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ガーデニング辞典
マツバギク
マツバギクは暖地では一部で野生化しているほど丈夫な植物です。芝桜のように石垣からたらすように仕立てると、満開時には見事な紫のカーペットになります。
ただ残念なことに、最近は園芸店でもマツバギクは、ほとんど見かけなくなりました。簡単に殖やせるので売れないのでしょうか?
マツバボタンとは全く異なる植物ですので、混同しないようにしましょう。
マツバギクの育て方
マツバギクは暑いのと直射日光大好きで、湿気や寒さは大嫌い、という植物です。
植え場所としては、石垣の上、ロックガーデン、花壇の縁石のまわり、などが良いでしょう。日当たり抜群な場所がベストです。
植え場所の土が重めの場合は、その土を取り除いて、普通の園芸用土に川砂などを1,2割まぜてください。酸性土壌も大嫌いなので、苦土石灰などで酸度調整をします。
マツバギクの苗はやや浅植えが良いようですね。苗を植えるのは八重桜が散ってからにしましょう。マツバギクは旺盛に生育しますので、株間は15cm程度はあけましょう。
水やりのしすぎに注意してください。蒸れると根腐れします。病虫害の心配はありません。肥料も花壇などの場合は、他の植物用の肥料分が流れてくるので、施す必要はありません。
マツバギクは秋に挿し芽で殖やすことができます。園芸店に見当たらない場合は、ご近所でマツバギクを植えられている方にお願いして、挿し穂をもらってください。
マツバギクは寒さには弱いので、寒冷地では鉢に挿して、室内で越冬させます。暖地でも北風が当たる場所では、風除けが必要です。完全に凍ると枯れてしまいますので、1株くらいは鉢で越冬させた方が無難かもしれません。
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