山の紅葉がとても美しく、毎日何となくのシアワセを感じています。
今年は特に、紅系の色が鮮やかなように思えます。
常緑樹とのコントラストは絵にも描けない美しさ。
一本の木も、日当りの加減でしょうか、緑・黄緑・黄色・オレンジ・朱・赤・紅と見事な
グラデーションを展開しています。まさに「織る錦」。

日常生活が多少不便でも、山を間近に暮らすことは、心に潤いを与えてくれます。
新緑の爽やかな季節と紅葉の鮮やかな季節は、特にそう感じます。

毎日目にするものは、少なからず心身に影響を与えると実感しています。
東京に住んでいる時より、穏やかな人格になりました。
(年齢のせいもあるのかな・・・)

12月になると、新年を迎える準備を始めることとおもいます。
新しい手帳やカレンダー等をもう用意されましたか?

カレンダーにはちょっとした思い出があります。
2001年、私は子猫の卓上カレンダーを毎日眺めて暮らしていました。
一日に何回も子猫の写真を見ては「かわいいなぁ」と思わずタメイキ混じりの声を
出してしまいます。
人には滅多に見せない最高の笑顔を、カレンダーの子猫には見せていたのです。

神様は、そんな私をご覧になって、子猫を欲しがっていると勘違いされたようです。
翌年の8月、生後10日くらいの手のひらサイズの赤ちゃん猫を、迷い猫として私の
もとに届けてくださいました。

その話を聞いた猫好きの友人は、「絶対に神様の勘違いじゃないよ。 心の奥では
欲しがってたんだよ」と言い張って、羨ましがっていました。
子猫は、さくらという名前をつけてもらい立派に育っています。なかなかの美系です。
(ペットの飼い主は誰でも、自分のペットが世界一かわいいと思っていますから)

ヴィジョンメーキングをする時、イメージトレーニングをする時、上手くできない人は、
写真や絵を使ってみるのも良い方法です。
手に入れたいモノ、こうありたい自己像、その他なんでも、映像として脳に描けない
時は、イメージに近い写真やイラスト、(手描きのものでもOK)を目にすることによっ
て、想像力が育まれることがあります。

カレンダーも使い方によっては、別の効用が期待できるのです。
実際、私は多くのものを、写真を飾ることで手に入れてきました。

毎日目にするものは、心身だけでなく、実生活にも影響を与えるようです。
2005年12