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.................................... ジジの記録 ...ネコエイズ 猫エイズ、ねこエイズ

     


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ジジの記録......ジジは猫エイズにかかっています

このページでは今後ジジの経過を報告してゆきたいとおもっております。



 

病院あて、ジジあてのメール


調剤台の上でくつろぐジジ。オス、推定2〜3才。

.........................







..




        











1999.8.2

嘔吐、下痢が止まらないので安楽死をおねがいしたいねこがいる、との電話がありました。

はあ、はあ、とりあえず一度連れてきてみせてください、治療してなおるかもしれないじゃありませんか、.....................

ずいぶん短絡的な人たちだなあ、と思いつつ電話を置きました。

1時間ほどしてなまりのある老夫婦が1才ほどの黒猫をネットからだしました。

見ればやせてもいない活発そうな猫。

とにかく3〜4ケ月前からもどして、下痢をしてなかなかなおらず、へやの掃除もたいへんとのこと。

「ところで、どこかの病院で治療して、それでもなおらなかったのでしょうか?」

「いや、病院はここがはじめて」

マンソン裂頭条虫でもいるんかいな、それともIBD?

あるいは異物、若いのに腸管の腫瘍?

が、しかし飼い主は診断にも治療にもきわめて関心が薄い。とにかく安楽死が希望。

さて、このようなケースでは獣医師の数だけ対応の仕方があり、

というよりは獣医師は動物の病気の教科書を離れて世間の風に当てられてさまざまな気分を味わうはめになります。

正義派ぶって説教を始める、動物愛護の顔をして怒ってみせる、

なんらかのポリシーを念頭におき敢然と安楽死を断る、などなど。

普段の表情が消えてなにやら専門家ぶるということは要するに余裕を失っているということ。

まずは獣医師としてのプライドが傷つけられたのです。

自分が単なる道具のようにみなされている、診断し治療する能力がもとめられていない、などと感じられるからです。


 

なにも言わないジジ

1999.8.3 

 ともあれ名前のない黒い猫は「ジジ」と命名され当院の居候、ペットとなりました。

最初は入院ケージの中、新聞紙のかげに隠れて黄緑の眼をキョトキョトと動かしているだけでしたが,

なかなかひとなつっこくあまえんぼうな性格であることがわかりました。

血液検査はつぎのとうりでした。

WBC.15500

RBC.928×10000

HB.15.3

HCT.44.6%

MCV.48 MCH.16.5 MCHC.34.3
GPT.16

Creatinine1.2

FIV(+)

FeLV(-)


 飼い主の老夫婦は嘔吐、下痢が止まらないのでこれはなおらない病気と決めたのでしょうが、

血液中の抗体検出によってジジは猫エイズにかかっていることが判明したのでした。

はー.........!

しかしよく治らないとわかったものです。

偶然?いやいや獣医師は専門家の常でときにあまりに数字や画像に頭が占領されすぎて常識的な判断を見失うことも多いもの。

なおる病気かなおらぬ病気か、予後に関して一般の飼い主の方がドライに見極めをつけうるケースも多い。

1999.8.15

 ジジはときおり元気がなくなりたべものをもどし、あまったるいような臭いの下痢をする。

ステロイドを投与しソルラクトを皮下注射すると調子が戻るようだ。

1999.8.25

 やはりときどき甘ったるいようなにおいの下痢、嘔吐。おそらく慢性の腸炎がひそんでいる。

好酸球性かリンパ球性かなにか?

......バイオプシーしなきゃわからないがステロイドに反応するところをみると......?

1999.10.1

 ジジは病院の外に出ても少しあそんですぐ帰ってくる。

ニャーニャー鳴きながらドライフードをねだる。


この子のからだの中に不治の病気がひそんでいるようにはまったくみえない。

1999.12.2

4〜5日前から食欲がなくなり、涙目、鼻水がひどくなってきました。

鼻水にはうっすらと血が混ざり、あれほど食いしん坊だった子が、水も食べ物も一切口にしなくなってしまいました。

体重は、4.5kgから3.8kgまで減ってしまいました。

3日ほど前からアンピシリンを午前、午後と日に二回投与しています。

今日はソルラクトを点滴し、様子をみています。

猫伝染性鼻気管炎(FVR)にかかってしまったのか?

