は覚えているが…そんな事を言われても、私には今一つ意味が判らない(困惑)
ちなみに、私が速水の身体で気に入っているのは腕だ。
・ほぅ?
・体格という点では正直全てにおいて羨ましくある。だが、その中でと言われたら腕と答えるな。私もそれくらい逞しければ、捕り物の時に苦労しないだろう…と考えてしまう。
‐‐‐あー、判りますよチョウさん。俺も黒木見てると正直羨ましくなりますもん。
・おい。和んでいるところに水を注すようで悪いんだがな、一応質問の趣旨には沿っているようでもなんだか微妙に違わないか?
35 相手の色っぽい仕種ってどんなのですかね?
・いい質問だな須田。ゴシップ誌の記者にでもなるのか?
‐‐‐考えたのは俺じゃないですよ。
・まぁいい。ハンチョウの色っぽい仕草は色々あるんだが、聞き込みをして相手の言葉を反芻して考え込んでいるときの目が特にいいんだ。
・なんだそれは…。
・自然と憂いを帯びた伏し目がちになっている。
・……(呆気)何度も言うが、そんな事を思うのはお前だけだ。
‐‐‐そうかなぁ、速水さんが言ってること判る気がしますけど。
・本気でそう思っているなら、二人とも眼科に行ってきたらどうだ。私は…そうだな、酒を飲んでいる時の仕草あたりだろうか。
36 二人でいてドキっとするのはどんな時?
・ハンチョウが余所の刑事を(無自覚で)落とした時。手を出したら只じゃおかないと、どうやって判らせようか考えると楽しくてドキドキする。
‐‐‐速水さん、それ物凄く意味が違います。
・私はこいつが運転する車の助手席に乗っている時だ。いつ交通機動隊の任務を遂行するような場面に出くわすかと…。
・俺の腕を疑っているのか?
・そうじゃない。だが、お前の運転は生きた心地がしない。
‐‐‐チョウさんが帰ってきた時の顔色を見ると、どんなのか想像がつきますよねー。
37 相手に嘘をつけますか? 嘘はうまい?
・任せろ。
・こんなことを自慢してどうする(呆気)私は速水が相手だと、どうにも上手くいかない気がする。
・だがお前は、俺が本当につきたい嘘に限って見破るから恐れ入るな。
・刑事を舐めるな。
38 何をしている時が一番幸せ?
・バイクでも車でも、ハンチョウを乗せて走っている時だな。
・無事に事件解決で茶碗酒を飲んでいる時。
・……。
‐‐‐つ、次いきましょう!(速水さんの機嫌が一気に悪くなったなぁ)
39 ケンカをしたことがありますか?
・ツレないハンチョウのせいで、俺はいつも傷付いてばかりだ。
・私が悪いのか?!
‐‐‐これってもしかしなくても痴話喧嘩なんじゃ…?
・痴話…ッ!?
40 どんなケンカをするんですか?
・まあ、主にこんな感じの喧嘩が多い。
・そ、そうだな。
‐‐‐つまりは痴話喧嘩なんですね。
・そうとも言う。
・断じて違うッ!
41 どうやって仲直りするんですか?
・どんな仲直りだとさ。
・何故私に振るんだ。
・須田は直接ハンチョウの口から聞きたいだろうから、俺は気を利かせてやってるだけだぞ?
‐‐‐勘弁して下さいよ、俺のせいなんですか?
・全く…別に特別なことはない。私に非があるなら私から謝る、それだけだ。
‐‐‐そ、そうですよね!(良かった、チョウさんが天然で本当に良かった!)
・俺が答えりゃ良かったな…(大いに不満そう)
42 生まれ変わっても恋人になりたい?
・あるのかどうか判らん来世で望めるならな。
・よく判らない…。
・おい。
・だが、誰かを傷つけ失う代わりに速水を得られるというのでなければ、望みたいとは思う。
・……。
43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時ですか?
・常にだな。
・署内パトロールと称して刑事部屋に上がってくる時。
‐‐‐チョウさん、それじゃ常にってことになっちゃいますよ。
・あ(言われて気付く)
・ようし須田、いいフォローだ(にやり)
44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時ですか?
・ない。
・ないのか!?
