想い出がみえる風景・・・その1

「八幡坂」
                             記:H16/7/1
この函館の街で一番思い出の多い場所であ
ここに立っていると、なぜか西高の同期が高校時代の制服姿のまま、坂の下から、横道から登ってくる残像が流れてくるようだ。
何故か女子の夏の制服・・・。下駄の音も聞こえてくる。

先般「心に人を持とう」「心の中に定員はないんだよ」という言葉をはじめて聞いたが、良い言葉であり、この地に立った時に浮かんでくる言葉でもある。

この坂の上に母校の西高があるが、来年・平成17年で創立100周年を迎える。
明治38年開校で、なんとなくその100年目を自分の眼で見れることも楽しみの一つである。
もちろん、もの凄いドラマが起こると思わないが、その時に流れる空気を感じたい。
自己満足の世界かも知れないが、生きてきた歴史を少し感じたいだけである。

16年前の西高38年卒同期会の翌朝、今は亡き羽物くんと西高の坂の下から2人で、かしわ手を打ち、拝礼したが、あの時は彼と早朝まで語りあったあと西高まで行った。
なぜ、その時にそんなことを思いつき二人でしたのか、今も判らない。
もちろん後悔しているとかではない。かえって彼との懐かしく貴重な思い出となっている。(・・・彼は数年後に亡くなった) 
そんな懐かしい空気が、この坂には流れている。

ちなみに、この坂には、明治13年谷地頭町へ遷座された函館八幡宮があり、そこから「八幡坂」となった。
しかし、その時はこうした坂や母校の歴史なども知らなかった。

そう・・・当時は、向かいに白百合高校があり、初恋の人も歩いてきそうな気もした。
高校時代の初恋にもたくさん思い出があるが、それは抑えて、つれづれに、つれづれに、現在まで来た・・・。
港に永久?停泊の青函連絡船への思い出も、とめどもなく湧いてくる。

それが私のなかの「八幡坂」である。



「八幡坂から」(F10 油彩)            




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