このウイルスはふつうは致死的ではないのだが抵抗力のないジジには非常に危険なものとなることが予想される。

 

 

点滴中のジジ

 1999.12.7

体重、3.46kg。

急激に減っている。

口内炎がひどく水を飲むことも、食べることもしません。

ラクトフェリ1包を1ccの水に溶かし、なめさせます。

これは口内炎の治療薬。刺激があるのかすこしいやがります。

それと、首輪にアロマテープをつけてあげる。

 1999.12.8

体重、3.48kg 

ソルラクト点滴。

インターキャット1mlをi.v。

めやにもひどく、ときどき激しくくしゃみをし、すこし血のまじった鼻汁をとばします。

1999.12.10〜12.20

水はのまず、食欲廃絶。

ヒルズのa/dを歯茎にぬってあげるとしょうがないからという感じでのみこみます。

ケージの外にだしてあげるとよろよろとふらつきながらストーブの前にいき、

そこがあきるといすのうえにのってうつらうつらします。

陽のあたる出窓もすきな場所のひとつ。

性格がいいだけにかわいそうで、病院にいる3人のスタッフもなかばあきらめながら日に数回の強制給餌。

ガラガラにやせて、なでると背骨がころころとさわれます。

今年いっぱいもつかどうか。

体重3.22kg → 2.88kg。

1999.12.24

 診察室のほうの流し台にレントゲンフィルムをあらいながすためのバットがおいてあり、

そこにたまった水をのみたがる。


WBC 10200
RBC 7710000
HB 13.9
HCT 44.7
GPT 10
Creatinine 0.8

1999.12.27

もう20日以上もほとんど食べていないのにいきている。

自分にからだのタンパク質、脂肪をエネルギー源にしている状態か?

ためしにサイレースという注射をしてみるがたべてくれない。


1999.12.29

体重、2.76kgまで減ってしまったジジ。

水はほんの少しずつ飲んでいましたが、自分から食べることはまったくできませんでした。

ペ-スト状の缶詰めを少々、強制的にたべさせるのがやっとでした。

ケ-ジの外にでたがって弱々しく鳴くものの元気はなく、疲れたようにしてじっとしています。



ところが、そんなジジが突然たべはじめたのです。

いったいどうしたことでしょう。

ドライフードにまたたびの粉をまぜてあげると夢中でたべはじめます。

奇跡がおきたのでしょうか..................。



突然たべはじめたジジ.....................。

2000.1.4

 5日間で体重が500gもふえました。

またたびなしでドライフードを食べることもあります。食べることを忘れていなかった.....。

2000.1.5

  体重3.56kg

2000.1.6

  体重3.70kg

2000.1.7

  よく食べる。体重3.64kg




くつろぐジジ

2000.1.14

  体重3.84kg

2000.1.20

  体重3.96kg。

この1ケ月のジジの症状は基礎疾患としてのネコエイズが呼吸器伝染病FVRを悪化させ、

極度の食欲不振を招き、

エイズ特有の口内炎をも引き起こしたものとかんがえられます。

2000.2.16

  ジジは元気です。体重4kg。

2000.3.10

  元気です。




出窓で外を眺めるジジ。外はまだ雪。


2000.3.11

...........

 院内で散歩。

エイズはだ液、血液を介して伝染します。

だから、食器はジジ専用。

ジジはひとなつっこく、犬、猫にもすぐ近寄って遊びたがりますが、

病院に住む他の猫とも一緒に遊べません。

ジジの部屋を含めて、入院用のケージは週に1度抗ウイルス作用のある消毒薬で完全に清掃します。

2000.4.7

 体重が3.8kg。200g減りました。

少し呼吸が早い感じがすることがあります。

食欲も少し減少。

入院の患者さんがふえると小さな携帯用ボックスにいれられ、面白くなさそうにします。

外は大分暖かくなりましたが、ジジは今年になって1回も外には出ていません。

呼吸器症状がかつて命とりになりそうだったので.........。


2000.4.10

朝、呼吸がかなり速く、X線検査をしました。

案の定、胸部を横からみた像に異変がありました。




猫の病気と予防(呼吸器系疾患) 「膿胸」....Pet Vet から引用

 

この病気は?


