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群馬大学教育学部社会科教育講座(原口担当講義)では、
社会科地域素材の教材化を目的とした「群馬の」郷土かるた作りに取り組みました。
かるた作りに使える時間は半期の講義時間の一部。
学生にとってはかなり忙しいスケジュールです。
でもこの総合的能力を必要とする一連の作業を通して、
一人一人が郷土の人やものと直接出逢い、
学生同士互いの学びを交換しあいながら、
知っているようで知らない身近な地域に目覚めていく…。
そのことで自分の人生(将来)について、他者・世界について、
何か意識的になってくれればいいなぁと考えて実践しました。
短時間の作業であり、表現に十分指導が行き渡らなかった点はありますが、
ふるさと「群馬県」としばし対峙した学生の作品をお楽しみ下さい。
ここでは1996年から2003年にかけての作品をご覧いただけます。

参考:講義で用いた郷土かるた作りのプロセス
過去から現代の姿を現す郷土かるたとして、どのような題材がふさわしいか、
題材の種別ごとにグループを作って文献や各種資料を用いながら決定します。
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| 題材と関わる現地に行き、聞き取り調査やフィールドワークを行う |
地域学習,、そして地域教材の開発にとって必要不可欠なのがフィールドワークです。
直接現地に赴き、現地の空気を吸い、ゆかりのある方々に話を聞く・・・
題材によっては不可能なものもありますが、
この活動は自分の五感を使って事象を正しく捉えるとともに、自己と他者(地域)との対話を生み出します。
現地調査をすると、文字資料(二次元)で捉えていた題材が、立体的に活き活きとした存在になり(三次元)、
やがて時間を超えた親密さを持つ存在(四次元?!)に変化していきます。
学生には「“時間的・歴史的観点“、“空間的・地理的観点”、“社会的・文化的観点”の3つの観点から
題材と向き合ってくること!」、そして「これまでどこにも書かれていない、どこにも知られていない、
自分たちだけの発見もしてくること!」と注文を出してます。
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各自・各グループによって持ち帰られた題材は、札作りに入る前に全員でシェアをします。
それぞれが持ち帰った「お宝」を発表することで、全員で知識を共有し、自分にはないものの見方、感じ方も広げていきます。
もちろんプレゼンテーション能力も必要になります。
上毛大橋について県庁の担当者から聞き取り調査した学生は、
工事の際に「プロジェクトX」のような苦労や工夫があったことを披露し、感極まって泣き出してしまいました。
関わった人の真剣な想い、熱い魂にふれたのでしょうね。
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各自担当する札を決め、責任を持って一対のかるたを仕上げていきます。
札作りのコツは小誌『郷土かるたハンドブック』内に掲載してありますので、ここでは省略します。
使用するのは書道で使われる百人一首サイズの画仙です。
1枚50円かかりますが、「本物の札で作るよ」と言って渡すと、緊張と気合い上々になります。
もちろん出来映えはGOOD!
縮小カラー印刷すれば、そのまま売り物になりそうな秀逸さです。
やっぱりかるたは美しくなくっちゃね♪
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この講義ではかるたを完成させるだけでなく、実際に遊んでみて、その面白さを体験してもらいます。
札をカラーコピーして数組のかるたを作り、グループ対抗トーナメント戦等を行います。
大会が始まるやいなや学生達の目は輝き、アイコンタクトで笑顔を交わし、大歓声が周りの講義室まで響きます。
このとき「かるたの力ってやぱりすごいな」と感じます。
受講生のほとんどは入学して半年の社会科教育専攻の一年生(中には他専攻や上級生もいますが)。
知り合ってまだ間もなく、お互いを探るような関係性の中、この一連のかるた作りの様々なプロセスの中で他者と関わってきます。
最後のかるた大会の大盛り上がり。
このメンバーとコミュニティビルディングができたと醍醐味を味わえる幸せな瞬間です。
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