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第99回 正木まどかCD「Girl Meets Boys」特集3
You're Getting To Be A Habit With Me 1932 ゲスト高井健
《正木まどかCD「Girl Meets Boys」発売中!》

http://ameblo.jp/madocamasaki/

リスナー各位様、新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

第99回は、年末より引き続き、正木まどかCD「Girl Meets Boys」特集 第三弾 として、1932年のナンバーから「You're Getting To Be A Habit With Me」を紹介します。なお、CDは、アマゾンでもディスクユニオンでもタワーレコードでもHMVでも購入可能です。
よろしくお願いいたします。

その前に、2010年、正木の人生の目標・計画を、適当に、話せというので喋りますね。

今年の正木は、月並みだが、日々充実してすごすということ。管理人も同様。健ちゃんは、無病息災。

》》 なお、正木まどかの誕生日は、1月1日です! 《《


では、曲の解説に入ります。健ちゃん、お願いしますね。この曲はジャズ通に評判、かつ、ボーカル仲間の娘たちにも正木に合っていると受けている。欧米では多くのジャズ歌手に歌われているが、日本のジャズ店ではほとんど歌われていない。

⇒健ちゃん適当に話す。

この曲は、ミュージカル42nd Streetで、ヒットした曲。YouTubeの映像を見ると、元来、Bitch Songである。ヴァースもある。
ひとりの女性を数名の男性が代わる代わるつきまとう感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=k5VSO8DcoS0
http://www.youtube.com/watch?v=vWaEQ9_cmII

有名な歌手だけでも20名は歌っている。All Of Meクラスのドスタンダード。タイトルが長いので、日本では、歌われていない???

ベティ・カーター、ペリー・コモ、ビング・クロスビー、ドリス・デイ、イーディ・ゴーメ、ジュリー・ロンドン、アニタ・オデイ、メル・トーメ、

ペギー・リー
http://www.youtube.com/watch?v=3Dd_Zb2wUF0
フランク・シナトラ
http://www.youtube.com/watch?v=1l2dGnsyNjQ
ダイアナ・クラール
http://www.youtube.com/watch?v=w-GqeUwxCKk


作詞の AL DUBIN(アル・ダビン)が放蕩生活と薬物中毒で早死にしたようですが、正木CDの作成中、ノリピー事件勃発。逃亡中だった。ドラマーの松尾さんが、今、水飲んで毒だし?している最中だろと指摘。1970年代までは、ジャズ界でも薬物依存中毒が多発。そんな人ばかりだった。

先日、出たMayaさんのCDのオルガンを担当したのが、ミッキー吉野さん。
http://www.point-a-office.com/maya/


ミッキー吉野さん(ゴールデンカップス・ゴダイゴ)と松尾さんはバークリー音楽院に、同時期に留学。ミッキーさんは、日本で、薬物の事件を起こし(1970年19歳のとき大麻?)
http://moresens.net/mh/2009/11/post-70.html

更生のための?留学だった。が、当時、米国では、マリファナがありふれていた。


ミッキー吉野
http://godiego.co.jp/index-home.html
松尾明
http://www.point-a-office.com/akira/

作曲のハリー・ウォーレンは、度々、登場しているので省略します。

作詞の AL DUBIN(アル・ダビン)は、第55回の「September in the Rain 」などで取り上げていますが、久しぶりなので、再度、紹介します。

ネット情報によると、42nd Street などの作詞家として活躍、ロシアからスイスを経て移民したユダヤ人で、1891年スイス生まれ、1945年没。父が医者、母が理科の教師の豊かな家庭に育ち、両親は、作詞家のようなやくざな道には進んでほしくなかったそうです。ユダヤ系なのに、キリスト教のセミナリー、神学校に入学。が、授業をさぼって、ブロードウェイのショーを見に行ったり、ティンパンアレイに入り浸ったりしていたようです。フットボールやバスケットボールの主将として活躍するも酒好き、女好き、夜遊びに興じる生活の果て、卒業前に放校される。次に進学した医学校も同様に放校される。結局、音楽出版社で働くようになるのですが、第一次大戦に召集されたり夜のバイトで、バーの歌手権ウエイターをしたり、いろいろ大変だったようです。やがて、1920年代、30年代、作詞家として頭角を現し、1935年には、アカデミー賞を受賞。が、飲みすぎ食べすぎによる肥満とドラッグ漬けで、1940年代には健康を害し薬物中毒と肺炎で亡くなったとあります。代表曲は以下です。


Forty-Second Street
I Only Have Eyes for You
September in the Rain
Lulu's Back in Town
Lullaby of Broadway


歌詞大意です。

どのキスも抱擁もドラッグのように効いてくる。
君は僕に夢中になる。僕も君に耽溺(たんでき)する。
一度は、この恋を止められると思った僕だが、もう無理だ。
レギュラーコヒーのように、君なしでは、すごせなくなった。


では、「You're getting to be habit with me」、正木の歌で、お聞きください。なお、曲は途中までで、全曲は、流れません。最後まで、聞いてみたい方はぜひ、CDの購入をお願い申し上げます。


山川浩一
http://www14.plala.or.jp/inu789/yama/
正木まどか
http://www.madocamasaki.com/
山川浩一のスタンダードジャズ入門
http://www.voiceblog.jp/yamafan/


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