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ディスプレイ/スピーカー

 ディスプレイ

 ディスプレイ(モニタ)は、標準的な出力装置です。 パソコンを使用する上では、基本的には必須の周辺機器となります(サーバには不要)。 パソコンで使用するディスプレイには、規格や接続形式などいくつかの点で分類されます。 使用可能なディスプレイは、ビデオカードと関わりがあるので、購入する際には両者を合わせて考える必要があります。 パソコンで使用されるディスプレイは、ブラウン管(CRT :Cathode Ray Tube)と液晶(LCD:Liquid Cristal Display)に大別され、それぞれ特徴が異なります。

CRT ディスプレイ

CRT ディスプレイ

液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイ


ディスプレイの比較
- 重量 画面サイズ 視野角 消費電力 価格
CRT 重い ガラス表面の対角線の長さ 制限なし 大きい 安価
液晶 軽い 表示部分の対角線の長さ 制限あり 小さい 高価

 ディスプレイの性能は、以下の様な点で評価できます。

・ 画面サイズ
 ディスプレイの画面サイズは、インチという単位で表されます。 画面サイズは、対角線の長さが基準になりますが、CRT と液晶の場合で基準が異なります。 CRT の場合は、ガラス表面の対角線の長さが基準となり、液晶の場合は表示部分の対角線の長さが基準になります。 CRT のガラス表面は、淵に隠れている部分があるので、実際には液晶よりも表示面積が小さくなります。 従って、同じインチ数でも、CRT より液晶の方が表示画面面積が広くなります。 例えば、17インチのCRT ディスプレイは15インチの液晶ディスプレイとほぼ同じ表示面積になります。
・ 解像度
 ディスプレイに表示される画面は、一つ一つの画素が縦横に並んだものでり、縦横の画素数を「解像度」と呼びます。 1つの点を1画素(1ドット)とし、解像度は横の画素数×縦の画素数で表されます。 設定可能な解像度は、ディスプレイによって異なり、解像度が大きいほど、画面は精細になります。 解像度には、次のような呼称が設けられています。

解像度
呼称 解像度
VGA 640×480
SVGA 800×600
XGA 1024×768
SXGA 1280×1024
UXGA 1600×1200
QXGA 2048×1536

・ 視野角
 液晶ディスプレイは、少し横や上から見た場合では画面が暗くなったり、色が変に見える事があります。 これは、液晶ディスプレイの仕組みによって起こる現象ですが、この上下左右で何度くらいまで見やすいかを角度で表したものが視野角です。 視野角が広いほど横から見ても遜色なく画面を見ることができますが、インターネットカフェのような所では視野角の狭いディスプレイを使用している所もあります。 また、CRT ディスプレイの場合は見る角度によって画面の見え方が違う事はないので、視野角について考える必要はありません。
・ 表示色数
 表示色数は、画面上に同時に表示できる色数です。 1画素(ピクセル)について16ビットの色情報を持たせて最大65,536色を同時に表示する方式をハイカラー、24ビットまたは32ビットの色情報を持たせて最大16,777,216色を同時に表示する方式をフルカラーと呼びます。
・ 応答速度
 応答速度(あるいは応答時間)は、ディスプレイが信号を受信してから画面に出力するまでの速さです。 応答速度が遅いと残像現象が発生しやすくなり、特に動画の再生やゲームなどでは影響が生じやすくなります。
・ 接続形式
 ディスプレイの接続形式にはいくつか種類があり、ビデオカードに合わせる必要があります。 大きく分けると、アナログとデジタルに分類されますが、ディスプレイによっては両方のインターフェースに対応しているものもあります。

ディスプレイの接続形式
接続形式 特徴
ミニ D-sub 15 pin 現在標準的に使用されている接続形式
D-sub 15 pin PC-9801/Macintosh で使用されている接続形式
DVI-I デジタルとアナログの両方に対応
DVI-D デジタルのみ対応
DVI-A アナログのみ対応

ミニD-sub15 pin はアナログ信号を伝送するものであり、CRT ディスプレイを中心に使用されています。 液晶ディスプレイでもミニD-sub15 pin を使用している製品が多くありますが、液晶ディスプレイは本来デジタルで画面を表示するために、アナログ伝送では効率が悪くなります。 そこで、DVI(Digital Vidual Interface)と呼ばれる規格が登場しました。 DVI は、ビデオカードからディスプレイまでの画面情報をデジタルで伝送し、劣化を生じさせないようになっています。 液晶ディスプレイは、DVI インターフェース対応の製品が多く、このようなディスプレイを使用するにはビデオカードもDVI 対応のものを使用する必要があります。

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 スピーカー

 スピーカーは、サウンドを出力するためのものです。 マザーボードやサウンドカードとスピーカーを接続する事により、外部へ音を出す事ができます。 スピーカーは、それ単体で存在するものでも、ディスプレイ付属のものでも基本的な動作は同じです。 スピーカーが無い場合でも、サウンドカードや光学ドライブのサウンド端子にヘッドホン等を取り付ける事で音を取り出せます(ドライブのサウンド端子から音を出すにはサウンドカードやマザーボードとケーブルで接続する必要がある)。

スピーカー

スピーカー

 最近はスピーカー内蔵のディスプレイが多く、別途スピーカーを買わなくても音を出す事はできますが、より良い音質を求めるには外部のスピーカーを購入した方が良いです。 但し、スピーカーそのものを動作させるには電源が必要になります。


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