・くだらないことでうだうだ悩んでいようが、頭に血が上って暴言を吐こうが、お前はいつもきちんと自分を省みて、そして俺を見ることをちゃんと知っているからな。
・………。
・お前だってそうだろう?俺は何があってもお前を支える自信があるし、それにお前を裏切ることは絶対しない。
・(暫く考え込んで)……確かに、そうかも知れない…。
‐‐‐(俺たち安積班の面子だって絶対チョウさんを裏切りませんよ!…って言いたいけど今口を挟んだら命の危険が…)
45 貴方の愛の表現方法はどんなものですか?
・ハンチョウにだったらどこまでも尽くしてやる。
・(困惑と歓喜の入り混じった微妙な表情で)……自分の無能さを思い知って嫌気がさすが、結局速水に頼ってしまうことだろうか。
・気にするな。ハンチョウに頼られて、これほど嬉しいことはないぞ。
・……そうか(安堵のため息)
46 もし死ぬなら相手より先がいいですか? 後がいいですか?
・随分と縁起でもない質問だな。
・全くだ。
・だが、あえてどちらかを選ばなきゃならんというなら後だ。
・何故だ。
・お前を悲しませるのが嫌だからに決まっている。大体先に逝っちまったらお前を慰めてやれんだろう。
・……速水……。
・俺以外のヤツがハンチョウを慰めるのかと思うと、はらわたが煮えくり返っておちおち死んでもいられん。
・……真に受けた私が馬鹿だった。
‐‐‐チョウさん、速水さんが言ってるのって冗談じゃなく本心ですよ。
47 二人の間に隠し事はありますか?
・別に意図して隠していることはないな。ハンチョウから聞かれたら大抵のことは答えるつもりだが、肝心なハンチョウが聞いてこない。
・よく言う。お前は自分の事となると常にのらりくらりとはぐらかすくせに。しかし私もこれといって隠していることはないな。
48 貴方のコンプレックスは何?
・そんなものあるわけがないだろう(胸を張って即答)
・気が小さい、常に周りの目が気になる、要領が悪い、部下たちをきちんと導いてやっているか自信がないと、考え出したらきりがない。
・ハンチョウ、それは全部杞憂だから安心しろ。
‐‐‐全くですよ(珍しく憤慨気味に速水に同意)
・だから、どうしてお前たちはそうやって私を過剰に評価するんだ。
49 二人の仲は周りの人に公認ですか? 極秘ですか?
・そんなもの決まっているだろう。
・ああ、勿論極…。
・隠す必要はないんだから公認だ。
・何だと!?(速水の首を締め上げる勢いで詰め寄り)
・おいおいハンチョウ、積極的なのは大歓迎だが落ち着けよ。
・落ち着いていられるか馬鹿者!お前は何をそんなに平然として…!!
・だから落ち着けって。俺は隠す必要はないと言っているが、言いふらしているとも言ってないぞ。
・だ、だが…!(狼狽)
・大丈夫だ。…少なくともお前が危惧しているようなことはうちの署ではありえない。
‐‐‐ええ、速水さんの言うとおりですチョウさん。現に俺だってこうして質問しちゃってるくらいなんですよ?
・それは…そ、それでも、公にするのは、駄目だ。
・ハンチョウがそういうなら、気をつけるさ。
‐‐‐(隠すもなにも、速水さんの態度を見てたら誰だって気付くと思うんだけどなあ…それに臨海署じゃとっくに公認なのにチョウさんは全然気付かないんだから、ある意味凄いよ)
50 二人の愛は永遠だと思いますか?
・少なくともハンチョウに対する俺の愛は永遠だな。
・………一度失敗した私だが、そう思うのは駄目だろうか。
・遠慮なく思ってくれ。
‐‐‐うんうん、速水さんの言うとおりですよ、チョウさん。
---二人をその場に残して須田退場---
…ああ、随分時間を取っちゃったな…これでやっと前半50問だっていうんだから、ホントに荷が重いったらありゃしない。(でも面白いことが聞けたし、大変だったけど役得でもあったかな)
さて、後半の質問は…………これ、俺が聞くの?速水さんはまだしも、チョウさんにこれを?勘弁してよ。
えーと、ちょーっとまだ質問する度胸がないっていうか、その…ねえ?
とりあえず今回はここで勘弁して。速水さんの暴走よりも、チョウさんが拗ねる方がダメージでかくてさ。そのうち、ね。