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第95回 菊月香織(瀬戸カオリ)CD特集2 Night Train 夜行列車 1951 ゲスト高井健

第95回は、前回に引き続き、正木の先輩のひとりであるジャズシンガー、菊月香織(瀬戸カオリ)さんのCD、”ザ・ギフト・フロム・オリッカ” から、「Night Train」を、お届けします。
http://www.jazzpage.net/kikuduki_kaori/cd_gift_from_orikka.html


正木は、菊月さんとパーティの仕事を一緒に、何回かしたことがある。菊月は、登場の仕方が派手。ステージではなく、客席の後ろから出来てきて、驚かせたりする。演出する。サービス精神のかたまり。迫力がある。


○けんちゃんの解説。

Jimmy Forrest ジミー・フォレストというサックスプレーヤが作曲。
ブルース、インストで、有名な曲。ボーカルはあまり歌わない。しぶい。

The Oscar Peterson オスカー・ピータソンに同名のアルバムがある。
http://blogs.yahoo.co.jp/geezenstac/46589826.html
http://www.youtube.com/watch?v=Dvc5tSqak2Q

歌詞付きは、ジャズシンガーで作詞家のEddie Jefferson ( エディ・ジェファーソン ) のものが有名。彼は、どんな曲にでも詞をつけてしまう。So Whatにもつけた。
http://www.youtube.com/watch?v=Abji6uZVaPM
http://www.youtube.com/watch?v=DEC8nqT6Rrk

Milestoneにつけた人もいる。両曲ともモードジャズなので、節回しが、ボーカルには無理があり、成功しているとは言えない。
http://www.youtube.com/watch?v=PRfdlcQ_MZw

ところで、夜行列車は、廃止されつつあるが、けんちゃんは、3回、乗ったことがある。眠れなかった。体験した最後の世代。

曲の紹介の補足)

Night Trainの元歌は、ネット情報によると、1940年頃のエリントンのナンバーのようです。

3名による共作と、ジャスラックの情報にありました。

作曲のJimmy Forrest ジミー・フォレストは、1920年、セントルイス生まれのサックスプレーヤ。
1980年没。エリントン、カウント・ベイシーからマイルス・デービスまで著名なミュージシャンと共演したそうです。Night Trainの曲自体は、ヒューストンで、白人の teenagers に、リズム&ブルースを紹介するラジオ番組のテーマソングでもあったそうです。


作詞に関しては、いくつかの版があるようです。LEWIN SIMPKINS ルーイン・シンプキンに関しては、ネットで、情報が見つかりませんでした。OSCAR WASHINGTON オスカー・ワシントンに関しても、ネットで、情報が見つかりませんでした。
今回の歌詞大意は、この版のようです。

先に触れた、Eddie Jefferson ( エディ・ジェファーソン ) 版は、彼女が、戻ってくる内容で、もっと、楽観的、明るい内容なそうです。

歌詞大意です。

夜行列車が、彼女を、遠くへ、連れ去ってゆく。
夜行列車が、彼女を、遠くへ、連れ去ってゆく。
毎日、彼女を、愛してやまなかった俺だけど。

お袋は、言ったんだ。
彼女を大切にしないと、失っちまうよって。

彼女を失って、やっと、俺は、教訓を学んだよ。
今となってはしょうがないんだ。
おお神よ、彼女を祝福してくれ。
こうなるより、ほかはなかったんだ。

ああ、お袋のいうことを、聞けばよかった!

では、菊月香織(瀬戸カオリ)さんの歌で、お聞き下さい。「Night Train」

菊月香織(瀬戸カオリ)
http://setokaori.jp/index.html

山川浩一
http://www14.plala.or.jp/inu789/yama/

正木まどか
http://ameblo.jp/madocamasaki/

高井健
http://www.geocities.jp/onhermajesty_s/



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