最近起こったできごと

症例 1

FUSさらにインダンジオン中毒

5才のオス猫のサクゾウちゃんがおしっこがでないとのことで来院。カテーテル、超音波チップで型どうり導尿。血液検査の結果クレアチニン(腎機能検査)が8.6と高値なので、点滴をしました。1週間入院し尿もだいぶスムーズにでるようになったのですが、まだ完全ではありません。栓子がはっきりしたスツルバイト結晶の場合はスッキリなおる事がおおいのですが変性した粘膜細胞や蛋白成分が閉塞の原因の場合再度、再々度閉塞をくり返すことが多いようです。 退院後2〜3日元気に出歩いていたがふたたび血尿し元気も食欲もないとのこと。よだれもある。白血球数1050、ヘマトクリット10.1% ......さらに血便。伝染病?いやいや、ちょうどいまの時期(4/14)いなかでは田んぼや畑の回りに殺鼠剤をまくのです。その粒剤を摂取して弱ったネズミをサクゾウは食べてしまったのでしょう。ワルファリン(インダンジオン)中毒。ビタミンk1の注射。さらに輸血。点滴。この時点で尿は真っ赤でしたがスムーズにでていました。 さらに2度ほど輸血。食欲はありません。血便は3日間ほどでおさまりました。どうにかささ身、かまぼこをたべるようになって日曜日に退院、一週間外出禁止。4日後爪のねもとの化膿で来院したがヘマトクリット29.9%と順調な回復がみられました。


症例 2

FVRさらにPyothorax.....膿胸

 

 1才のおす猫MoMoちゃん。99.3.24にめやに、くしゃみの症状で来院しました。体温40.0℃食欲ありとのこと。猫ウイルス性鼻気管炎!その後半月にわたりちょくちょく来院しビクタス注、インターフェロン、座薬などで回復。ところが99.4.20に動けなくなったとのことで再来院。呼吸が早く危険な状態。X-rayで膿胸と判明。

 

 

 

 16Gのカテを用い強腔から約100Nの滲出液を排出。麻酔さえ必要ないほどに虚脱状態。入院。4/21.4/22.4/23.と元気がない状態。a/dの強制給餌。