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ガーデニング辞典

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トケイソウ

時計のようなユニークな花が印象的なトケイソウ。パッションフルーツも和名はクダモノトケイソウと言いまして、トケイソウの仲間ですね。

その他、赤花、黄色い花、香りの良いものなど非常に多くの種類があります。種類によっては性質が違うものもあります。

トケイソウは暖地で条件の良い場所だと、放任しても毎年花が咲くような丈夫な植物ですが、置き場所や剪定時期を誤ると全く花が咲かなくなる、気むずかしい植物でもあります。


トケイソウの育て方

トケイソウは熱帯原産のつる植物です。夏に開花株の鉢植えが出回りますので、それから始めるのが良いでしょう。

トケイソウは暖地では花壇植えも可能ですが、普通は鉢植えのまま管理します。よほど根鉢がまわっていない限り、購入した鉢のままで翌春まで管理しましょう。鉢は日当たりの良い場所に置きます。

トケイソウは普通の観葉植物ほどには水を必要としませんが、真夏は乾きやすいので、乾いたらたっぷり水やりしてください。

1か月に1回は液体肥料を施してやってください。緩効性の化成肥料を置肥してもかまいません。病虫害の心配はあまりないでしょう。

トケイソウは条件が良いと生育が旺盛になって葉が茂りすぎたり、伸びて他の植物にからんだりと、よくありません。茂りすぎる場合は、春に1/2くらいに切り詰めて、枝数も間引いてください。ただし、夏から秋に伸びたつるに翌年、花が咲きますので、秋からはつるをできるだけ切らないようにしてください。

トケイソウは霜に会うと枯れてしまいますので、秋は早めに室内か北風の通らない暖かい場所に移します。あまり暗い場所は避けますが、夜間に明るくなる場所に置くと翌年、花が咲かなくなります。

暖地で庭植えのままで越冬させる場合は、厳重に霜よけ、風よけをしてください。鉢植えは冬季にも2週間に1回くらいは暖かい昼間に少し水遣りしましょう。

5月になって遅霜の危険がなくなったら、鉢は屋外に出します。

トケイソウは2年に1回は植え替えします。適期は5月下旬です。用土は赤玉土にバーミキュライトや川砂をまぜた水はけの良いものを利用しましょう。

7月には挿し木も簡単にできます。挿し木苗を庭植えにしたり、親株の更新に使うことができます。

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