2005年4月

花粉症用のマスクをしてみました。
久しぶりにつけてみたマスクはなかなかの優れものです。
息苦しくならないですし、口紅がベットリ付くこともありません。
花粉アレルギー増加という需要が、新しい技術を開発したのでしょう。
どこかの誰かさんの努力のおかげで手に入れた便利さです。

マスクをつけて外出すると、マスクをつけている人がやたらと目に
付きます。今まで私の目に入らなかったマスク族がとても多いことに
氣付きます。
『目が見ているもの』と、『脳が見ていると判断しているもの』とは
かなりのズレがあるものですね。

私にはまだ花粉症の症状がありません。が、ベランダの手摺りや、
自転車のサドルに付く黄色いパウダー状のホコリに危機感を覚えます。
特に自動車全体を覆う大量の花粉を見ると寒気がします。
拭き取るたびに舞い上がり、相当量を吸い込んでいるのでは・・・。
マスクをつけるのは、私の身体の中にある『花粉吸込量インディケータ』
が赤色レベルになるのを一日でも遅らせたいというささやかな抵抗です。
私が花粉症になる可能性はゼロではありませんから。

どんなことでも、今起きてないことがこれから起こる『可能性』は
ゼロではありません。地震や火山の噴火などの自然災害、交通事故や
不慮の事故に巻き込まれること、癌や心臓病、脳梗塞などの病気。
それらの恐ろしいことが、今日から5年の間にわが身に降りかかる
可能性がゼロであるとは、誰にも言えないでしょう
(
私も数年前、突然胃癌を宣告されました)
ですから、回避する努力や被害を最小限にとどめる知恵を身につける
ことが必要になります。

悪いことばかりではありません。子どもたちが、「○○になりたい」
と、突拍子もないことを言ったとしても、『○○になる可能性』は
ゼロではないのです。
大人でもそうです。私自身、40歳を過ぎてから手に入れた知識・技術・
ステータスは、30代のころには想像もしていませんでした。
もっともあの時代は子育てに夢中でしたし、今日ほどにパソコンが普及
するとは考えられませんでしたから。
でも、身に付けたいと本気で思ったスキルや資格は、すべて手に入れま
した。そして、現在も新ネタ開発中です。

ゼロではない『可能性』を現実のものとするために、アグレッシブに
なりましょう。やってみたいことは、今すぐにやってみればいい。
なりたいものなるためには、たった今から努力を始めればいい。
自分の未来は、他の誰でもなく自分で創っていくものです。

 今、吸った空気、飲んだ水、食べた物、見たもの、聞いたもの、
嗅いだもの、触れたもの、感じたこと、やったこと、言ったこと、
そして考えたことの全てが、今日以降の自分自身を創造していきます。

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