シーサーって何?~What's the Shisa?~ 


土木屋シーサーで皆様にご利益があります様に…

 沖縄の屋根に陣取っている『狛犬?』『鬼瓦?』みたいな『イカツイ』お顔の獅子っぽいやつです。沖縄では獅子の事を『シーサー』と呼んでます。最近では、シーサーと言えば大抵の方がどのような物かは想像できると思います。

 シーサーは、もともと中国のから伝わり、(更にたどればエジプトのスフィンクスとか・・・?)権威の象徴だったものがやがて「風水」や風土、習慣等と結び付き、家の「守り神」「魔除け」「幸運招き」として使われるようになったと言われています。

初期の頃、沖縄では屋根瓦の上に置かれていました。これは、「災いは屋根からやって来る」「見通しの効く高い場所から見張りをする」と言う考えによるみたいです。現在では玄関や門柱などに置かれる事が多いようです。南の方角に向ければ火伏せとされ、北東の方角に向ければ水難除けとされています。

形や格好もさまざまです。(まぁ架空の動物ですものね)一匹で大きく雄々しく据えてあったり、前足を伸ばした犬のお座りみたいなポーズと前足は折り曲げ、後ろ足を伸ばしたポーズのペアで置かれていたりします。
対になっているシーサーはオスとメスとされています。諸説にありますが、シーサーは超越した存在でオスメスはない…と言う、伝えもあるようです。土木屋では、一応説明上、オスメスがあるとしまして…、口を大きく開いてるのがオス。閉じているのがメス。
オスは大きな口で幸せを呼び込み、その幸せをメスがぎゅっとつかんで逃さない様に口を閉じているのだそうです。何だかイカツイシーサーもこれを聞くと微笑まし感じられますよね。正面から見て右がオス、左がメスを置くそうです。左右逆に置くと運気が逃げると言われることも、風水によっては逆の方がいいとも言われてるみたいです。

最近では若手の作家さんによるユニークなシーサーも増えてきました。縁起物ではありますが、型にとらわれず、好きなシーサーを好きな場所に気に入った配置で置くのが一番、心和んでご利益がある様に土木屋店主は思っています。
あなた様にも心ほっこり、ご利益があります様に・・・。