040502.大島一声先生の著書、ことばのプレゼントより。

私の今、この現在は善かれ、悪しかれ、
長い巡り会いの歴史を経て、今ここにあります。
これを、世間や、他人や、あるいは運命のせいだとも言えず、
また自分のせいだとも言い切れない。
今、この大いなる現在は、もろ手を上げて、
謙虚にいただくほかにありません。
ナーム合唱




行っても、行っても、ここしかない。
待っても、待っても、今しかない。
今、ここを、手を合わせていただく。
道おのずと開く。
ナーム、合唱。



幸せは向こうからは来ない。待っていても来ない。
幸せは今与えられているものに感謝する時に満ち溢れてくださる。
とにかく無い物ねだりはやめよう。
今、与えられている物だけで感謝しきれないじゃないですか。
幸せはどこどこまでも、今ここをいただく心にあるのです。




人間裸になったら、そこは無限。いただいても、いただいても、
いただききれない恵みがそこにある。
ナーム合唱



うまい物も三日食べれば飽きてくる。
贅沢な住まいも慣れれば不足になる。
遊んで暮らせば退屈になる。
ここらあたりでちょうど善い。今をいただかなくっちゃー。
今、どうにもならない世界はいただいて行くほかにないでしょう。
あれも欲しい、これも欲しい、と、言うけれど、
ほんとうに欲しい物はほとんど与えられている。
ありがとう、ごめんなさい、その一言で救われる。
ナーム合唱



どうにもならない時があります。
じーっと待つしかない時があります。
おまかせするしかない時があります。
やがて開かれる時があります。
時は愛だからです。
ナーム合唱



人は皆、それぞれに、どうにもならない所を生きているのです。
一生懸命生きているのです。
もし許し合う事がなかったら、たちまち地獄になるでしょう。
責め合うより許し合ったほうが平和で、幸せなのです。
私が悪かったわ。いやー、僕も悪かったよ。
ナーム合唱



私の幸せ。
病床の私にも、お役に立つ事がありました。
それは周りの人々や、看護してくださる人に、
微笑んでこんにちわ、微笑んでご苦労様、微笑んでありがとう、
と、感謝のことばを送ることです。
こんな寝たきりの私にも喜んでいただける、
愛のプレゼントがあったのです。
うれしいことです。幸せなことです。




微笑んでおはよう、微笑んでご苦労さん、微笑んでありがとう。
微笑みは幸せの窓。
ナーム合唱



人は悩む。
借金で悩むひと、貸した金で悩む人、
金がたまらんと悩む人、
お金ではどうにもならんと悩む人、
どうなっても人は悩むもの。
今日これで不足ですか?
幸せとは申せませんが、おかげさまはいっぱいです。
ナーム合唱


人生はドラマのようなもの。
大臣の役、主婦の役、
貧乏の役、金持ちの役、
人はさまざまな配役を演じて生きる。
やがて、ドラマの幕が降りる。
楽屋に帰って、お茶を飲むときは、
王様もなければ、乞食もない。
成功もなければ失敗もない。
皆、平等の広い世界。
人はそれぞれの配役を演じて、
大いなる愛の世界にいきる。
ナーム合唱



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