花つれづれ
「花」、「花の香り」で思い出す事、思い出す人があります。
お店を始めてからも「花」を通じていろんな出会い、いろんな思いが増え続けています。
そんな花にまつわる話をつれづれに・・・。


「チューリップ祭り2」 Fête de la tulip

今年も金沢寺町の「乗越」企画によるチューリップ祭りを開催しました。
国内でのチューリップの生産地は新潟、兵庫、富山とあります。
当日は乗越さんからご縁を頂いた富山の高岡から30種類ほどのチューリップを仕入れました。
今回もこの2日間は潔くチューリップだけで桶をいっぱいにしました。
去年と同じものが届くのかと思い去年に作った名前札を置いていましたが同じものは3種類ぐらいでした。
聞けば高岡では100種類ほどの品種があります。今回は京都の市場にあまり出荷されていないものを特に送っていただきました。
去年も人気だった原種の球根付チューリップ3種類、これは去年より多めに仕入れましたが今回もなかなかの人気で早くに完売をしてしまいました。
和の花が多い花・谷中ですがチューリップは大好きで12月から春まで仕入れています。
花束素敵です!
1本でも、たくさんでも、是非ご自宅に、プレゼントに... 

*チューリップはいけると光の方に向いてどんどん伸び、姿が変わりますがそれをまたいけなおすと実に面白くなります。

ちょっとうれしい話・・・

昔からのお客様がご自宅用とプレゼント用にチューリップの花束をご注文されお作りしたのですが「プレゼント用を届けに行くのであとから自宅用は取りに来ますね」と店を出られました。
ご自宅用を取りに来られた時にお聞きしたら、ご実家のお父様と半年ほど前に喧嘩をされそれ以来お互い連絡をされていなかったそうです。
それがチューリップの花束を持って行かれることがきっかけで話す事が出来、お父様との確執は取れたようです。
きっと可愛いチューリップの花束に笑みがこぼれたのか…チューリップが一役買ったのならうれしい。

2017年3月4日、5日 

教室展 「冬をいける」・・・ WINTER INTO SPRING

7回めにして初めての「冬をいける」を2月26日にいたしました。
しかし実際のところ冬と申しましても暦の上では春、ましてや2月末は春の気配がしています。
寒くても蕗の薹が芽を出し、木々の芽が春の準備を始めています。
今回は副題をつけました。
WINTER INTO SPRING・・・
白の花器は雪を意識し、冬にはあまり使わないガラスの器は氷をイメージし花材も雪を連想させる物、名前であったり見た目であったり今回は氷も使いました。
五感で感じてもらえるような内容は教室の参加者、おみえになった方々に愉しんでいただけたようです。
今回もいつものように当日にくじ引きでいける場所、花材、花器が決まります。
いつもながらにスリリングな教室展。

次回は来年の秋でしょうか・・・
                                     

「冬の花をいける」WINTER INTO SPRING 花・谷中教室展をVimeoで鑑賞。



2017年2月26日




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