2005/12/11

> (芝辻)なるほど、、でもサンプリングしちゃえば生楽器も扱えますよね?

(Hide)別途サンプラーを買うってことですか?
それともサンプラー機能付きのオールインワン型シンセを買うんですか?
生楽器のサンプリングCDを使うならやはりサンプラーを買うのがオススメですよ。
特に、今はハードではなくソフトサンプラーがかなり普及しています。


> かこいい、、学歴のために受験する人がほとんどだと思ってました、、


まさか!!
そんな人見たことありません。
まあ、全くいないと断定はできませんが、少なくとも僕の周りにはいません。
僕が言うと嫌味っぽくなってしまいますが、
学歴のため(=企業への就職に有利)、なんていう短絡的な理由で入れるような学校ではないです。


> ちょっとまった!それはケースバイケースで、自己満足のためだけに
> 作曲してる人もいるし、それはそれで音楽のかたちとしてあるんじゃないですか?
> 例えば僕のように、、(笑)


音楽はそれが芸術と言えるかどうかに関わらず存在します。
我々が音を知覚する限り、音楽はそこに存在します。

僕が言ったのは作曲家のことです。作曲者(または作曲人とでも呼びましょうか。)ではありません。
わざわざそれを生業とするということは、決して自己満足ではないはずです。

また、作曲家でなくとも自己満足であることは少ないと思います。
例えば、カズさんの場合も自己満足ではありません。
僕も含めて他人がカズさんの創り出した音を聴いて、何かしら心に感じたものがあるはずだからです。


つまり、WWWという世界的に開かれた空間内に、カズさんが「音」を媒体とした自己表現を行っている時点でそれは自己満足にはなりえません。

無論、他人に自分の表現を聴いてもらってそれによる満足を自分が得る、というのは自己満足にはあたりません。


> うーん、、僕は心地よさを音楽から抜き取ってしまえば何も残らないと思ってしまうんですが、、
> ロックも心地いいですし、クラシックも心地いいですよね、、う?
> ノイズ音響系のテクノも心地いいと思う人がいるわけやし、、

では、聴くことでストレスを覚える楽曲は音楽には成り得ないということですか?
当然そんなことはないはずです。
ストレスを感じさせるために作られる楽曲が音楽でないなんてことを言ったら、作曲者に怒られてしまいます。

そもそも僕が言ったのは、音楽であるか否かは前提としてそれが魅力的であるかどうか、という話です。

心地よい楽曲もそうでない楽曲も音楽であるのは間違いないですが、では心地よくない楽曲は魅力的では有り得ないのか、という話です。

僕の見解は前に書いた通り、心地よい楽曲だけが魅力的というわけではない、というものです。
このことには自明として同意していただけると思っていたのですが・・・。
それ以前の所で引っかかってしまいましたね。


> 僕は芸術至上主義です。

どうやらカズさんは「芸術」という言葉を非常に狭義なものとして捉えているように思われます。
カズさんの言う「芸術」とはどういうものか教えて頂けますか?


> 例えばですね、声優が歌ってるアニソンを、アーティスティックだと表現しますか?

一応確認しておきますが、
一般に、アニソンというのはTVアニメやアニメーション映画の主題歌や挿入歌のことです。
BGMにはアニソンという略称を使用しません。


で、その歌ですが、歌手が声優であることはしばしばあります。
しかし、歌手が声優であろうがそうでなかろうが楽曲自体に影響はありません。

上記の言葉を見る限り、カズさんは声優という職業の人が歌っているというだけで音楽全体を蔑んでいるように思われます。
それは音楽そのものを評価していないということになりませんか?

例えば、中学生が第九を演奏していたら、第九はアーティスティックではなくなる、なんてことはないでしょう。
また、中学生というだけでその演奏がアーティスティックであるはずがない、などと決められないでしょう。
さらに、その演奏が到底上手いと褒められるようなものでなくても、演奏者の一生懸命さが伝わってきてそれに感動させられることがあるかもしれません。

その場合、楽曲は名曲であるが、演奏は聴いていて心地よい、というものではない。
しかし、結果的に聴いた人はその演奏に感動したわけです。
曲が良いからでも演奏が上手いからでもありません。

僕はそれも芸術だと思います。


> 僕は中学のころはおかしな友人の影響でビートルズしか聴きませんでした。

どういう風に「おかしな友人」だったのでしょう?
ビートルズの狂信的なファンだから「おかしな友人」というわけではないでしょう?


> 高校ではピアノならってて作曲勉強してたせいもあって、
> クラシック、とくにフランス近代もの漬けで、、
> いわゆる俗なものは価値がないとさえ思ってました(恥)
> そんなわけで、、
> hideさんと似てますね。

中学・高校の頃って、何か一つのものに狂信的になることありますよね〜(笑)



議論なので、どうしても揚げ足取りのように思われることもあるかもしれませんね。
でも疑問点を一つずつ解き明かしていくのは重要なことです。

とりあえず、「東京大学」というブランドに対する偏見は取り除いて欲しいです。


> (Hide)特に、今はハードではなくソフトサンプラーがかなり普及しています。
(芝辻)ソフトサンプラーってメディアはHDですか?
パソコン上で波形編集できるんですか?
なんか初心者丸出しでお恥ずかしい限りですが、、
教えてちゃんで申し訳ないです。

> 学歴のため(=企業への就職に有利)、なんていう短絡的な理由で入れるような学校ではないです。
言うこといちいちカコいいすね。
すごい、なんか選ばれた人という感じがします。
僕は偏見で卑屈になっていたことを正直に告白します。
ごめんなさい。

