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百姓生活百年記
高瀬助次郎 著 村山民俗学会 編 2014年4月 ISBN:978-4-925169-77-6 B5判 220頁 本体2,000円(+税) 農民自ら書いた農民のくらし 明治、大正、昭和──命をかけて生きぬいた山形県農民の実録 「愈々婚礼(ムカサリ)の段取りになると中々大変である。先ず貰う方では家も少々改造しなければならない。分けても新夫婦の寝室をどうするかと云う事は悩みの種となる。それからお膳や皿、鉢等も不足だし、息子に着せる紋付の着物、羽織、袴等々、家の者も名乗りに出る着物がない。それ等の事は絶対必要なものだが、これ等の事柄に金を使うとムカサリをする金がなくなって仕舞う。そんな訳で親類の内から借りられるだけ借りる事に結論が出る」(本文“婚礼”より) 目次
発刊に寄せて <高瀬陽吉>
百姓生活百年記を書いたわけ <高瀬助次郎> 1 私の生れ 2 田作り 3 五人組証文 4 畑作 5 食べ物 6 食べ物(続) 7 副食物 8 衣服 9 住家 10 副業 11 風習風俗 12 交通 13 信仰 14 仏様 15 迷信 16 年中行事 17 学校 18 婚礼・結婚 19 葬式 20 お産 21 契約 22 若者組 23 百姓の考え方 あとがき <野口一雄> |