2003年6月

最近いろいろな方と病気の話をすることが多くなりました。

病名を聞けばすぐに症状を思い浮かべられるようなものから、
そんな器官が身体にあったの?というような病気、原因や治療法がはっきりしないものや、病名すら診断がつかない症状。
どれも一般論ではなく ご自身の抱えている病気の話題です。

健康そうに見える方でも、笑顔の奥には『難題』を抱えておられる。その『難題』をも 自分自身として受入れ、明るく前向きに生きているお姿には、とても励まされます。

かく言う私も2001年6月 胃癌の摘出手術をうけました。
その節は、たくさんの方々にご心配いただきましてありがとうございました。おかげさまでとても順調に回復し、2年後の今、転移や再発の可能性も少なく、かえって手術前よりも健康な日々を送っております。

病気を経験すると言う事は、肉体の限界を感じる事、そして肉体の死によって生命が消滅するわけではないと『予感』する事かもしれません。

私自身も、生き方や考え方が変化してきたようです。回復に伴い 私が持っている能力、経験、情報などをさらに高めて、必要な方にお渡ししたいと思うようになりました。

そのために『からだを持っている時間』は、充分にそれを活用したいと思っています。活用できる時間が長く続くよう健康に気をつけて・・・。

どうぞ皆様もおからだのメンテナンスをお忘れなく。心身ともに穏やかで豊かな日々をすごされますよう祈っております。