自律神経失調症ってどんな病気?

これは病名ではなく、複雑な不定愁訴群をひとまとめにした言葉のようです。
自律神経は文字どおり、自分の意思に関係なく、働いている神経なんです。
交感神経と、副交感神経とがあって、互いに拮抗しあって、じょうずに調和を保っているんですね。
ところが、そのバランスが崩れて、調和がとれなくなることがあるわけです。
たとえば、台所で料理中に火が燃え上がったとしたら、どうなるでしょう?
わぁ、たいへんだぁ、火事になっちゃうよぉ、早く火を消さなくっちゃと、大騒ぎになりますよね。
その時は、血圧は上がるだろうし、心臓の鼓動は、ドキドキして速くなるだろうし、
汗もびっしょりかくだろうし、もう大変なことになるけど、この時、よく働く神経は交感神経なんですよ。
副交感神経よりも、交感神経の方がずーっと優位に立っているわけですね。
普通の場合だと、交感神経と、副交感神経とが、じょうずにバランスを取り合って、
健康を保ってくれています。このバランスが崩れたままであれば、自律神経失調症となるわけです。

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