04  じゃれあう二人(式神の城 日向×金)







事務所がヒマだと、ろくなことがない。
…それは、金が日向のところの居候となってから、日々痛感していること。






「…ッ、ん…」

「………」

「ふ…ぅ、っ…」

「………」

「ぁ…ん…ンぁ…っ」

「………」

「……ッもう!何しますカ全くッ!!」

「何って…キスしただけだろうが」

「だけって…そうではなく!いきなりこんな事、困りマスっ」

「何で困る?」

「…は?」

「言ったのはお前さんじゃないか」

「は…ぁ?」

「さっき『日向サンの犬歯、人間の時はどうなってマスか?』と言ったから、確かめさせてやったんだぞ」

「だ、だからって、何もあんな事する、必要は…」

「しっかり確かめられただろうが」

「は?」

「中に入れさせたその舌で、よーく俺の犬歯をなぞらせて確かめさせてやったし」

「……ッ!」

「それから、お前さんの舌を噛んで鋭さを教えたり…」

「ちょ、っと待…ッ」

「そんなに慌ててどうした。まさか気持がいいだけで、確かめ損ねたのか?」

「!!」

「なんだ図星か。仕方がないな…」

「いやもうアレで十分デスっ!
腰に腕回す止めて、ちょっと待ッ…ぎゃあドコ触ってますカわぁボタン外す止めて下サイーッ」

「せっかく二人きりなんだ。久々に思う存分じゃれ合おうじゃないか」

「じゃれるの意味違うーッ!」






困ったことに、ネコ探しの依頼さえ入らない日向探偵事務所では。
ヒマを持て余したオオカミさんが、何時までも居候だと言って聞かない自分の恋人に、オシオキも兼ねてもっと仲良くなるために精を出す。








日向玄乃丈および金大正の本日の予定。








【過剰なスキンシップ】








小噺ブログより移動、一部加筆修正しました。
会話形式にしておくと、移動できなかったので
ちょこっとですが加筆修正してみました。
…三十路と三十路手前の男二人がこんな
いちゃこらしてると嬉しいんだな、これが(笑)
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