日々是好日 (にちにちこれこうじつ) | |
どのような日でも毎日は新鮮で最高に良い日だという意味 雨の日も風の日も、その時の感情や状態を大いに味わって過ごせば、かけがえのない日になる。 |
|
喫茶去 (きっさこ) | |
お茶を召し上がれ、お茶を差し出す事、嫌いな人にも一杯のお茶を差し出せる余裕。 |
|
明珠在掌 (みようじゅたなごころにあり) | |
自分の持っている宝に気づいていない。どこにあるかって..その手の中に、自分の掌を見よう。 |
|
行雲流水 (こううんりゅうすい) | |
自由に生きていこう。大空に浮かぶ雲。行く手を阻む大きな岩が出てきたって、なんなく流れていく水はこだわりなくぐんぐん進む。自由に生きていきましょうよ。 |
|
我逢人 (がほうじん) | |
人と会うことからすべてが始まる。人と人との出逢いの尊さを三文字で表した言葉。出逢いこそ命。 |
|
平常心是道 (へいじょうしんぜどう) | |
人生に近道なし。平常心とは、当たり前のことを大切に育む日々が平常心。 |
|
無事是貴人 (ぶじこれきじん) | |
なにもしないでいいですよ、今のままで。純粋な人間性..一人になった時だけに会える素敵なあなた。 |
|
阿吽 (あうん) | |
相手を馬鹿にしては生まれない呼吸。物事が始まる時から終わるまでの呼吸が簡潔で、理屈や説明がいらない。 |
|
放下着 (ほうげじゃく) | |
なんだって捨ててしまいなさい。捨ててこそ本来の立場がくっきり浮かぶ。捨てても生きられる人こそ本物。 |
|
和敬静寂 (わけいせいじゃく) | |
相手を敬えば和になれる。相手の個性もそのまま認めて一緒にすごすということ。居心地のよい清々しい関係が生まれる。 |
|
無功徳 (むくどく) | |
善い行いをいいふらすな。善い行いに打算や見返りをもとめたりすればいっぺんに色褪せる。黙ってやりましょう。そうする事により清々しい無心を得る。 |
|
知足 (ちそく) | |
何もかも足りている、そう感じたらすぐ幸福になれるのに。足るを知る人は幸福に最も近い人。 |
|
和光同塵 (わこうどうじん) | |
自分が立派なことを隠す。 |
|
一行三昧 (いちぎょうざんまい) | |
なんでもいいから一つのことに邁進する。 |
|
遍界不曾蔵 (へんかいかくてかくさず) | |
よく見れば見えます、真実。よく見る目を養う事。よく感じる心を養う事。 |
|
回光返照 (えこうへんしょう) | |
世間をみないで、あなたの実力を見て。外に向かって探求しようとする心を、自分の内側に向け返して自分を照らす。 |
|
本来無一物 (本来むいちもつ) | |
心を曇らせているのは自分の妄想。もともと何もないのだと知ること。 |
|
一期一会 (いちごいちえ) | |
人は丁寧に会ってこそ。この出会いは二度とないと思えば、出会いを大切に。人、今日の自分との出会い、今日の景色、厳密には毎日が「一期一会」なのです。 |
|
人人悉道器 (にんにんことごとくどうきなり) | |
人間讃歌。「この世に生まれた人は誰でも道を極める可能性を兼ね備えている」努力することによって、もともと備わっている可能性が開く。 |
|
両忘 (りょうぼう) | |
心に静寂が得られる方法。二元的な考えはやめ両方とも忘れると、心に静寂が得られる。 |
|
夢 (ゆめ) | |
目覚めたらはかなく消える夢で勉強。この世はすべてが夢。だからおもいっきり生きぬいてください。 |
|
曹源一適水 (そうげんいってきすい) | |
一適の水が大河となる可能性。一滴水には、とてつもない可能性がある。人間一人にはとてつもない可能性がある。 |
|
非思量 (ひしりょう) | |
身なりを整え、真っ直ぐ座り、息を整える。すると自然に「心」が整う。 |
|
白馬入蘆花 (はくばろかにいる) | |
似たように見えても同じではない人格、自分の意見を通すにはもっと相手の気持ちを。 |
|
善をも思わず悪をも思わず | |
善悪、自他、左右、是非といった二元的な考えから脱却すること。 |
|
莫妄想 (まくもうそう) | |
過ぎたことを考えない、先のことを思い悩まない。無垢な気持ちで現実だけを見てみましょう。 |
|
拈華微笑 (ねんげみしょう) | |
花を手でつまむことを「拈華」という。花を手でつまみ微笑む。相手の心に伝えたいことは、むしろ言葉で伝えることのできないものがあるということ。 |
|
壷中日月長 (こちゅうにちげつながし) | |
心のしわざで狭くも広くも。心が楽しむと、壷の中は広く時間は悠久で、無限に精神を遊ばせることが出来る。 |
|
泥仏不渡水 (でぶつみずをわたらず) | |
裸のあなたに価値がある。自分自身を磨く事が大切。何も恐れずに、自信を持って進んでいける。 |
|
誰家無明月清風 (たがいえにかめいげつせいふうなからん) | |
外見で人を判断してはだめ。 |
|
竹に上下の節あり | |
竹には上下の節がある。お互いを支えあいながらも、自分の領域をきちんと持っているという関係の作り方。 |
|
白雲抱幽石 (はくうんゆうせきをいだく) | |
風景が生き方を教えてくれる。幽石と白雲は壮大で荘厳でありながら、慈悲をも感じさせる柔らかく温かい関係。 |
|
月は晴天に在り水は瓶に在り | |
ありのままの姿が一番大切。本来ありのままの自然の姿を忘れずに。 |
|
看脚下 (きゃっかをみよ) | |
靴をそろえる、そんなことが大事なこと。一歩を踏み出すのは自分自身、他の人のことを気にしていては進めない。自分の足でゆっくり歩き出せば良い。靴を揃えるのは次なる行動のためでもある。 |
|
時時勤払拭 (じじにつとめてふっしきせよ) | |
毎日やることに意味がある。溜めてはだめ。心を曇らす塵やホコリは、毎日払ったり拭いたりしなさい、の語禅。 |
|
庭前柏樹子 (ていぜんのはくじゅし) | |
どんな答えも聞く人の心によって「言葉に捕らわれる者は自分を見失う」の教え。 |
|
柳緑花紅 (やなぎみどりはなくれいない) | |
ありのままの自然の姿こそが真実だと言う意味。それぞれが自分の色をもっていてよし、ということ。 |
ほっとする禅語70よりお借りしました