フクロウのプロフィール

 あまりにもどこの馬の骨かもわからないと、情報の信頼性があやしくなると思うので、私に関する情報を少しのせておきます。

 そもそも乳製品にはまりはじめたのは、大学での専攻がそれだったのと、元々ものを作ったり料理を作ったりするのが好きだったのが大きいのでしょうか。もちろん技術を教えて下さった方との出会いも大きなきっかけとも言えるでしょう。

 大学を普通に卒業して、就職するのですが乳製品とは全く関係のないことをしばらくはしていましたが時はバブルの真っ只中、例に漏れず転職し、中規模の神戸のお菓子やクリームなどを生産する会社に開発担当として就職します。

 給料はえらく下がりましたが新製品の開発はなかなか魅力的なものではありました。しかしどうしてもチーズを作りたいという気持ちと巨大な工場のパイプラインから産み出されてくる製品に違和感を感じ(自らの手で生産しているという実感が薄い)退職しました。

 その後、東北のある場所でチーズを製造していましたが、経営者との考え方の相違を埋められずというか、もうそれ以前の問題のような気がするのですが、退職します。(食品衛生法上というよりも極当然なことですが、大腸菌を含む製品は出荷できません。雪印のようにならなくてよかった。大きなメーカーほど大問題になりますが、中規模でも小規模でもテロみたいなものです。本当に恐ろしい。その法人はまだ営業しているようですが、何もないことを祈りたいものです。

 今は、生まれた土地や各地の酪農家で乳製品製造の指導にあたっています。

 頭での知識なしに、口に入れて素直に日本人が美味しいと感じられるチーズを目指したい思うのです。だから、私が紹介できるのは本場の味というよりは、日本人が食べて美味しいと思えるチーズです。例えば、ゴーダではなくてゴーダ風のチーズなのです。ですから難しいことは専門家におまかせして、家庭の中で利用できるものは利用して美味しいチーズを作ってみてはいかがでしょうか。もしかすると、工場でつくられているものよりも美味しいものができるかもしれません。大規模の生産になるとどうしてもコストなどに頭を悩ませることになりますが、家庭であればまず心配しなくてもよいでしょうし、一つ一つのチーズにかける手間はどうしても違ってきます。

 

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