Podcast 山川浩一のスタンダードジャズ入門 補足情報 放送リスト
第81回 Fine and Mellow ゲスト米原さん 1940 広瀬麻美
第81回は、1940年のビリー・ホリディーの自作自演のヒット曲「Fine and Mellow」を紹介します。
High-drape pants, stripes are really yellow, make me really mellow などのフレーズと一部のメロディは、彼の発案によるものなだそうです。彼はとてもナイスガイで、ビリーのことを思い、クレジットの作詞・作曲に、自分の名前を入れなかったのだそうです。レコードの印税で大もうけできたはずですから、大変な美談なそうです。 面白いことに、レコードのA面が、放送禁止になった黒人差別を扱った名曲「Strange Fruit」で、B面がこの「Fine and Mellow」。
派手な黄色の縞模様のシャツやズボンを着ている。 だけど、ひとたび、愛の営みを交えると最高の男なの。
Fine And Mellow は、まさに媚薬。 いいジャズ歌かどうかの判定のリトマス試験紙がある。 二つ目のジャズの原則とは? コールポータを例にするとクラシックなら、コーポータ作曲作品32番ト単調、となるが、 正木まどかも自由さ、奔放さ、を当然、持っている。 ジャズを聴いて、好色な気分になれなくても、幸せ、癒された、たおやか、ロマンチックな気分になることができればいいのである。 正木まどかのライブでは、セクシーな容姿も含めて、上記のジャズの要素が全て楽しめるのである。
男はかっこつけ。やせ我慢。ふられることになれている。女性は、一度、好きになると執着する。嫌よ嫌よと言っているのが本当は大好きだったりする。 Fine And Mellow も最初に最低の男と言っているが、実は、それは、ほめ言葉である。 こういう風に、ストレートに生きられればすばらしいよね。日本人は農耕文化でシャイでダメだめだけど、欧米人は、道端、キスしまくっているでしょう?(正木まどかは、道端で、キスしまくるタイプではなか?) ============================================================
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