2006年 8月
8月になってやっと本格的な暑さがやってきました。
やはり夏は暑くないとおもしろくありません。とは言っても、
体温を超えるような気温の日には暑さ対策は欠かせません。
一番必要なのは水分を多めに摂ることでしょう。
汗をかいて体温を調節するというすばらしい機能がわたしたち
人間には備わっているのですが、水分が不足するとその機能は
充分に働きません。
暑い日には暑さを受け入れて、暑い日なりの生活を工夫すると、
暑さを楽しむ余裕ができるのではないでしょうか。
ところで、知り合いにこんな人がいます。
暑い日には「いやーね、暑くってイヤになっちゃうワ」
寒い日には「寒くって困っちゃうのよ」
雨が続けば「雨ばっかりで大変だワ」
目が悪くなれば「勤め先のパソコンの文字が小さいせいなのよ」
いつもいつも困っていて、イヤになっちゃっていて、自分の身に
起きることを、他の何かのせいにしているのです。
「うん、うん」と頷きながらも心の中で『また始まったよ』と思って
いるのは私ばかりではなさそうです。彼女の「イヤになっちゃう」
が始まると、そぉっと離れていく人がいるのです。
ところが、「暑くてイヤになっちゃうわネ」という人に「ホントにそう
ですね」と同意する人が多いのも事実。
共通の敵をつくると仲間意識を持てるという心理でしょうか。
子どものことで困っていることを聞くと「ウチもおんなじよ」
勤め先の不満を聞くと「どこもそんなものよ」
自分を卑下する言葉を聞くと「そんなことないわよ」
残念ながら、その場かぎりの慰めや協調は、問題の解決を助けて
くれることはないのです。
更に、愚痴っぽい人は自分のことだけにとどまらず、
「あなたも大変ねぇ」「イヤにならない?」「疲れるでしょう?」
などと、他人をも自分の領域に引きずり込もうとします。
愚痴や文句を言うのを止めません。ある意味、仕方のないことですし
その人からだんだん人が離れていくだけですから。
でも、どうか他人を巻き込むのは止めてください。
心当たりのあるあなた、お願いしますね。