私が勤務していた明生鍼灸院が 中日新聞に掲載されました

不妊に鍼灸「好影響」

成功の2割は自然妊娠

名古屋の治療院が報告

 鍼灸(しんきゅう)治療を受けた後、妊娠することができた不妊症の女性のうち約2割が不妊専門医療によらない自然妊娠だったとの報告を、明生鍼灸院(名古屋市瑞穂区、鈴木裕明院長)が11日、福岡県で開かれている全日本鍼灸学会学術大会で発表した。鍼灸治療の効果を示す報告として注目を集めそうだ。

 明生鍼灸院によると、同院で一定期間、鍼灸治療を受けた不妊症女性585人のうち176人が妊娠した。平均年齢は32・6歳で、治療期間と鍼灸回数の平均は、約9カ月と47・2回だった。

 176人のうち約9割は鍼灸を始めた後も専門医療機関に通い続け、タイミング法や配偶者間人工授精(AIH)、体外受精などの先端的な生殖補助技術(ART)を併用していた。

 ところが、問診で妊娠方法を調べたところ、約58%にあたる102人はARTによる妊娠だった一方、専門医療機関の治療ではなく自然に妊娠した女性が約21%の36人にも達していた。自然妊娠が難しいとみられていた女性の妊娠率としては極めて高いという。

 また、通院者の治療行動を調べた結果、専門医療機関に通わず鍼灸治療に専念する女性が鍼灸開始時の約2%から、その後約12%へ急増していたことが分かった。

 ARTを経験しながら結果的に自然妊娠した13人を追ったところ、うち6人が過去に自然妊娠による流産を経験していたことも判明。もともと自然妊娠の力が潜在していたことがうかがえた。

 鈴木院長は「安易に自然妊娠を期待させるべきではないが、高度な不妊治療はさまざまなストレスを伴う。専門医療を一休みしてリラックスした気持ちで身体全体の健康改善を目指す東洋医学を取り入れたことが、好影響を与えたのではないか」と話している。

 

(2005年6月12日 中日新聞より)










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