院長紹介
 はじめまして、院長の井上健三です。平成17年1月に伊賀市 ゆめが丘の地で開院いたしました。ここでは私の治療方針や考え方を書かせていただきます。私は患者様の治療をする際、まず考えることは「自分の口の中がこの状態ならどうしてほしいか」です。患者様の立場に立って考えるようにしています。ですので患者様の希望があればできる限り応えていきます。私自身ものすごく痛がりです。患者様にも痛くないように気を使っています。
 
 さて、歯を失う二つの大きい病気というのはご存知のようにむし歯と歯周病です。20代、30代の人で歯がぐらぐら揺れて歯を抜くしかないという状態の人はほとんどいません。ところが50代、60代では歯周病で悩んでいる人が数多くいます。中には年をとったら歯も弱るものと思っている人もいます。たしかに加齢によって歯を支える骨はすこしづつ減ります。しかし定期的に歯周病予防をしていけば歯を失う確率はかなり抑えられます。

 一番良いのは痛みも何もない時から、20代、30代のうちから定期的に歯周病の予防をしていくことです。「美容院に髪を整えにいく」ような感覚で、「定期的に歯医者に歯を掃除してもらいにいく」というような感覚になればいいなと考えています。
1人平均喪失歯数の年次推移,年齢階級別(永久歯) 平成11年 歯科疾患実態調査より
(単位:本)
    昭和62年 平成5年 平成11年
総数
20〜24歳 0.51 0.20 0.15
30〜34歳 1.77 1.32 0.57
40〜44歳 2.99 2.70 1.84
50〜54歳 6.66 5.63 4.37
60〜64歳 13.55 11.25 8.01
70〜74歳 20.37 17.59 15.56
永久歯の数は28本です。平成11年の調査では70歳から74歳では平均して半分の歯を失っているという計算です。しかしながら平均喪失歯数はあくまで平均なので、28本なくしている人もいれば28本そろっている人もいるわけです。70歳以上の人が2人寄れば2人あわせて31本歯を失っている計算です。この数値は70歳以上になれば歯がなくなって当然ということを意味するのではなく。平均するとこのぐらいの数値だということです。

    三重県伊賀市(旧上野市)生まれ
学歴:みどり第二保育園、東小学校、緑ヶ丘中学校
    上野高校、東北大学歯学部

職歴:三重大学医学部付属病院歯科口腔外科研修医
    奈良県内で勤務医(一般歯科、小児歯科)
    三重県内で副院長、分院長を経て平成17年
    いのうえ歯科医院開院