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ガーデニング辞典

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エリカ

冬の鉢花としてのイメージが強いエリカですが、最近は夏咲き品種や秋咲き品種が出てきて、ほぼ一年中、見られるようになりました。

小花ですが、エリカは花数が多く、花期も長いので鉢花や寄せ植えに上手に利用してみましょう。ただし、エリカは花が落ちるなどのトラブルの多い気難しいお花でもあります。手のかかるところも、案外エリカの魅力かもしれませんね。


エリカの育て方

エリカは温暖で日当たりが良く、水はけの良い場所を好む植物です。ただし、エリカは水切れに弱く、1回水切れするとすぐに枯れてしまいます。

冬にエリカの鉢を購入された場合は、日当たりの良い出窓などに置いてください。霜に当たるとエリカは非常に弱ります。寒くなる地方では、夜間は窓から少し離した方がいいでしょう。ただし、暖房の効きすぎは全く逆効果になってしまいます。

スズランエリカ栽培の失敗で一番多いのは開花中の水切れですね。冬場でも、開花中はできれば毎日1回、水遣りしましょう。旅行などで、どうしても水遣りできないときは腰水してください。

エリカは冬は肥料を施さないでください。

スズランエリカなどは最低温度5度くらいで管理すれば3か月以上、お花が楽しめます。ただし、あまり長期間開花させますと、体力が弱って夏越しできなくなる場合があります。

咲き終わった小花はていねいに手で取ってください。エリカは品種ごとに咲き方が異なりますので、剪定には注意しましょう。

クリスマスパレードなどの枝の下から上に向けて咲きあがるタイプのエリカは、花後の春先に半分くらいに切り詰めて、植え替えます。

ジャノメエリカなどは、一斉に開花しますので、花後に半分くらいに切り詰めて、植え替えます。

ブライダルヒースなどの枝の先端に花をつけるものは、花が終わった枝ごとに半分くらいに切り詰めていきます。

植え替えの用土は赤玉土4、ピートモス3、バーミキュライト3くらいの水はけの良いものが適しています。エリカには元肥は絶対に施さないでください。肥料は春と秋の気候の良い頃に、液体肥料か緩効性の化成肥料を置き肥します。

エリカは春になれば鉢は屋外に出しますが、できるだけ雨にかからないような場所を選びましょう。特に梅雨時は軒下に入れた方がいいでしょう。また、エリカは真夏の高温多湿は大嫌いですので、西日を避け、水遣りは控えめにして、できるだけ涼しくなるようにしてやりましょう。

球根ベゴニア並みの管理をして真夏を乗り切ったら、秋の日差しをたっぷりと吸収するようにしてあげてください。エリカはずっと日当たりが悪いと、きれいに花が咲きません。

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