 胸腔(後ろは横隔膜で仕切られた心臓と肺が収まっている真空の部屋)に細菌性の感染がおき、膿が溜まる状態をいいます。原因菌は、血行性、リンパ行性に進入する場合と、肺胞が破れて進入する場合と外傷性に胸壁から進入する場合が考えられます。この病気も、胸腔内に液体が溜まる為に、呼吸困難を起こします。しかも、化膿が続く限り膿は溜まる一方です。
 犬よりも猫に多発します。元気食欲がなくなり、呼吸がおかしいという理由で来院するケースが多いです。診察台に乗せられた猫は、動くことができないのか、じっとしている場合が多いです。

 現在の検査方法は?
 一般身体検査と血液検査とレントゲン検査が行われます。しかし、胸に溜まった液体の種類を調べる為に、胸腔穿刺を行います。大変悪臭を放つ膿が採取されれば、この病気は確実です。

 現在の治療方法は?
 安静にして、酸素吸入を始めます。状態の安定を待ち、通常は胸腔に溜まった膿を取り出し、胸腔を洗浄します。数日間、そのようなことをします。もちろん抗生物質は不可欠です。その他、対症療法を行います。

 治る可能性は?
 治療がうまく運び、併発症がでてこなければ、よく治ると思います。
 完治率75%以上。

 予防方法は?

 ありません。




 胸から排出された膿。

血と膿が混ざり、液状になっている。

180ml。麻酔なしで排出しました。

意識がもうろうとしているのでしょう、ジジはなんの抵抗もしませんでした。

Pet Vet の解説には完治率75%以上とありますが、わたしの感触では、治癒率は10〜20%がいいところです。

他に白血病、栄養不良その他の因子が存在することが多く、

うまく回復することはまれです。

臨床家ならそのことをよく知っています。




 左の胸の毛を刈り、膿をぬきおえたところです。

BECTON DICKINSON の16ゲージインサイト針つきカテーテル、JMS三方活栓、30mlテルモディスポを使います。

膿を抜くと呼吸状態が改善されて楽になりました。

あたためた生理食塩水で洗浄。




 いつもの部屋にもどし、ねかせました。

pm4時。

この写真がジジの最後の写真になってしまいました。

その日の夜、10時に痙攣した柴犬の急患がありました。

点滴をつけたり、飼い主の方にいろいろ説明をする合間をみて何度かジジをのぞきに行きましたが、

もうその時点でジジのまなざしは現実への注意感覚を失っていました。

最後は「クウ....」と言って、それが最後。

ああ、よくがんばった、そう声をかけてあげました。





ジジがよく遊んだねこじゃらし、部屋の名札をおかんに..........。

一番ジジをかわいがり、

いつもたべきれないほどのキャットフードをジジにあげ、

ひまさえあればジジの毛をすいてあげていた当院の従業員KAKOさんに、

ここにジジのことを書き込むように言いました。が、.......、

彼女はこのホームページを最初から眺めるばかり。小さくためいきを
........













 

   

 ☆☆☆☆☆ ジジがうけとったメッセージ ☆☆☆Plus その他 質問

2000.3.9 MIKIさんから

こんにちは。はじめまして。

偶然、貴院のHPに辿り着きました。
うちの猫も、食事を全く取らないまま5日になります。
怖がりさんなので、朝、病院につれていき、点滴をしてもらい、夜には自宅に連
れ帰っています。
血糖値が高くて、血糖降下剤を飲ませてたら、ふらふらになり、すぐ病院に連れ
ていって手当てしてもらい、少し良くなったので家に戻ったら、突然ケイレンを
起こしました。それ以来、まったくご飯をたべません。マタタビをまぜてみたり
いろいろやってるんですが‥‥。14才の高齢ということもあって、
ちょっと心配です。
でも、ジジちゃんのことを読んで、ちょっと心強くなりました。
ジジちゃん、がんばってね。

