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ガーデニング辞典
シャコバサボテン
シャコバサボテンはブラジル原産の着生型のサボテン。自然状態では12月頃に咲くのでクリスマスカクタスとも言います。また、デンマークで改良が進んだのでデンマークカクタスとも呼ばれています。
シャコバサボテンは短日処理によって簡単に花芽をつけることができるので、秋口から園芸店の店頭に豪華な花を咲かせています。 最近、わが国、特に愛知県で品種改良が進み、本来のピンクがかった赤色から、白色、紫色などさまざまな花色を持つ品種が育成されています。
シャコバサボテンは本来、直射日光があまり差し込まない森の中の高木の洞などに着生する植物なので、直射日光を避け、夏場はできるだけ涼しくして水やりを控えて根腐れを防止しなければなりません。
デンマークカクタスの用土はできるだけ水はけの良いものにした方が良く、着生植物なのでハンギング仕立てにも挑戦してみるとおもしろいでしょう。
シャコバサボテンの育て方
シャコバサボテンの春の管理
4月のはじめ頃、成長を始める前に剪定(葉摘み)をします。根元から3ー4 節残して先端の1ー2節を摘みます。葉を持って軽く回せば簡単にはずれます。 摘んだ葉を湿った水ゴケでくるんでおくと発根します。シャコバサボテンを 殖やすにはこの方法が一番簡単です。
剪定後に風通しの良い屋外に出しますが、若干日陰気味の場所の方が元気が良いみたいです。水やりは乾いたらたっぷりやります。乾かさないで、どんどん水やりすると根腐れの原因になります。シャコバサボテンはなんと言ってもサボテンですからね。肥料は緩効性の化成肥料を置き肥します。
できれば毎年、植え替えましょう。八重桜が咲く頃から梅雨までが適期です。 シャコバサボテン用の用土もありますが、自分で作る場合は小粒の軽石7、ピートモス2、 バーミキュライト1の割合で作ります。できれば根腐れ防止剤(珪酸白土など)を 少量まぜておきましょう。
植え替え前に軽く剪定し、根鉢の下1/3くらいをほぐして1回り大きい鉢に植え替えます。鉢底には大粒の軽石を入れておきます。 隙間なく用土をつめて十分に水やりをしたら、新芽が出るまで日陰に置いて肥料はやめて水やりも控えめにしましょう。
シャコバサボテンの夏の管理
夏は根腐れの季節です。梅雨明け前に置き肥は取り除き水やりを控えめにしていきます。 シャコバサボテンはできるだけ涼しくて風通しの良い所に置きましょう。
安全のために水やりは根腐れ防止剤の1000倍液にしている人もいますが、春の頃の倍くらいの期間をあけて、 1/3くらいの量の水やりにすれば普通は大丈夫です。ですから、ベランダの隅に忘れられていたシャコバサボテンの方が根腐れは起こしにくいのです。
シャコバサボテンの秋の管理
秋になって涼しくなったら春の時と同じ管理に戻します。9月下旬から10月初旬頃に芽摘みをします。小さな葉の先には花がつかないので、この時期に普通の葉の1/3以下の葉はみんな摘みます。そうすると一斉に葉先に開花します。短日植物なので日長が長いと花芽がつきません。
夜間、蛍光燈などの明かりが入らない場所に置きます。 最低気温が10度くらいになる前に室内に取り込みます。また、シャコバサボテンは花芽が非常に落ちやすいので、 環境の急激な変化を避けなければなりません。
シャコバサボテンの冬の管理
シャコバサボテンは最低でも7度を保てる場所に置きます。水やりは夏場以上に控えめにして休眠させてあげましょう。もちろん、肥料もやりません。暖房のきいた部屋に置く場合には 空気中の湿度を保つ工夫が必要になります。
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