> 僕が言ったのは作曲家のことです。作曲者(または作曲人とでも呼びましょうか。)ではありません。
> わざわざそれを生業とするということは、決して自己満足ではないはずです。
>
えーと、、僕が言っているのはhideさんの言う「作曲人」のことも含めた
生きとし生ける音楽をつくる人です。
いわんや民族音楽なんかも視野に入れると、
たとえば少数民族の少年が草原で吹く草笛なんかは
あきらかに自己満足ですよね。
hideさんはどうも資本主義的商業音楽に焦点を当てがちかと
お見受けしますが、真の音楽とはなにかって考えたら
自己満足というベクトルであるべき音楽を考えることもまた
重要だと思うのですがいかがでしょう。

> また、作曲家でなくとも自己満足であることは少ないと思います。
> 例えば、カズさんの場合も自己満足ではありません。
> 僕も含めて他人がカズさんの創り出した音を聴いて、何かしら心に感じたものがあるはずだからです。
えー、ちょっと哲学的になってわくわくするのですが
誰かが音楽を鳴らしてる。

それを聴く人が一人でも、動物一匹でもいたら

それは自己満足じゃない
ってだけの話しです。
客観的に見たらですよ?僕なんかの場合、ネットで曲公開してますよね?
そしたら誰かが何かを感じるのはあたりまえじゃないですか。
ところが翻って僕の方は
自分の曲が、流行の曲調だとか、どの世代にウケるか、とか
坂本龍一とくらべてどうとか、、
そいうのいっさい考えてないんですよ。
これは本当です。
以前メールしたと思いますが、僕はヒットしたり売れっ子になったりは
まったく問題としない領野で作品制作しています。
つくらずにはいられない衝動のみが制作の動機です。
にわかにうそぶいてそうですが、本当です。たぶん、、(笑)
蛇足ですが、
誰もいない森のなかで、木が倒れたとすると
その音はどんな音だろうか
と疑問を立てた哲学者がいます。
答えはたしか、どんな音にでもなる、でしたとさ。

> では、聴くことでストレスを覚える楽曲は音楽には成り得ないということですか?
> 当然そんなことはないはずです。
> ストレスを感じさせるために作られる楽曲が音楽でないなんてことを言ったら、作曲者に怒られてしまいます。
これは微妙な問題ですね。
ただ僕の直感は、ストレスになる音楽なんてありえません。
なぜかって?音楽は音を楽しむと書くじゃないですか。(おおまじめ 笑)
「音楽」と冠せられたからにはなにかしら心地いい調べ
を期待していいんじゃないでしょうか。

> 心地よい楽曲もそうでない楽曲も音楽であるのは間違いないですが、では心地よくない楽曲は魅力的では有り得ないのか、という話です。
えーこれはスルーしたくなるほど明快です。
心地よくない音楽は魅力なんてこれっぽっちもないですよ。
いわゆる聴覚を刺激する際の「快」がどの程度ノイズを許容するか
って感じに議論運べばいいのかな。
> 僕の見解は前に書いた通り、心地よい楽曲だけが魅力的というわけではない、というものです。
でわ前の僕のメールに書いたとおりノイズミュージックも魅力的だ、
ということで同意していただきましょう。
お、めづらしく意見が合った(笑)

> カズさんの言う「芸術」とはどういうものか教えて頂けますか?
僕はたしかに、芸術を自分の私情を込めてものすごく偏狭に捉えています。
えー芸術一般がどういうものかじゃなくて、
僕にとって芸術とはなにか、でいいんですよね?
えー一言で言えば「僕にとっての芸術は、精神深くに降りていって
そこで見つけたものを作品に昇華する」
「それはライフワークとして死ぬまで表現し続けるものだ」
って感じです。しょぼいですか?(笑)
ちなみに「昇華」とは「精神にハンデを負ったものが
文化的に意味のあるものをつくりだす」という意味の
心理学用語です。って周知ですかそうですか

> 上記の言葉を見る限り、カズさんは声優という職業の人が歌っているというだけで音楽全体を蔑んでいるように思われます。
> それは音楽そのものを評価していないということになりませんか?
僕はアニソン(この言葉使っちゃだめなの?)は好きですよ。
iPodにガーネットクロウやら宮崎アニメの主題歌入ってます(笑)
ただし、アニソンは芸術ではないですよ。
少なくとも純粋芸術ではない。
なぜならそれは単なるアニメを引き立たせる脇役の
ちっぽけな商業音楽だからです。
ただし、、ここらへんが僕の卑怯なところで
うまいこと相乗効果を上げられたすぐれたアニソン
たとえば宮崎アニメなんかの主題曲とか挿入曲なんかは
芸術の域に達しているものもある、というのが僕の意見です。
あとたまに下らなすぎて逆にアートだ、ていうのもありますが、
それは意図したものではないので除外ですね。
また蛇足ですが、友人の話しになるのですが、
ウーハー族のいかつい車が街を激走してました。
3分間クッキングのテーマ曲を響かせながら(笑)

中学生の第九は芸術ではないです。
「がんばれよ」とエールを送りたくなるほほえましい光景に過ぎません。
よくありがちな青春してるね的な吹奏楽部の活動なんて
芸術であるはずがありません。
芸術とは芸術家がつくるものです。
中学生はアーティストとはみなされませんよね。

> どういう風に「おかしな友人」だったのでしょう?
> ビートルズの狂信的なファンだから「おかしな友人」というわけではないでしょう?
えーみんなはJ・POPに夢中の時期に、ビートルズのCD、LD(古)
全部もってておまけに自分でもコピーバンドやってる。
あきらかにへんこです(笑)

それでわまた☆