ある講演会で先生が「『寒い、寒い』と言うとき、気温の低さに心が
負けていませんか?」とおっしゃっていました。
なるほど、「寒い」の後には、「いやだなぁ」「風邪でもひかないだ
ろうか」とネガティブな気持ちが続くことが多いものです。
冬には「寒い」と文句をいい、夏には「暑い」と愚痴をこぼす。
でも、季節はめぐり、また夏も冬もやってきます。
ここ数年来、私の周辺には春を嫌う人が増えてきました。
そう、花粉症です。
こうなると、一年中で文句も愚痴も言わないですむのは“秋”だけに
なってしまいます。
暑かろうが寒かろうが、花粉が舞おうが、「生きている証拠だ」ぐらい
の気持ちでいたほうが、人生は楽しそうです。
ところで、年頭にたてた目標は、着実に進んでいるでしょうか?
ある調査によると約7割の人は、1月15日あたりで諦めてしまうようです。
忘れてしまうのかもしれませんね。
私は2年前から、ひとつの目標を掲げています。
最近、意識的にこの目標を人に伝えるようにしています。誰彼かまわず
に話すものですから、迷惑を被っている方もおられるかと・・・
(ごめんなさい)
話すことで、自分の中に確信がうまれ、話し続けることで、ヴィジョン
が明確になり、具体的アイディアがうまれます。
アイディアが浮かんだら、即実行です。そして、修正。またアイディア
が浮かんだら、即実行、修正、再挑戦、修正・・・
そんなことを続けているうちに、「必ずやれる」という、得体の知れな
い自信をもつようになりました。
自信を持つようになると、私の目標を聞く人の反応が変わってきました。
私の可能性を信じてくださるのです。そして、ご自分も何か夢を持ちた
いと思ってくださいます。
オリンピックの選手は、自分の夢を実現するために一生懸命努力して
います。その一生懸命な姿に打たれ、私たちはテレビの前で、心からの
声援を送ります。
だれでも、一生懸命な人には、何故か応援したくなるものなのです。
人生は、二度はない、そしてそれは、それほど長くはないのです。
ご一緒に励みましょう。
2006年 2月