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第79回 I'm Beginning To See The Light 明かりが見えた 1944 山川先生

第79回は、1944年のナンバーから「I'm Beginning To See The Light 明かりが見えた」をご紹介します。


この曲は、4名によるコラボ曲ですが、村尾陸男先生のジャズ詩大全によると作詞は、ドン・ジョージ(Don George)。作曲は、デューク・エリントン(Duke Ellington)。エリントン楽団のアルト奏者のジョニー・ホッジスと著名なトランペッターでバンドリーダーのハリー・ジェームズは共作してはいるが、あまり、働いていない、おまけとのことです。


作詞のドン・ジョージは、ネットに、ほとんど情報がありませんでした。エリントンと一緒に仕事をすることが多かったようで、エリントンの曲の作詞を多数手がけています。

他に、ナット・キング・コールの作詞もたくさんやっています。
CALYPSO BLUES  
MY MOTHER TOLD ME
OLD PIANO PLAYS THE BLUES
など。

面白かったのは、女性歌手向けのブルースもいろいろ書いていることです。

ジョー・スッタフォードに書いた SMOKING MY SAD CIGARETTE
http://www.youtube.com/watch?v=z8AvAc6hUDU
リー・ワイリーに書いた TOUCH OF THE BLUES  など、聴くと、渋いです。
http://www.youtube.com/watch?v=t0ZgZ5x964M


歌詞大意です。

月の光に見とれたり、蛍の光を追いかけたり、風流なことには縁がなかった。
ところが、今、君の目の中に星が輝いているのが見える。
僕にも希望の光が見えてきたようだ。

街明かりの中、愛を語ったこともなかった。
ワイングラスの中に虹を見たこともなかった。
ところが、今、君の唇が僕の唇を燃え上がらせている。
僕にも運が向いてきたようだ。


明るい兆しの見えてきたと言ういい歌です。
正木は、先日、銀座の十字屋で、西村脇さんのライブ行ったが、西村さんも最後に、皆で、この曲を歌ったそうです。
http://www.kyo-nishimura-vocal.com/profile/index.html


では、山川先生の弾き語りで、お聴きください。
「I'm Beginning To See The Light 明かりが見えた」



山川浩一
http://www14.plala.or.jp/inu789/yama/
正木まどか
http://www.madocamasaki.com/
高井健
http://www.geocities.jp/onhermajesty_s/
山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://www.voiceblog.jp/yamafan/



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