第94回は、正木の先輩のひとりであるジャズシンガー、菊月香織(瀬戸カオリ)さんのＣＤ、”ザ・ギフト・フロム・オリッカ”　から、「枯葉」を、お届けします。

最初に、菊月さんのセカンドＣＤ”ザ・ギフト・フロム・オリッカ”を簡単に紹介します。

ネットで、アマゾンや菊月さんのホームページから購入できるそうです。価格は2800円。
ジャズからＰＯＰＳ、シャンソン、演歌まで、集めた、豪華で、ご機嫌なアルバムで
ライナーノーツを書いている岩浪洋三先生をはじめ、評判が、いいそうです。

管理人は、曲よりもＣＤケースの中にある胸を強調したセクシー写真のほうがいいとほざいてますが。流石、劇団女優でもある菊月さん、ＣＤジャケットの写真はきまっていますね。

カバー曲は、以下です。

Sunflower
The Gift
Love Is Here To Stay
Sweet Georgia Brown
Nice Work If You Can Get It
My Funny Valentine
Smooth Operator
Autumn Leaves
Love For Sale
舟唄
Cry Me A Rive
Night Train
How Do You Keep The Music Playing
A Song For You

なお、舟歌は、ジャズアレンジでなく、ど演歌で、歌っています。
How Do You Keep The Music Playing　は、デュエットアレンジです。
Cry Me A Riveは、５拍子アレンジ。飽きのこない、サービス精神てんこ盛り構成です。

この中から、本日は、なんと、フランス語と英語と日本語で、歌ってみせた、名曲「枯葉」をチョイスしました。

では、簡単に、曲の解説をします。

○けんちゃん(フランス語に堪能)の補足
ジャック・プレヴェール（Jacques Prevert）は、日本で言うと谷川俊太郎のような国民的な詩人である。
http://homepage3.nifty.com/ymindex/chitojiyuu.html
http://blog.livedoor.jp/rikamusic428/archives/50820068.html

原詩も過去の恋を反すうしているだけだが。ジョニー・マーサーの英訳詞は、ヴァース部分を
外しているので、いまいちである。フランス語版は、イヴ・モンタンが、夜の門という映画で歌ったものがよい。
http://udzu.blog123.fc2.com/blog-entry-5.html

インストは、キャノンボール・アダレイやマイルス・デイヴィスによる
ジャズの名盤"Somethin' Else"に収録されたものが有名。
http://www.youtube.com/watch?v=PPHtQn1t1n4

ヴァースだけフランス語で、あと、英語で歌う人も多い。
ローラ・フィジー　LAURA FYGIはフランス語ができるので全てフランス語で歌っている。
http://www.youtube.com/watch?v=ZCToiC9GJsQ

東十条のピアノバー、まつ喜、の客のふくちゃん（元ボクサー）は、枯葉、を、ヴァ−スをフランス語、１番を英語、２番を日本語で歌う。

ジョニーマーサはやっつけ仕事をしてしまったのではないか？日焼けは米国の海岸ぽい。本来は、パリの秋の並木道。

『枯葉』は、もともと1945年にジョゼフ・コズマ（JosephKosma）が作曲し、ジャック・プレヴェール（Jacques Prevert）が作詞したフランスのシャンソンです。

アメリカでは、お馴染みの大作詞家兼歌手のジョニー・マーサにより、英語詞が付けられ、"Autumn Leaves"として歌われています。

ネット情報によると、ジョニー・マーサーはなぜか、コーラス部より前に歌われる、ヴァースの部分に歌詞を付けなかった為、一般に、ヴァースは知られていないそうです。だから、美しいヴァースを聞くために、イヴ・モンタンのフランス語版を聞くべきなそうです。

英語版の歌詞大意です。

窓越しに、色づいた葉っぱを見つめている。
夏の思い出、君の唇、熱いキス、日焼けしていた肌がよみがえる。
君が去って、どれだけ、たったのだろうか。寂しい。
落葉が、ゆっくり、落ちてゆく。

では、菊月香織(瀬戸カオリ)さんの歌で、お聞き下さい。
フランス語、英語、日本語を混ぜて、歌っています。
「枯葉　Autumn Leaves」

菊月香織(瀬戸カオリ)
http://setokaori.jp/index.html

山川浩一
http://www14.plala.or.jp/inu789/yama/

正木まどか
http://ameblo.jp/madocamasaki/