09/05〜06 速安編
おいハンチョウ、朝だぞ起きろ。
…起きるとうなってる割には起きられないじゃないか。相変わらず寝起きの悪いやつだな…眠気覚ましに朝の挨拶でもしてやろうか?
おっと、なんだ絶妙のタイミングで目を開くな。照れるだろ。
驚くって、驚いたのはこっちだ。お前が逃げるから折角の朝の挨拶ができないじゃないか。
別に俺はちゃんと起きてからでも別に構いはしないんだが…判った判った、そうむくれるなよハンチョウ。
お前が着替えてる間に朝飯の支度をしてやるから、ちゃんと食っていけ。
…なんで俺が起きると変な顔をするんだ?
お前が起きてるのに俺が起きないでどうする。飯の支度が出来ないだろう。
は?別にご飯はタイマーでもう炊けてるし、その他なんか別にたいした時間がかかるわけでなし…なんだどうした。なんで俺が起きると怒るんだ。
第二当番?それがどうした。
きちんと休め?大丈夫だ、お前が出勤したらちゃんとまた休むから気にするな。
自分の健康管理はしっかりしてるし、それに俺はお前をきちんと送り出さないことには却って気になるんだ。いい加減慣れろよ。
それでも駄目だって、お前は…。
デカだって身体は資本だ。大体昼にちゃんと食えるというわけでなし、下手すりゃお前ずっとまともに食べないだろう。いいから大人しく食っていけ。
俺のことと言う前に、お前は自分をもっと労ってやるべきだ。下手に俺に構われたくないなら尚更な。
俺は構いたいからお前を構う、それで何が悪い。お前もいい加減大人しく俺に構われろ。
さあハンチョウ、御託はいいからさっさと支度をしろ。それとも何か、朝の挨拶を本当にして欲しいのか?
足腰が立たなくなっても責任は取らない…冗談だよ、いくらなんでも仕事がある朝にそんなことするか。
…こういうお楽しみは後から取っておくほうが楽しめるだろう、なあハンチョウ?
相手を構い倒したいという点では日織と似ているものの、
ヘッドがヘタレでないという点では全く正反対だと思われます。
が、どっちも相手を構い倒せないと世を儚む物騒な思考持ち。
構い倒せないと寂しくて破壊活動に勤しむ可能性があるため、
周囲は安積係長のありがたさをよーくわかっています(たぶん)