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第120回追加 Smile 1936 山川ファミリー 震災特集1追加

第120回の追加で、チャップリン作曲の1936年の名曲Smileを、正木まどかに代わり、急遽、管理人のMCでお届けします。

実は、自分、精神がタフでない為、鍬ケ崎の瓦礫の山の記憶が、トラウマのように尾を引いて重苦しい日々が続いております。自分の人生、精神は、50年、あまりに、軽く幸せすぎて、ついに、根本、土台を失った。田原総一郎さんが、文明が破れた(方向性が間違っていたという意味か?)と記述したとおりだと思いました。

そんな中、「You'll Never Walk Alone」に続いて、なぜか、浮かんだのが「Smile」の歌詞にある「Life is still worthwhile」「You'll get by」でした。
http://www.youtube.com/watch?v=iu-rLA4POkI
http://www.youtube.com/watch?v=V3Sk1ybG_-M

ジャズ店通いをしながら、この歌が演奏される度に、なぜだろうと、ずっと思っていました。
個人的にメロディや構成が、単純、通俗的であまり好きではなかったのですが、若手からベテランまで実にいろいろななミュージシャンが歌い演奏するのをずっとまのあたりにしてきました。好きな方が多いのです。もちろん山川ファミリーでも同様でした。

チャップリンが1954年に詞が付けられる際に、どのように関与したのか、わかりませんが、ネット情報によると、1972年、20年ぶりに米国の土を踏んだとき、自らもこの歌を歌ったとありました。彼自身も納得の詞なのだろうと思います。

チャップリンほど劇的でなくも、誰もが、人生、山あり谷ありです。この曲の歌詞とメロディが、わかる人は身にしみて、自然に湧き出てくるのだなと、やっとわかったような気になりました。この曲を歌ったナット・キングコールやマイケル・ジャクソンも同じだったのでしょう。

やはり、「Life is still worthwhile」「You'll get by」です。

意訳の歌詞大意です。


心が痛んでもやぶれても
恐怖や悲しみの中でも
生きる。

人生、泣き笑い、想定外の連続。
だが、曇り空の後は、快晴の日々がやってくる。
乗り切れられるよ。

時には絶望の縁に立たされる。
しかし、それでも、なお、人生は、生きるに値する。
さあ、涙を隠し、顔を上げて、そっとsmile。


では、山川ファミリーの演奏でお聴きください。「Smile」


山川浩一
http://www14.plala.or.jp/inu789/yama/
正木まどか
http://www.madocamasaki.com/
高井健
http://www.geocities.jp/onhermajesty_s/
山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://www.voiceblog.jp/yamafan/



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