『H21-12月定例議会』
一般質問

【質問】 今後、町政をどう進めるのか
 
 
質問1
 

 国政は「政権交代」で新政権が誕生したが、国民の暮らしは一向に良くなる兆しが見えない。また「事業仕分け」で当町に関わる事業予算が縮小している現状もある。

私は、前定例会でも質問したが、当町においても、財政的に一応「中長期計画」通りに進んでいるものの、予断を許すものではないと判断している。

前途に抱える諸課題は、多いとみているが、町長は、こうした状況をどのように捉えているのか、そしてどのように町政を前に進めようとしているのか、次の点について所見を伺いたい。

@北海道新幹線と車両基地への取り組み

今後も当町は、北海道新幹線と車両基地を起点とした町づくりを町全体として取組んで行かねばならないと考える。まず始めに、民主党の現体制の国政に対し、どのような要望・陳情活動の道を築いていくのか伺いたい。

また、今の町の体制は、余りにも受動的で全庁的・全町的になっていないと見える。副町長をヘッドに、多くの課にまたがり、それぞれの関係課が「新幹線時代のまちづくり」に、何をやるべきか持ち寄って、全体化して、そして集約し、行動化していくべきと思われるが、考えを伺いたい。

  【中宮町長答弁】

 幸い2015年度(平成27年度)新函館駅までの開発予算は確保されるようですが、函館総合車両基地を抱える当町においては、札幌延伸イコール車両基地のフル操業となりますので、町の活性化、雇用促進のため、改めて現体制に対し新函館までの早期開業と札幌延伸実現に向けた要望を積極的に行ってまいります。

 町独自の要望活動として、現政権に対し初めて12月21,22日に町、議会新幹線特別委員会、町期成会の3者により北海道縦貫自動車道の大幅な予算削減方針に断固反対することも含め、要望活動を行う予定でいます。

 ご指摘のように庁内全体での取り組み体制には不足な部分もあり、早急に具体的スケジュールの検討が必要でありますし、役場庁内の体制だけではなく観光協会、商工会、農協など関連する団体とも連携して取り組みを進めてまいりたいと考えております。



 A大沼の浄化

大沼の浄化は、単に大沼の観光に影響するばかりではなく、北海道観光、そして当町の環境に対する姿勢を問われているものであり、次期首長の命題だと思う。

バイオマス構想を含め、担当課、関係団体が自ら課題を持って「年次的・浄化目標」を立て、確実に浄化に進むよう対応すべきと思うが、考えを伺いたい。


中宮町長答弁】

 大沼の水質については、昭和55年からCOD(化学的酸素要求量))が環境基準値から超えてから現状ではアオコの発生が常態化し、ひどい時は湖面一面に広がることもたびたびとなっている。
 
 水質改善にあたっては、平成19年度「大沼環境保全計画」を改訂し、平成28年度までの10カ年の目標として水質保全目標をCODと全リンの環境基準値をクリアすることを設定しております。
 年次的「浄化目標」を立てて確実に浄化を進めるよう努力を、とのご指摘ですが、現在行っている浄化策と測定値を対比させながら、今後の事業展開と現状の目標年次との関係を、いま一度精査して、ご質問の趣旨に沿うよう検討してまいりたい。


  【奥村再質問】
 バイオマス構想については、国から補助金が出るということで、終末処理もはっきりしない段階で、安易に飛びつくべきではないと思うが。


中宮町長再答弁】

 バイオマス構想については、現在様々な手法・技術があるので、費用対効果を含め慎重な上にも慎重に進めさせていただきたい。


 B観光と赤松並木

七飯町は、大沼のみが唯一の観光地ではない。城岱、仁山、赤松並木など、感動を覚える場所は多い。

大沼観光は『千の風サミット』など新企画も加わったが、一層「きれいな大沼」、「大沼の素晴らしさ」を全国に発信していくべきと考える。

また、当町の貴重な『赤松街道』についてであるが、函館新道が出来てから赤松並木の街道の利用は減少し、商店街としても衰退している面も見受けられる。「赤松街道のイルミネーション化(期間限定)」など赤松街道ライトアップ事業や、以前に提案されたマラソン・駅伝構想、そして、この街道に来れば「美味しいものが食べられる」というイメージの『食街道』化など、もっと活性化していく対策を望むが、考えを伺いたい。


中宮町長答弁】

 ご指摘の通り、当町は素晴らしいたくさんの自然景観、歴史風土に恵まれております。
 観光の仕事は、まさにこの素晴らしい七飯町を人々に知っていただく、伝えることが「使命」であると考えております。

 1点目の全国への発信ですが、ポスターやパンフレットの作製、各種イベントの実施など日々努力しているところでありますが、より一層努力してまいります。
 また赤松街道の活用ですが、私が町長に就任させていただいた当初から提唱してまいりました。

 赤松の最大の見どころである大中山に総合公園が整備中であります。イベント等の開発には、町民の皆様の知恵や、関係者各位の協力が欠かせません。皆様との連携のもとに、イベントの開発や、歴史観、ガルトネルのブナ林、城岱、に山、函館戦争跡地などと共に、当町の誇る観光資源として広く発信してまいります。

 またご提案のあった「食街道」については、まさに農業と観光のまちにふさわしいご提案であり、国道5号線沿いには、適度に飲食店が存在しております。七飯町産食材の使用を条件に、メニュー開発、紹介パンフなどの施策を講じるなど、その実現に努力してまいります。


