2-1 プルークボーゲン三つのひねり

その2α 回旋動作の逆の動き

 スキーを回す動きあるいはズレ幅をコントロールする時の動きとして回旋動作を紹介してきましたが、最近のカービングタイプのスキーに対応して行くためにはこの動きと全く逆の操作が求められる場合も少なくありません。

 回旋動作では爪先側を回転の内側に、そして踵側を外側へと踝の下あたりを中心に捻る操作を行いましたが、この逆の操作ということは爪先側を回転の外側へ向けていくような感覚になります。つまりこれまでのノーマルスキーとは全く逆のスキーが曲がらないように力を働かせていってスキーの性能を引き出そうとする操作もあるということです。

 これはスキーのタイプによっても合うか合わないかがかなり違ってくるので、全てのカービングスキーにマッチする動きとは言い切れませんが、特にトップ幅が広いサイドカットのきつく(Rが小さい)、長さの比較的短いスキーには非常に有効な動きといえるはずです。代表的なものとしてはRが15mを切るようなエキストリームタイプのスキーがあげられます。

 しかし、現在のカービングタイプのスキーの場合たとえレースカーブであっても、切り換えから次のターン入り口付近でこの操作を行うことにより、より純度の高いカービングターンへと入っていくことができるはずです。
 これまでの足首を前に曲げるという曲げ一方の動きから、足首を少し伸ばして爪先側を回転外側に向かってひ練り込む動きは、感覚的には全く逆の操作をする為に、かなり戸惑う皆さんもあろうかと思います。できれば先入観を捨て、短めのカービングタイプを使用することによりその感覚はかなり明確に感じ取れることと思います。

 この感覚を掴む場合は、スケーティングステップや斜面の下に向かってスケーティングを行うことによってある程度つかめるはずです。曲げ一方の動きから伸ばす動きへ、曲がる動きから曲がらない動きへというように、これまでとは全く逆の操作が用具によっては非常にマッチするという、新しい感覚が必要な時代となって来ちゃったんじゃないかな?!