活動方針

 みなみ水彩画クラブの活動の方針は、楽しく、やさしく、暖かく、を心がけています。 ここでの2時間、気持ちのよい風、さわやかな風、心に沁みる風を吹かせて、日常の生活に持ち帰っていただきたいものです。

 みなみ水彩画クラブでの日常活動は、好きな作家の模写(風景や人物写真の模写)を中心に、 基礎デッサン、色彩(色の作り方)、筆の使い方、構図、図形の解説、特に平面構成を中心に行います。

 美大では各教授の教室があり、生徒は好きな教授の教室で授業を受け、その先生の技術、考えを学び、会得します。 模写(盗んで覚える)です。独学でも美大でも、絵を描く行為は昔から先人の作品の影響を受け、模写をし、 構図、色使い、筆捌きを盗み取って、一人前になるのが普通でした。

 みなみ水彩画クラブでは、一番早く身につく「模写」の演習を中心に、色を作る喜び、筆を使いこなせる喜び、構図を取れる喜び、 デッサン力、制作する喜びを、八尋先生のご指導の下に、学びます。

 (もちろん、強制ではなく、模写をしない方もいますし、展示会の際は、独自の絵を描かれる方も多いです)

 毎日の生活に「潤い」と「生きている喜び」を絵を通じて「自己に語り、問いかける風」を創り、心に吹かせてください。 八尋先生が、いつも言われます。



おまけ:八尋語録

・師匠が弟子の絵に手を入れるのはよくあること。恥じることはない。 ベルトモリゾの初期の絵は、印象派の巨匠たちが、かなり手を入れていた。直しを入れていた。

・絵は、所詮、遊びの一種。適度に気を抜くことも大切。水彩絵の具が乾くまで、雑談するなり、菓子を食べるなりすればよい。

・自分の周りには、自分より絵の天分に恵まれた人が、たくさんいた。 しかし、誰も画家にならず普通のサラリーマンになった人が多い。 自分の場合、好きだったこともあり、ずっと続けられた。