山川浩一のスタンダードジャズ入門、第11回「追悼アニタ・オデイAnita O'Day、ゲスト、広瀬麻美」、MC正木まどか 2006年12月

山川浩一のスタンダードジャズ入門、第11回「追悼アニタ・オデイAnita O'Day、ゲスト、広瀬麻美」、MC正木まどか 2006年12月　山川浩一のスタンダードジャズ入門：

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第11回「追悼アニタ・オデイAnita O'Day、ゲスト、広瀬麻美、MC正木まどか」 2006年12月

山川浩一のスタンダードジャズ入門

山川浩一のスタンダードジャズ入門（ネットラジオ、podcast）

2006-2007年、日本ジャズ界の大御所かつ生き字引であった、ジャズピアニスト兼ボーカルの山川浩一先生が配信したpodcast。スタンダードジャズの名曲の解説。MCは、ジャズ歌手の正木まどか。

途中、先生が亡くなられた後は、正木まどか、が中心になり暫く引き継ぐ、

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山川浩一のスタンダードジャズ入門、第11回「追悼アニタ・オデイAnita O'Day、ゲスト、広瀬麻美、MC正木まどか」 2006年12月

本日、2006年12月4日は、先日、
2006年11月23日に亡くなった、ジャズボーカルの大御所、アニタ・オデイの追悼特番。

当番組の管理人はアニタ(存在感、猥雑さがすごい)の動画を百回以上、見た。

Anita O'Day - Sweet Georgia Brown & Tea for Two
Freebody Park, Newport, RI, USA - July 6, 1958
https://www.youtube.com/watch?v=9mu7zF7RcuE

Anita O'Day - That Old Feeling　"Live In Tokyo '63"
https://www.youtube.com/watch?v=lbwZ_dLgvR0

Anita O'Day - Honeysuckle Rose　"Live In Tokyo '63"
https://www.youtube.com/watch?v=4XH4Uzusrc0

山川先生の記憶。

アニタは仕切りや。ソロを各楽器に、突然ふり、お前やれ、お前やれ、と、
次々続き、圧倒された。伴走のミュージシャンには恐ろしい。
ニューヨークで（東京でも）見たし、知人のミュージシャンからも聞いた。

先生、最初に、これこそ、ジャズシンガーだと思った人の一人がアニタ。
スタン・ケントン・オーケストラが輩出した女性歌手で、超有名。
クリス・コナー　Chris Connorを最初に聞いたとき、その親分格で、アニタがいると知った。
レコードを聞いたときは驚いた。

アニタは、無頼派、女豪傑、酒・ドラッグ・男にはまりまくり。ドラッグで投獄も。
宵越しの金は持たないというポリシー。

正木まどかは、Honeysuckle Rose、を歌う時は、アニタを参考にしている。

正木が感じたのは、アニタの声の音の低さ。

山川先生によると、ジュリー・ロンドン　Julie London　の次に低い。
ちなみに高いのは、ドリス・デイ　Doris Day　など。

ゲストの広瀬麻美のアニタの思い出。

1990年代？ブルーノート東京のライブに行った。

とにかく元気、パワフル。カウンターで飲んでいるとき手を見たら、皺だらけ、流石にお歳をめされていた。

ステージ、客席に行って、ミュージシャンに指図、あちこち移動し忙しい。

休憩のたびに、サイドテーブルに飲み物が増え、カクテルグラスが乱雑に積まれた。

飲みまくり。明るい。

休憩時間、通常のミュージシャンは楽屋へ戻るのに、戻らず、カウンターで、アニタは、ずっと飲んでいた。

ファンがCDを持って、長蛇の列で、そこに、並ぶ。

愛想よく、1人1人に、早口の英語で話して、サインをしてあげていた。

広瀬麻美は、アニタのLPレコードのジャケット（オスカー・ピーターソン伴奏）を持参したが、恥ずかしくて、その場では、サインをもらえず。
https://www.universal-music.co.jp/anita-oday/products/uccu-40108/

ライブ終了後、地下の会場から表へ出たところで、偶然、アニタに遭遇。

煙草の火を求められたが、ライターを持っていなくて、また、アニタはどこかえ消えた。

が、マネージャらしき白人男性が、広瀬持参のLPに気が付き、サインをもらって来てくれた。

山川先生：

このアルバム「アニタ・シングス・ザ・モスト」で、オスカー・ピーターソンは、珍しく、アニタの伴奏のピアノの音数が少なく、よい味を出している。

他に、「This Is Anita」もよい。
https://www.hmv.co.jp/artist_Anita-O-day_000000000001014/item_This-Is-Anita-Ltd_4240493

アニタの歌：

管理人の弔辞：

アニタ、君が歌ったように、僕らは、もう涙を流さない。恐れはしない。
実は、僕らは、一つのlifeを共有している。we'll be together again.
いつも一緒なんだ。アニタ、いつも君は歌ったね。
明日が来ない日はない。明日という日が必ずやってくる。別れもない。
思い出は永久に輝く。アニタ、君のスマイル、唇、歌声、忘れはしない。
どんなに悲しい時も、どんなに寂しい時も、苦しい時も、
君の雄姿を忘れはしない。僕らは、生きる限り、愛し続ける。それが全て。
We both have a lifetime before us for parting is never goodbye.

では、お聞きください。

正木まどか　Honeysuckle Rose

広瀬麻美　we'll be together again

山川浩一　As Long As I Live

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