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第115回 Everything Happens To Me 1941 Keiko Heart ケイコ・ハート

■第115回は、コミカルな歌詞とシナトラのヒットで有名な「Everything Happen To Me」をお届けします。

作詞のTom Adair(1913 -- 1988)トム・アデアは、電力会社や新聞社で働きながら作詞もしていましたが、たまたま、クラブで、知り合ったソングライターのマット・デニスとコンビを組むことになった人。結果、シナトラなどに、ヒット曲を提供することになりました。


作曲のMatt Dennis(1914-2002)マット・デニスは、トミー・ドーシーと一緒に活動したソングライター。代表作に、"Angel Eyes", "The Night We Call It A Day"があります。

ピアノ・ボーカルの弾語りでプロ活動に入った数年後、Stafford Sistersスッタフォードシスターズという出来たてのグループのアレンジや伴奏を始めた。

その中の一人Jo Staffordジョー・スタッフォードがトミー・ドーシー楽団に入ることになり、1940年にマット・デニスもドーシー楽団にコンポーザー兼アレンジャ−として雇われます。

最初の1年の間に14曲の歌を書きレコーディングしたそうです。その中に"Everything Happens To Me"があり、フランク・シナトラの初期の頃のヒット曲となったとのことです。


⇒健さんの解説
マット・デニスが、この時期に書いていた曲で有名なのが、「コートにスミレを(Violets For Your Furs)」

http://www.youtube.com/watch?v=ZrvE8s1IeW0


また、彼自身のライブ?のアルバムが以下。いい加減だがお洒落でおちゃらけたいいアルバムです。PLAYS AND SINGS MATT DENNIS-LIVE IN
http://www.amazon.co.jp/PLAYS-SINGS-MATT-DENNIS-LIVEDENNIS/dp/B0009MZ4YG
http://www.amazon.com/Plays-Sings-Matt-Dennis-Hollywood/dp/B0009MZ4YG

黒猫が登場するバースは、4小節の短さ、曲は、すぐ始まる。
正木のイメージでは、男性ボーカルが歌う曲である。


コミカルな歌詞大意です。

ゴルフの予定を入れたら、必ず雨になる。
パーティの準備をすれば
上の部屋の住人に文句を言われる

風邪をひいたり電車に遅れるのは
僕の人生ではいいほうなんだ。
僕の人生にはついてないことがなんでも起こるよ。


今回の演奏は、ボーカルがケイコ・ハートさん。ピアノ伴奏が、出版からPOPS・ロック・ジャズ演奏と何でもこなすマルチプレーヤの高木宏真(ひろまさ)さんです。
http://hiromasa-takagi.com/profile.html
お聴きください。「Everything Happen To Me」


Keiko Heart
http://sky.ap.teacup.com/keikoheart/
山川浩一
http://www14.plala.or.jp/inu789/yama/
正木まどか
http://www.madocamasaki.com/
高井健
http://www.geocities.jp/onhermajesty_s/
山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://www.voiceblog.jp/yamafan/



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