2000.2.29 youkoさんから

 はじめまして。ホームページを拝見致しました。

 ジジの記録をみて元気になってもらいたくてメールを書いています。
実は私にも、じじという黒猫がいるからです。
同じ名前の黒ねこちゃんなので、自分の猫がエイズにかかっているようで心が痛いで
す。
 私は、きき(白猫)とじじ(黒猫)とはっぴ(黒猫)という猫を飼っています。き
きは、迷子猫になってしまって(現在捜索中)それから、はっぴを飼いました。
 はっぴは、伝染病かもと病院にいわれたことがあります。病状が出れば、1週間の
命かもを言われた事があるので、ジジちゃんのことは、やっぱりひとごとでは、あり
ません。家のはっぴは、伝染病ではなかったようです。私を困らせるほど元気です。
 文がまとまってない変なメールになってしまいました。すみません。

ジジちゃんの様子をホームページで見させてもらいます。

ジジちゃんがんばれ!!
                                      
           ききとじじとはっぴの母   youkoより

お気に入りの椅子....


 件名 : 柴犬の発作の件でご相談

 初めてメール差し上げます。当方2歳4ヵ月の
柴犬(♀:黒)を飼っていますが、最近、激しい
運動等した際、突然倒れ、四肢をぐっと伸ばし、
エビぞった体勢でグーッと声を出し、全く動けない
状態となり、失禁することもあります。
時間的にはほんの1〜2分ですが、かなり苦し
そうで、もうだめかと思える程です。

毎年、予防注射・フィラリアの薬等やらなければ
ならないことはすべて実施しています。

今日は、かかりつけの獣医さんが休みなのですが
以前、テンカンではないかと言っていましたが、
このように激しいものなのでしょうか。
また、テンカン以外の持病なのでしょうか。

日本犬保存会の東北連合展覧会に素人参加で
13位で取った犬でもあり、子どもも取りたいと思
っていますが、この状況では無理でしょうか。

ご教授頂ければ幸いです。

> てんかんだと思います。てんかんが遺伝する病気かは今のところわかっていません。
> しかし、交配するうえでは、問題ないとおもいます。太白区の小野動物病院の先生は、
> 知識が豊富なので相談にのってくれるとおもいます。運動後に倒れる場合は、てんか
> んのほかに心臓疾患も考えにいれた方がいいとおもいます。てんかんの場合は定期的
> に月1〜2回ほどおこりますが毎日の飲み薬である程度予防できるでしょう。簡単で
> すが以上です。1999.11.19 12.10PM
> --
> やなぎはら動物病院

仙台市 A.Iさんから



件名 : 末期症状のジステンパーの事でお聞きしたくて

始めまして
広島の生後4ヶ月のMダックスを飼っている A.Iと申します。
病気の事でお聞きしたい事がありまして遅らせて頂きました。
お返事宜しくお願い致します。

ジステンパーの症状は全部出ました、咳ぐらいです、出てないのは。
ペットショップで買って4日後に出ました。
全身チックは以前からなのですが、今度は左足が麻痺して朝起きるのがなかなか起きれなく
この症状は3週間前ぐらいからで、口は開けにくくほとんど吠えない、舌は巻き舌になって、手で
口の中に入れてやると収まり、口に舌が入ったとしても口の中で舌が90度にねじれてて口の横から
出ていたりもします、寝ているときもほとんど出ている状態で、夜中に唸ったりたり夢を見ているのなら
良いのですが?それと手足をばたつけたりします。
餌も食べたいと意思表示はします、だから野菜とか色々な物を混ぜたりしてお皿に乗せて食べますが
舌が上手く使えないのでスプーンで舌に運んでやって食べさせてます、最初の少しは立って食べますが
左足が麻痺して直ぐ横に寝た状態で食べるので時間もかかりますが、あとはAD缶とニュウトリカルとスープ
を注射器でやっています、あと水分としてポカリとか混ぜてやっています、1日180g前後多い時で200g
食べてます。以前1.7kgが2.2kgにはなりました。少しずつは成長していますが、まだ健康な犬に比べると
小さいのでしょうけど?
6月3日生まれでもう5ヶ月になります、ジステンパーとしんだんされたのは、4ヶ月と少しです、何とか
脳障害以外は部分部分は克服されたと思います、ワクチンを1回初めて打ってもらいました。
調子の良い時は庭を走ったりはします、ころげながらでもゆっくりと、
水分を自分から全然飲まないのですが、一日の水分の量はどのくらいですか?

