学会発表

当院では西洋医学と連携した科学的根拠に基づいた鍼灸治療を行うよう努力しています。

そのための、明生鍼灸院時代に新聞に掲載された臨床研究や学会発表をご紹介します。

 

 

「子宮内膜形状不良患者に高度生殖医療と鍼灸治療を併用した57症例」
共同研究:越知正憲先生(おち夢クリニック院長)

(記事要旨)結婚5年、不妊専門医療機関で2年治療しても妊娠しない難治性不妊症患者で、体外受精など高度な生殖医療(妊娠率20~30%)を3回以上受けても妊娠できず、子宮内膜が薄いことが原因と推定され西洋医学での治療が困難とされた患者57人(平均年齢34.7歳)を対象に竹内病院トヨタ不妊センターとの治療を併用しながら鍼灸治療を半年以上続けたところ、31人の内膜が厚さ6㎜以上となり妊娠への一定基準に改善され、その内14人(平均年齢33.7歳)は妊娠することができた。これは、鍼灸治療により子宮の血流が活性化し内膜の改善に至った可能性が考えられる。
また、健康に問題がないのに起こる体の不調(肩こり、頭痛などの不定愁訴)がみられる24人(平均年齢35.2歳)への鍼灸治療でも症状が改善し7人(平均年齢36.1歳)が妊娠した。(機能性不妊)


子宮内膜形状不良(子宮内膜が薄い等)に鍼灸治療が有効である事が分かりました。

 

 

新聞記事:反復流産・習慣流産に対する鍼灸治療

 

 

 

明生鍼灸院の生殖医療学会での発表が新聞に掲載されました

不妊治療、「鍼」で効果… 名古屋の研究グループ報告

体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に針治療を行ったところ、約4割にあたる49人が妊娠に至ったと、名古屋市の明生鍼灸(しんきゅう)院と明治鍼灸大の研究グループが10日、大阪市内で開かれている日本生殖医学会で報告した。49人のうち4人は自然妊娠だったほか、30人は治療後1回目の体外受精で妊娠に成功したという。不妊治療の専門家が集まる学会で、鍼治療による効果を示すデータが発表されるのは珍しい。 報告された114人の治療実績は、1998年2月~2006年6月に、同鍼灸院を訪ねた不妊患者のうち体外受精を5回以上行っても妊娠しなかった女性のもので、治療は、週1~2回のペースで行われ、腹部や足などにある婦人科疾患に効果があるとされるツボを鍼で刺激した。 妊娠した49人の内訳は、自然妊娠4人のほか、人工授精での妊娠が1人、体外受精が44人。このうち治療後1回目の体外受精で妊娠した30人のうち9人は、鍼治療の開始前に10回以上も体外受精を行いながら妊娠できなかった深刻な不妊症だった。(2006年11月10日13時3分 読売新聞)

 

鍼灸治療でリラックス効果があり抑うつ症状の改善 が期待できます 。