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ガーデニング辞典

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木立性ベゴニア(ツリーベゴニア)

木立性ベゴニアはマンションのベランダでも育てやすく、温度さえあれば日光の入る室内でもシャンデリアのような花を咲かせるので、日本でも人気があります。

木立性ベゴニアは挿し木も容易で、どんどん殖やせるので、お買い得な鉢花だと言えますね。

木立性ベゴニア(ツリーベゴニア)の育て方

木立性ベゴニアの主な種類

普通の園芸店で売られている木立性ベゴニアは竹を細くしたような矢竹型のものです。 3本を1鉢に植えたものをよく見かけるようになりました。木立性ベゴニアの品種としては赤花のダグラスニスベット、オレンジ色のオレンジルブラ、白花のミセスハシモトなどが有名です。植物園などでは1m以上の大株に育てられて、シャンデリアのように豪華な花をつけているものも見うけられます。

その他、根元からたくさん枝分かれするものや、茎が多肉質になるもの、 つる性のものなども木立性ベゴニアに分類されます。つる性ものはハンギング 仕立てにするといいでしょう。

木立性ベゴニアの春の管理

木立性ベゴニアは寒さに弱いので春先は最低温度10度を確保しなければいけません。 温度さえあれば室内なら窓越しに日光が入る明るい所、屋外なら 東側や南側の軒下やベランダに置きます。

木立性ベゴニアは品種によって多少、日光の 好みが異なりますので、様子を見て花が少なく花色が淡いようならより日光の強い場所へ、逆に葉が焼けて白くなったり茶色くなったりするものは、より日光の弱い場所へ移動します。白花のミセスハシモトなどは屋外に出すと色がついて汚く見えますので周年室内で管理します。

木立性ベゴニアは乾燥にも比較的強いですが、乾いたらたっぷりと水やりしてください。 また、環境の大きな変化には弱いので、置き場を頻繁に変えないでください。特に直射日光には徐々に慣らしていきます。 元気の良い株には10日1回程度、液体肥料を施します。遅効性の化成肥料を置肥してもよいでしょう。

木立性ベゴニアには害虫はまずつきません。 雨に当たると葉が灰色かび病になることがあるので注意します。病気の葉は早めに根元から切り取ります。

木立性ベゴニアの夏の管理

木立性ベゴニアは暑さにもそれほど強くはないので、風通しの良い明るい日陰に置いて、直射日光を避けてください。庭木の下は雨がかかるし、 蒸れやすいので避けた方が無難です。

水やりは乾いてから少し控えめにします。肥料はやらない方が安全です。置肥の残りも取っておきます。

木立性ベゴニアの秋の管理

基本的には春の管理と同じです。ただし、秋のはじめは直射日光には徐々に慣らしていきましょう。また、晩秋には最低気温が10度にならない前に早めに室内に取り込みます。肥料も花がよく咲いている間はたっぷりと、秋が深くなったら徐々に減らします。

木立性ベゴニアの冬の管理

フレームなどの保温設備があれば、適度な日光が当たると木立性ベゴニアは花を咲かせ続けます。その場合は肥料も水も春秋と同じにように与えます。

木立性ベゴニアは暖房のある室内の日当たりの良い窓際でも花は咲きますが、夜の温度が10度程度になると成長が止まります。夜は窓から離した方が安全です。

保温設備がない場合には肥料は止めます。また、水やりもかなり控えめにします。暖かい日の午前中に15度程度の水を与えた方が安全です。最低温度が5度になると枯れてしまいますので、夜間の管理には注意します。 ビニール袋を上からかぶせて、湯を張ったままの風呂場に置くなどの対策が必要です。

木立性ベゴニアの殖やし方

いろいろな園芸植物のなかでも木立性ベゴニアは最も挿し木のやりやすい種類でしょう。姿を整える時に切った枝や生け花として飾ったあとの枝でも 元気が良く、温度が20ー28度くらいであれば、ほとんど失敗はありません。 ただし、先端に花が付いているときは、先から3節くらいは使いません。わき芽が出ないことが多いようです。

木立性ベゴニアの挿し木のやり方は、まず15ー20cmくらいの挿し穂を切り取り、根腐れ防止剤(珪酸白土など)を入れた花瓶などに水挿しします。1週間ほどで根が出てきますから、バーミキュライト単用で挿し木します。置き場所は日陰で水を切らさないでください。新しい葉が開きましたら鉢上げして大丈夫です。

注意点としては、あまりたくさん挿しすぎると、冬期の置き場に困ることくらいでしょうか。 葉挿しも可能ですが、効率が悪いので特に貴重な品種以外は必要ないでしょう。

プロの育種家のなかには交配して実生から始める人もいますが、木立性ベゴニアは遺伝的に固定されていないので、同じ品種どうしで交配しても、全然性質の劣った子供しか生まれないことが多く、広いスペースのないアマチュアには無理でしょう。 また、他のベゴニア類と同様、種子は非常に小さく、発芽直後の管理は慎重を要します。

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