今後この子がどうなって行く者か?神経の方は進むばっかりなのか?
この子の命はどのくらいなのか?今後どうしたら良いものか?
このまま生かせて置いていいものなのか?凄く悩んでいます。
上記の事が何処まで進むのか?これで良いものか?
お手数おかけしますが良いアドバイスがありましたら宜しくお願い致します。

はじめまして。子犬のジステンパーは獣医さん泣かせの病気です。初期の症状は千差万別といってもいいほどに多様な症状が出ます。私も3ケ月令のキャバリア、3ケ月令のミニダックスのジステンパーをここ数カ月のうちに診察した経験があります。キャバリアは最初、食欲不振、下痢、から始まり、時々低血糖で倒れたり、もどしたり、......ジステンパーと診断できたのは10日目。残念ながら亡くなりました。ミニダックスのほうは右前足の局所的な痙攣........チックだけがあり、その他の全身症状はまったくありませんでした。チックは最初はそのために熟睡できないほどひどかったのですが、成長とともにめだたなくなりつつあります。おそらくなおるでしょう。
 ところで、平崎さんちの子の場合、かかりつけの獣医さんの診断は正しいとおもいます。おそらくいろいろなお話はすでにしつくしているものと解します。たとえば、入手したペットショップもしくはブリーダーさんに返すという選択。治療、その他の精神的負担を考えるとまず、一旦連絡し、対応をみることが必要です。兄弟がいれば同じ症状がでてないか?あるいは、ペットショップ内で他の子犬は大丈夫だったのか.........?
 おそらく、平崎さんはすべてを自分の責任のもとに受け入れられたのでしょう。ジステンパーの子犬を看病するのは大変苦しいことです。獣医師の立場としては飼い主さんにまず治療に関わる苦労と負担を説明した上でもし治療するならば勇気づけこまかなアドバイスをする、投薬を指示する.......くらいしかできないでしょう。真面目で責任感のつよい飼い主のかたはそれこそ寝ずの看病をするでしょうが、ジステンパーというやっかいな伝染病は無慈悲です。獣医師が自分の限界と無力を痛感する病気です。
 1日の必要水分の量は体重の1/20、2kgなら100ccくらい。子犬のばあいさらにもうすこしおおくてもかまわないでしょう。1日200gたべていればそのなかにある水分は120〜150gでしょうからほぼ充分でしょう。おしっこがいっぱいでるくらい、1日に3〜4回するくらいがいいかとおもいます。
 今後、急に全身状態が悪化することも考えられますが、もしときどき歩けるのなら若干の神経症状をのこして成長することだってかんがえられます。しかし、こんなことは遠方の獣医師だからいえることで、かかりつけの獣医さんはもっとあいまいにいうでしょう。それはしょうがないこと、新興宗教の予言者のようにはっきりと断言するほうこそおかしいのだと思います。治療は今後も紆余曲折し、飼い主さんも苦しい思いをするでしょうが、......。
 ここまできたら、運を天にまかせてできるだけのことをしてあげたらどうでしょうか?うちのホームページにある「海ちゃん」はとうとう走れるようにまで回復しました。両後ろ足がすっかり麻痺した時点での飼い主さんの気分はもうたいへんなものでしたが、飼い主さんは覚悟して取り組んだのでした。治療開始の時点ではほとんど希望がなかったから。ジステンパーはさらに困難な病気でしょうが、飼い主さんが覚悟して取り組めば、かりに最後にどうしようもなくなって安楽死を選択することになろうとも(こんな言葉を使ってすいません)ミニダックスちゃんはすべてをわかってくれるでしょう。
 どうも、脈絡のないない様ですいません。
             1999.11.23  am6:50




ジジちゃん、こんにちは。
MIKIおかあさんちのタラコといいます。
お元気だときいて、とてもうれしいです。
わたしもおかあさんから、無理やりごはんを食べさせられて、
それからちょっぴりだけど、自分でも食べられるようになりました。
おかあさんったら、何グラム食べたか計ってるんだよ。

