Fit と HR-V

おいらの HR-V も1998年12月の新車購入からまる5年を迎えようとしています。
5年目の車検を無事終えたので、それについてと代車として乗った昨年のベストセラー車 Fit についての感想です。

2003年11月26日(水)

Fit

HR-V

Fit のフロントシートです。
HR-V と大きな違いがあるようには見えませんが、実はサイズがちょっと小さいです。
特に横幅が狭いんですが、それがおいらには良いんです。
シート生地もHR-V に比べると滑りにくい素材になっています。
また、サイドサポートもしっかりしていて運転中の身体の横ずれがしにくくなっています。
すっぽり包み込まれるかのような感じで、ホールド感バッチリ!

シート生地が滑りやすい素材で、尚且つサイドサポートがほとんど効きません。
なので、山道では身体が右に左にずれてしまい、運転しづらいんです。
座ってみると、横幅が広く、平たい印象です。
ホールド感は、全く無しですね。このシートは、だめよ!

シートのアップです。
隣の HR-V と比較すればそれほどサイドサポートの張り出しが無いように見えるでしょ?
でもこれが、よく効くんです!良くできているんです。

結構サイドサポートの張り出しが大きく見えますが、役立たずです。
おいらにとってはシートの横幅が大きすぎるのも原因のひとつかも。
身体の大きい人の意見も聞いてみたいところです。
シート生地も一見良さげに見えますが、滑りすぎです。

代車として渡されて、乗り込んでステアリングを握った瞬間に、これは良い!って感じました。
外径が小ぶりでグリップの太さも太すぎず細すぎず、ちょうど良い。
抜群に操作しやすいんです!
手足が短い人の場合、どうしてもシートを前に出さなければならない。
この時、自分の身体の近くに大きな径のステアリングがあると、非常に操作しずらいんです。
身体の小さい者、手足の短い者にとっては、ステアリングの外径とグリップの径がとっても重要なんです。
このステアリング、かなり小さめに感じられたのでもしかしたら外径が 360mm 以下なのでは? と、思い測ってみたら HR-V や MR2 と同じ 365mm でした。
外径が全く同じで、9 時 15分 のグリップも同じ、グリップの太さもそれほど違わないのに、使ってみるとなぜこんなにも違うのだろうか!
実際に手で触れている部分って、ちょっとした違いでも大きく感じられるものなんですね。
(まー、ギターのネックもそうですけど・・・。)
とにかく、このステアリングは抜群に良いです。
HR-V のステアリングと交換できるものなら交換したい!

9 時 15 分の位置で握るようにするのが、ホンダの標準なのかしら?
こちらは、親指の上になる部分(10時10分の位置)が膨らんでいます。
このステアリングも悪くないです。
っていうか、Fitのステアリングを握るまでは、純正ステアリングとしては素晴らしい出来だと思っていた。
外径 365mm です。
外径は、Fit と同じなのになぜか握ると Fit より大きく感じられます。
Fit よりもグリップ径が若干細いのだろうか?
でも、決して悪いステアリングではありません。十分合格です。

これは、参考までに MR2 のステアリングです。
もちろんこれは、本革ね!エアバッグもありません。
すごくシンプルですが、気に入ってます。
メーカー純正のステアリングで、スポーツタイプの本革仕様だと R32 スカイラインのステアリングとこの MR2 のものが良いです。
いろんなところで純正ステアリングって悪く言われてますけど(特にスポーツタイプの車の場合)、おいらは良いものもあると思ってます。
なんだかんだ MOMO とかナルディとかの小径ステアリングを使いたいが故のこじつけじゃないのかな。
その昔のスターレットとかレビンとかの場合、純正ステアリングは最悪だったので交換するのも当然だと思います。おいらも KP61 の時は、MOMO のヴェローチェにしてましたから。
でも、MR2 の純正ステアリングをどうこう言うのはいかがなものかと・・・。
といっても、これはちょっと外径が大きく感じられることがあります。
これも外径は、365mm なんですよ。おそらくこの車には、355mm がちょうど良いと思うけど、そんなサイズのステアリングは売られていません。
交換するなら、350mm でしょう。しませんけどね。



