2003年4月

去年とくらべるとだいぶ遅く咲き始めた桜の花も、ちょうど入学式
の頃には満開となり「やはりこうでなくては」と思われた方も多いの
ではないでしょうか。

「まさに春爛漫」 テレビで気象予報士が好んで使う言葉です。

この『春爛漫』という言葉のもつ共通のイメージは、
ほのぼのとした暖かさ、やさしい陽射し、色とりどりに咲き乱れた花々・・・
といったところでしょうか。

では、あなたは何を思い浮かべますか? 

子供の頃に 家族で行ったお花見や、恋人と池でボートにのった時の風景、
遠足の時のお弁当箱にとまったモンシロチョウなど、ひとつの言葉により
具体的に描くイメージは、個人の体験(思い出)によって千差万別です。

豊かで幸せな思い出が多い人は、イメージするものが明るい。
当然とも言えます。

ですから、今日、私が経験する事、心に刻む事は、数日後、数ヶ月後、
数年後に、幸せな思い出として振り返れるものでありたいと思うのです。


そして、世界中のこどもたちにもそうであって欲しいと願っています。