C企業誘致への取り組み

当町に若者たちが働く場が多くあれば・・・と思う気持ちは、町民皆さんの願いだと思う。

企業誘致について、従来の考えから180度転換し、北海道イコール食の基地の先頭に立って七飯町の特性を生かした「水が美味い町」をアピールし、「食の企業」へのアタックをして行くべきではないか、考えを伺いたい。


 【中宮町長答弁】

 北海道は食糧供給基地であり、道南はその農業の発祥地である。このため、従来同様「農業と観光」を当町の基幹産業と位置づけて引き続き、その発展に尽くすことは当然であります。

 しかし雇用創出を考えた時に、厳しい経済環境にあって、なかなか進まない現状である。
 このような状況にあっても、食料品製造業は、他の業種に比べて、まだ体力がある企業もあると聞いており、さらに当町で採れた農水産物の付加価値を高める可能性もあるので、ご質問の諏旨にのっとり「食の企業」へ積極的にアタックしてまいりたい。


 D低農薬・無農薬農業の町づくりを

もっと当町が低農薬で野菜を作っていることを宣伝すべきではないか。

マリーゴールド、ひまわりなどを使用した農家の努力を促進し、製品の開発、良質な製品への選別化をすべきと思うが、どうか。

私などは未知であり、もっと良いアイデアがあると思うが『食の町・ななえ』づくりを目指すべきと思うが、考えを伺いたい。


中宮町長答弁】

 
当町で取組みを始めたマリゴールドの幡種面積が平成2年度の0.4haから平成15年度には約75haまで増加し、現在は4年の輪作体系により5060haの作付けが行われている。

 また農薬や化学肥料を削減した北海道のクリーン農業技術をどうにゅうした「イエス!クリーン」へも当町は実施当初(H12)から取組みを始め、道内で当町の大根・人参は1・2番目の登録となっており、現在まで登録作物は大根やニンジン、りんごなど6品目、14作柄となっている。

 今では、マリーゴールドが当町のクリーン農業の「顔」となり、また七飯町農業の「景観」に欠かせないものになっている。

 平成21年度の『地域担い手育成総合支援協議会』の取り組みでは「冊子」によるPRや「農薬に代わる作物を守る花マリーゴールド」などの言葉を添えて、北海道七飯町のポスターを作製し、本州を始め道内などの青果市場へ配布すると共に、近隣のスーパーや庁内の直売所などへ掲示を依頼していますし、庁舎内でも掲示により来客向けにPRに努めています。


E子供、お年寄りの安全を守り安心した町に

中学生までの医療費無料化は、町民にとっては嬉しいことである。しかし、全ての制度を無料化していくことには、細心の注意を払うべきと思う。

出来れば半額でも十分町民に理解されるものはあるので、内部で充分検討し、子供にも・お年寄りにも「優しく」、安全、安心した町づくりに努めるべきと考える。

安全、安心した町づくりの底辺は、職員一人一人の「優しさ」を基本にした職場の姿勢にあることを徹底すべきと考えるが、どうか。


中宮町長答弁】

全ての制度を無料化することは考えていない。骨髄性ズイマクエンの予防接種については半額助成で、新型インフルエンザ予防接種については2回の内、1回目3600円を助成、高齢者入浴券についても1回あたり200円割引など、いわゆる受益者負担の原則を前提として内部で充分検討し、今後も政策の立案をしてまいります


  
奥村再質問】

中学生までの医療費の拡充は、若い人が七飯町に家を建てて住みたい!と願う第一歩となった。子供たちの住みたい街にすることが、中宮町政の大きな目標ではないのか。



  【中宮町長再答弁】

町づくりは、その一つ一つが大切な事業であり、それぞれの地域から上がってきた要望は必要ものと考えております。こうした中で町づくりの基本をどこに据えるかと考えると「子育て環境の整備」ではないかと思っております

 今までも重点施策として、中学生までの医療費の無料化、ブックスタート、こんにちは赤ちゃん事業などの取組みをしてきました。

 これからも保育所の整備、藤城小の改築、図書館の整備など直接的に「子育て環境」を整備すると共に、子育てに関わる事業者に対する支援について検討していきます。


 最近、東大沼で活動したNPO法人が子供たちと保護者を対象とした事業を積極的に展開していますが、地域が好きになりその発展につながる可能性を秘めております。


 平成27年に開業の新幹線新函館駅は、子供たちに夢を与え、クリーン農業の推進は、子供たちの健康を守ります。


 また企業誘致は、子供たちの将来の働く場を確保し、地域へのコミュニティー活動の支援は、子供たちに安心と安全を与えます。


 このようにどの政策も全て子供をキーワードにすると有機的につながります。


 このことは、イコール、政策の原点、基本は子供たちの未来のためにあると言っても過言ではないし、そのことを追求していくことが「住みたいまち、住み続けたいまち 七飯町」となると考えております。



 
F組織改革

職員の町民への「優しさ」を底辺に、

「動かない課、動かない職員を、つくらない」、

「現場主義を貫くこと、貫かせること」

「スピーディな行政対応を目指す」

「町民が頼れる職員」の組織づくりをすべきと考えるが、どうか。

 
中宮町長答弁】

 政策を推進するため第一線で実行するのが職員であります。

 そのため奥村議員がおっしゃる通り町民への優しさを底辺にご指摘のような職員の組織づくりが私に課せられた大きな課題である。しっかりと取組んで行きたい。  
 また限られた予算・人員の中で、心の通った町民サービスを提供するため、職員にはサービス、スペシャリティ、スピードの「3S」をモットーに効率的行政運営を行ってまいりたい。





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