おりこうさんにしてればきっと元気に過ごせるよ。
まだまだ寒いけど、ジジちゃん、一緒にがんばろうね。

タラコより。

> おたよりどうもありがとうございます。ジジは院内を元気に走り回っていますが、
>ときどき下痢をします。食欲旺盛です。週に1〜2度、もどしますが注射するとおさ
>まります。
>ケージに入ってるのがあまり好きではなく、ケージからだしてあげると院内を走りま
>わり、少しするとお気に入りの椅子に座って居眠りしています。院内の他の猫と遊び
>たがりますがエイズがうつるのでいっしょにはできません。
>
>MIKI様の猫ちゃんが元気になってくれればいいですね。
>
>   2000.3.10 スタッフ 一同
>
     
やなぎはら動物病院 御中

リ−の件、お返事ありがとうございました。
ジジちゃんはお元気でしょうか?
返事の方、遅くなってすみません。
私は東京にいて実家は愛媛なので、状況は良くわからないのですが、
薬があっているのか、目ヤニ、鼻水も止まり、食欲もでたようです。
ただ、歯もボロボロで、やわらかいものしか食べないみたいです。
また、好き嫌いが激しいのが難点です。病院で扱っているダイエット
缶詰(ヒルズのa/d缶かどうかわかりませんが…)は、嫌いらしく
食べないみたいです。
薬の種類はよくわからないとのことで、グレーと白のカプセルだそうです。

実家には、リ−の他にもう1匹ネコがいますが、感染しないか心配です。
そちらのジジちゃんと同じ黒猫で、クロ(牝・1歳はたっていないくらい)
といいます。
とりあえず、予防接種と避妊手術はしています。
現在は感染してないそうです。
気をつけることとか、ありますでしょうか?

いつも質問ばかりですみません。

                            masunより


 メールを送っていただく際はhttp://www.echna.ne.jp/~vetanna/の一番下メールでのおといあわせにはその日のうちに! をクリックしてくれれば自動的にメールソフトがたちあがります。ホームページに書いた「ジジの記録猫エイズ」は現在進行中のことで、まだかきこんではいませんがジジはいまかなりやせて調子をおとしています。昨日ほぼ1週間ぶりに自分から食べましたが以前に比べると食事の量は減っています。今後太るということは..........?多分ないでしょう。佐々木さんの猫ちゃんは発症していませんが発症すると、数々の慢性の病気(口内炎、鼻炎、皮膚炎、腸炎など)みられるようになり、また、感染症がなおりにくくなり、急激にやせてきます。佐々木さんちの子は余命があと1年あればいいほうでしょう。猫エイズは人には感染しないことを家族の人たちに理解してもらい、残り少ない日々を共に生活してみてはいかがでしょうか

こんにちは。浮田はちです。
先生、今年も何かとお世話になると思いますが、宜しくお願します。
最近のはちはストレスが溜まっているらしく、ひどくいたずらをします。
が、体のほうはいたって健康でうんちも正常(うんちと一緒に紙もでてきますが…)、食欲もあります。 でもちょっと体重が減ったような…。

さて、本題です。 今週の日曜日と月曜日の2泊 はちをお願したいのですが、よろしいでしょうか?
お返事お待ちしております。 預ける場合に必要なものがあれば教えて
ください。 宜しくお願いします。

 ハチちゃんお久しぶりです。お元気そうでなによりです。今年もよろしくお願いします。
ペットホテル1/16〜1/18までですね。お待ちしています。持ち物の件ですが、病院の方に犬缶とドライフードがありますが、ハチちゃんがいつも食べているものをお持ちになってもOKです。
1/16は、朝8時頃から開いています。

おひさしぶりです。
以前リンクのことでメールをいただいた yumi です。(^^)
遅くなりましたが リンクさせていただきますのでこれからもよろしくお願いします。

例の猫ちゃん、その後いかがですか?

