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2004年8月

7月はとても暑かったですね。
昨年の『FIT8月号』には、晴れが少ない暑くないと
書いてあります。毎年のように異常気象だと、そのうち
何が正常がわからなくなってしまうのでは、と心配です。

昨日、久しぶりに末娘と出掛けました。
「八時半頃の電車に乗ろう」と言って、ふと思いました。
10年前この子と出掛けるときは、服を用意して、着替
えを手伝って、靴をそろえて、もしものためにと着替え
一式をバッグに詰めて、時計を見ながら、慌てて自分の
仕度をしたものでした。

ところが今はどうでしょう。
出掛ける時間を相談したら、後は自分の仕度だけをすれ
ばすみます。こんな些細なことでも子どもの成長を感じ
るものです。
子どもにとっての10年は大変に長い時間の流れだと思
います。本当に彼女はあらゆる面で成長しました。

私は?と10年間を振り返ると、娘に負けず劣らず成長
しているのです。もちろん身体面では成長どころか衰退
の一途をたどっているのでが・・・

まず、能力の面では『英語』
まったくチンプンカンプンだったものが、今ではメール
で送られてくる The New York Times のヘッドラインだ
けには毎日目を通します。

技術面では『パソコン』
一般家庭にはほとんど普及していなかったこともあって
さわったこともなかったのに、今では簡単な操作を指導
するまでになりました。いろいろなソフトを使いこなし
ますし、キーボードを打つスピードもなかなかのものです。

また、ボランティアや外で働くことにより家事も早くこ
なすようになりました。

この10年間、パートタイムやフルタイムで数種類の職
業を経験しました。それぞれの職場で得たスキルやテク
ニック、人脈は、おおいに私を成長させてくれました。

悲しい別離や自分の病気も、貴重な経験です。
10年前には、知らなかった世界をも知りました。
まだまだ、数え上げればきりがないほど、私は『進化』
しています。

10年後はどうなっているのでしょう?
ますます身体能力は衰退するでしょうが、今はまだ想像
もつかないような『能力』や『パワー』を身につけてい
るのではないかと、ちょっと楽しみです。

大人になっても、老いを感じてもヒトは 『成長』し続
けられるものなのですね。