さすがに、借り物の Fit で高速走行はしませんでしたが、通常走行では HR-V に負けないくらい静かな車でした。HR-V もすごく静かな車なんですよ。アイドリング時には、エンジン音がほとんど聞こえませんから。
Fit は、ホンダマルチマチックというホンダ独自の CVT ですが、おいらがしっているホンダの CVT は、一世代前のシビックのものでした。その時の CVT の印象は、はっきり言って良いものではありません。アクセルを踏み込んでいったときのエンジン回転の上昇と加速感に違和感があり不自然でした。エンジンブレーキもほとんど利かず、フットブレーキに頼らなければならない。にもかかわらず、フットブレーキの利きが不自然で悪いときていたので最悪です。ハンドリングもふにゃふにゃでタイヤの接地感がなく、スピード出すのが怖かった。どこからどこまで最悪の車でした。でも、カローラ、サニー、シビッククラスの車ってこんなものかなとも思っていました。
ところが Fit は、違います。CVT も不自然なところはなく、車に詳しくない人なら CVT かトルクコンバータ式ATかわからないのではと思います。ハンドリングもしっかりしていて、通常走行で不安なところなど全くありませんでした。
ガソリンタンクをフロントシート下に置いたことにより、荷室の天地方向が広いこと!後席の足元も十分広いです。3 ドアとはいえ HR-V の方がボディーが大きいので後席と荷室の広さは HR-V の方が大きいのではと思っていたのですが、はっきりいって Fit の方が大きいです。
もともと HR-V は、Fit の前の世代になる ロゴ・キャパをベースに作られたものです。ぜひこの Fit をベースに HR-V を作り直して欲しいものです。
Fit からの派生車種が発売されてはいますが、車高の高いモデルは無いんですよね。
おいら的には、やっぱり車高の高いモデルに期待したい。
とにかく、Fit は驚くほど良い車でした。昨年、あれだけ売れたというのもうなずけます。ただ、おいらが良いと感じた部分は、おいらの体型的な特長によるところも大きいので、はたして万人向けのものとして良いと言えるかどうかは・・・。
みなさんも、お近くのホンダディーラーで試してみてはいかが?


わかっているけど直せない部分!

これは、HR-Vに良くある不具合ですが、直しようのないところです。窓枠の下側に注目してください。
これは、窓枠の上側です。全然問題ありません。
窓枠の下側ですが、シワがあるのがわかるでしょうか。
シワのアップです。
黒い窓枠は、塗装されているのかと思っていましたが、樹脂の皮膜みたいなものが貼り付けられているという構造のようです。
この皮膜の貼り付けが悪く、窓の開閉によりずれてシワがよってしまうようです。
おいらの場合、窓ガラスがレギュレータって部品からはずれて、まともに窓の開け閉めが出来ないときがあったりしたので、なおさらこの症状が出やすいわけです。
この症状は、HR-V には出やすいらしく、HR-V ユーザのホームページに結構掲載されています。
直してもまた再発してしまうようなので、今のところほったらかしています。
HR-V の発売中止が近づいたらディーラーにお願いしてドアを交換してもらおうかと考えています。そのためにマモルって保険にも入りましたから。


きれいになった部分!

スチーム洗浄とサビ防止塗料を塗ってきれいになった下回りです。
ここだけ見たら、5年ものには見えない!


参考までに、車検の整備内容と料金です。

No

整備内容

作業

数量

部品・油脂代

工賃

01

保安確認検査料  

 

  

8,000

02

継続手続き料  

 

 

13,600

03

スチーム洗浄 清掃

 

  

8,000

04

24ヶ月定期点検  

 

  

17,600

05

パワステベルトの緩み損傷 点検

1.0

  

  

06

スパークプラグ 交換

4.0

2,480

  

07

エアクリーナ 交換

1.0

2,900

  

08

ファンベルトの緩み損傷 点検

1.0

  

  

09

エンジンオイル・無料 交換

3.6

  

  

10

オイルフィルタ 交換

1.0

1,200

1,600

11

ワッシャー、ドレンプラグ 交換

1.0

  

  

12

ラジエター液 交換

2.0

2,800

2,400

13

ガスケット、ドレンコック 交換

1.0

105

  

14

駐車ブレーキの引きしろ 点検

1.0

  

  

15

バッテリー 55B24L 交換

1.0

10,800

1,600

16

バッテリー廃棄処分料金 清掃

1.0

  

500

17

ブレーキオイル DOT-4 交換

1.0

1,630

1,600

18

デフギヤオイル DPSF 交換

1.0

1,100

1,600

19

ワッシャー、ドレンプラグ 交換

2.0

80

  

20

タイヤの亀裂、損傷、磨耗 点検

1.0

  

  

21

クラッチオイル DOT-4 交換

0.5

815

1,600

22

発炎筒 交換

1.0

680

   

23

整備代小計

23,870

58,100

課税対象合計

消費税

重量税

自賠責

印紙代

全合計

81,970

4,098

37,800

27,630

1,100

152,598

これにプラスして、延長保証付き車検プラン『マモル』2 年の保証で 23,930円でした。
つまり、おいらの支払総額は、152,598 + 23,930 =
176,528円!
これってやっぱり高いよね。

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