ゴルフ、、、もう少し上手になったらいつかご一緒させてくださいね、
私去年の最後のコンペでやっと100切ることができてホッとしています(^^)

では、また

                              ユミ

ぽんたくんは昨晩天国へいってしまいました今日火葬に行こうとおもっています お世話になりました ありがとうございました 佐藤清美〓

大変お世話になりました。

昨日退院させていただいた茶色い猫”デブチャ”を連れて行いた者です。
退院した夜は、何度かオシッコに行きましたが、量こそ少なかったものの、ずっとしゃがんだままという状態はなく、食欲も旺盛で少しずつよくなってきていると思っていたのですが、次の日に飼い主さんが連れて行った後に症状が再発し、食欲もなくなったため、近くのたいら動物病院へ連れて行ったそうです。
診察の結果はやはり同じで、2〜3日入院生活になるようです。

昨日の夜の幸せそうな顔を思い出すとちょっと辛いですが、とにかく早くよくなることを願うだけです。

重ねましてお世話いただいたお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

柳原動物病院様

はじめまして、私は三重県に住む**と申します。
実は相談というか教えていただきたいことがあるのですが、下半身麻痺の生後1カ月
の子猫を育てることになりました。大変なのは判っているのですが、子猫ががんばれ
るだけ世話をしようと思っています。
それで麻痺のため、排便排尿がコントロールできないため、おむつをはかせようと思
います。そのおむつの生地など作り方にアドバイスがあれば教えていただきたいので
す。
お忙しい時期だとはわかっておりますが返事がくることをお待ちしています。
それでは用件のみですが失礼いたします。
乱文お許しください。

  インターネトのすばらしさを実感しています。
 今夜はやれるだけの事してみます。始めて鳩の雛を見たのと
 犬や猫とはまったく違うので、かなり戸惑ってしまいました。

  鳩が私に対して、いかくして来たと思ったの間違いみたいで
 お腹が好いて、そ嚢を膨らましていたんですね!

  がんばって食べさせてみます。
 ありがとうございました。     

 ピーちゃんは4才になります。問題はその匂いが単なる皮膚表面からの体臭なのか、あるいは口、肛門、陰部からの匂いなのかということです。たしか避妊手術とかはしていないので子宮があるわけで、まず、生理中ではないのか?陰部から血とか膿のようなものが出ていないかチェックしてください。つぎは口の中。奥歯の外側に歯石がついて口の中に炎症がないか?皮膚のお腹の見えずらいところで赤い皮膚炎がないか?以上の症状があればたいていは食欲低下などの症状も出そうですけどね。
 そして最後に可能性として残るのが「皮膚表面からの体臭」ということになるかと思います。毛と皮膚が油っぽくべたべたした感じがあれば脂漏性の皮膚炎でこれにはセボダームという薬用のシャンプーがよく効きます。たしか2000円くらいだったか、うちにおいてます。けっこうよく出ます。また耳のなかはどうでしょうか。
 以上のことをどうかお調べください。
           1999.9.28   PM8:00

こんにちは。
父が血液の病気なので、何か治療に関する情報はないかと探していて偶然こちらの
ホームページにたどりつきました。
実は、2年前にうちの猫をエイズでなくしているので、読んでいて日に日に衰えていく
様子を思い出し泣いてしまいました。だけど、ジジはあれだけ衰弱していながら回復
したなんて、すごいですね。何が効いたのでしょうか?うちの猫もいろいろと薬や注射
など治療をうけていたのに結局は治してあげられず、やせ衰えて死なせてしまった事
を今でも悔やんでいます。もっといい治療法があったのではないか?と・・・。
現在あと2匹猫がいます。病院で検査したところ1匹はエイズに感染していました。おそ
らく、もう1匹もそうだと思います。今のところは、元気ですがいずれはまたあの時のよう
な思いをすると思うと、どうしたらいいのか途方にくれてしまいます。
何か有効な治療方法等がありましたら、ぜひおしえてください。
そして、ジジが一日でも長く元気でいられますようにお祈りしています。

皆様、はじめまして〜!

にゃんにゃん☆ぱらだいすのichikoと申します。
http://i-world.pobox.ne.jp/nyan/
我が家の女王様猫(?)マロン中心にいろいろ作ってますので、
ぜひ遊びに来てくださいね♪
画像掲示板に猫ちゃんの写真を送ってくれると嬉しいです(^O^)
まだ数は少ないですが、ホームページ用の素材もあります。

マロンは猫白血病に感染している(T_T)のですが、
とっても元気です。
しかも猫ちゃんを飼うのは初めてなのでいろいろ相談
してしまうと思いますが(^_^;)
よろしくお願いします〜!!

