2005年11月
花の季節が終わると植物は実を結びます。ご近所の柿・かりん・キウィなどが
おいしそう。風に揺られて落ちるどんぐりも茶色くなりました。
散策をしながら感じられる実りの秋。
おいしそうな実は、自分のものではないのですが、豊かな気持ちにさせてくれ
ます。思わず木に向かって「ありがとう」と声をかけてしまいます。
ありがとうと言えば、『ありがとうシール』を作って2ヶ月。
多くの方に喜んでいただきました。身の回りのあらゆるものに貼って、いつも
「ありがとう」という気持ちを忘れないように、という思いに賛同してくださ
った方が多かったのですね。
「ありがとう」と言いたくないことに対しても、我が身に起こること全てに
「ありがとう」と言ってしまう。そうすると、「ありがとう」と言いたくなかった
ことが「ありがとう」と言いたくなることに変わってしまうから不思議です。
日常的に「ありがとう」をたくさん言うと、更に「ありがとう」と言いたくな
ることがおこります。これは、私だけの経験ではありません。多くの人が同じ事
を経験しています。
お金がかかるわけでもないし、危険もない。人を不快にすることでもないの
で、これを読んだ方は、どうぞ今から「ありがとう」とたくさん声に出して言っ
てみてください。そして、自分自身で体験してください。
「ありがとう」という言葉は、言った人に良い変化が起こるだけでなく、言わ
れた人にも良い変化が起こります。あなたが「ありがとう」と言ったことで、言
われた人に幸せが訪れるとしたら、すごいことだと思いませんか?
今まで人からしていただいても、あたりまえと思っていたことに「ありがとう」
と言ってみましょうよ。特に身近な人、家族や親しい友人、部下に対して。
今まで「どーも、スイマセン」と無意識に言っていたことも、感謝という意識を
持って「ありがとう」と言ってみましょうよ。
「なかなか難しそうだなぁ」と思っているあなた、今声を出してこの文章を読ん
でみてください。最後まで声を出して読んでいただくと18回も「ありがとう」のお
稽古ができますよ。自分自身の耳と心に「ありがとう」を聞いてもらえます。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。