***************************************************
ichiko


HOMEPAGE: http://i-world.pobox.ne.jp/nyan/
にゃんにゃん☆ぱらだいす
***************************************************

やなぎはら動物病院のみなさま、こんにちは。
東京に住む赤穂と申します。
その後、ジジちゃんの様子はいかがですか?

タラコという14才になる猫(メス・長毛種)と暮らしてます。
多飲多尿で病院に連れていきました。
2月29日に検査をし、血糖値が高いので糖尿病または膵炎の疑いがあるという
ことで、5日後に再度検査をすることになりました。
食欲は普段どおりで、w/d, r/dの処方食も残さず食べ、
29日と3月1日の朝は血糖降下剤(DYL)を半分、それ以降は1錠ずつ、
朝晩の食事と一緒に与えていました。
薬を与えはじめて2日目くらいから、ちょっと無気力になったような気がしたので、
半分にしたほうがいいのかなあと思っていました。
1週間後に再度検査をし、血糖値は少し下がっていました。
当初はインスリン依存型かどうかを調べるということでしたが、
処方食と薬でしばらく様子を見ることになり、帰宅後に与えたところ、
3時間後くらいにフラフラし始め、もどしたので、低血糖を起こしたのだと思い、
病院に連れていき、処置してもらいました。ちょっと元気になったように
みえたので帰宅しましたが、1時間後に痙攣を起こしたのでまた病院に連れていき
入院することになりました。でも、先生たちがケージに手を入れようものなら、
大暴れするので翌日帰宅し、それから5日間は半日入院で点滴をしていました。
5日目くらいから食欲が出始めましたが、また食べられなくなってしまい、
きのうから半日入院で、点滴を再開しました。
DYLは飲ませていませんが、核酸とファイバーを飲ませています。
今は子猫用の離乳食をほんの少し舐めるだけです。

カリカリに痩せてしまい、でもゴロゴロと寄ってきれくれます。
無気力になったと感じた時に、DYLを止めていればこんなことには
ならなかったのではと後悔しています。
糖尿が影響しての食欲不振で、いずれ出現する症状だったのでしょうか。
時間が許す限り、お腹をマッサージしたりしています。
マッサージは大好きで、やめるともっとと催促します。
食事もにおいを嗅いで興味は示しますが、だめなようです。
強制給餌は嫌がるのであまりしていませんが、心を鬼にしてするべきでしょうか。
一応吐き出さずに飲み込んでくれてはいます。
まだ私を信頼してくれてますが、嫌がることを強制して不信感を持たせるのも、
かわいそうな気がして、迷っています。
もちろん、元気になって欲しいけれど、もしダメなのならできるだけ幸せな気分で
過ごさせてあげたいと思うのは、私の勝手な思い込みかもしれませんが‥‥。
私が飼い主としてできる最良のことは、何でしょう。
もう心の問題になってしまったようで申し訳ありません。

ご多忙のところ、このようなメールを差し上げて常識のないやつと
お思いでしょうが、なにかアドバイスをしていただけるなら、
よろしくお願いします。

最後になりましたが、ジジちゃんややなぎはら動物病院の患者さんたちの
ご健康をお祈りしています。

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初めまして! ねこにゃンリングのメールを見て、
ジジちゃんのところへ遊びに来ました。きのこと申します。

ジジちゃん、頑張っていますね。一度、食欲をなくして
20日も食べなかったというのに復活して...きっとジジ
ちゃんの『生きよう』って気持ちと、周囲のみなさんの
『生きて欲しい』って気持ちが通じたんじゃないかと思
います。動物とヒトは言葉は通じないけれど、お互いを
思いやる気持ちを持っていれば、心は通じているように
感じることがあります。ジジちゃんと病院のみなさんも
きっと心が通じ合っているんですね、だからジジちゃん
も頑張って生きているんだと感じました。

これからも、ジジちゃんとそして病院にくるペットたち
のこと、色々教えて下さい。忙しい中大変だとは思いま
すけれど、動物たちと二人三脚で頑張ってください!