はり治療について/きゅう治療について/はり・きゅう治療の適応症
Q&Aコーナー/料金について
当院では「はり・きゅう治療」を行っています。症状によってこちらからお勧めする場合と、患者さんのご希望により行う場合とがあります。ただし健康保険治療の適用外となります。
はり治療に使う針(以下「鍼」と書きます)は注射針や裁縫などに使う針よりずっと細いもので、人間の髪の毛くらいの太さのものを使います。その鍼を鍼管という器具を使って皮膚の表面から体の中に入れていきます。ここがプロの技術で、痛みは全くないとはいえませんが、皆さん「思っていたより全然痛くない」とおっしゃいます。
鍼が刺さっている状態です
鍼のやり方は例えば刺してからすぐに抜く方法とか、しばらく刺したままにしておく方法とか様々です。患者さんの状態にもよりますが、当院では刺してから10分くらい刺したままにしておく方法をとることが多いです。
また皮内鍼という長さが3mmくらいの鍼を皮下に刺入して絆創膏で止めておく、いわゆる置き鍼というやり方も行っています。痛みの場所がピンポイントではっきりしている場合には劇的な効果を示す場合があります。この鍼は1日から2日くらい刺したままにしておきます。お風呂もそのまま入って構いません。
皮内鍼はこんなに小さな鍼です
まず鍼を刺す位置に下貼りのテープを貼ります。その上に皮膚に対して垂直ではなく、水平に針を刺入します。そしてその上からさらにテープを貼って終わりです。鍼がチクチク痛かったり、テープが痒くなった場合にはテープをはがすことによって鍼も一緒に除去できます。
また「井穴刺絡療法」という特殊なはり治療も行っています。詳しくは「自律神経調整」のページをご覧ください。
「お灸をすえる」というと懲罰的なイメージがあり敬遠される方が多いのですが、実際の治療は方法が適切であれば非常に気持ちの良いものです。お灸のすえ方には直接灸、知熱灸、温灸などがあり、当院でも症状に応じて使い分けています。直接灸とはいわゆるお灸で、もぐさをひねって皮膚の上に置き線香で火をつけるお灸です。その大きさはゴマ粒大から米粒の半分くらいの大きさで、これがプロの技です。またひねり方にもコツがあり、このひねり方で熱さがずいぶん変わってきます。少し跡が残りますが、ごくごく小さなものでずっと残るようなやり方はしていません。知熱灸とはもぐさを指先くらいの大きさにひねり、皮膚の上に火をつけた後に熱いと感じた時点でもぐさを除去するやり方です。これは全く跡が残りません。温灸は「カマヤミニ」という筒の中にもぐさを詰めたものを皮膚の上に置き、そこに火をつけるものです。心地よい熱さが好評です。
温灸(カマヤミニ)をしているところです。
はり治療ときゅう治療は別々に行うこともありますが、併用する場合も少なくありません。患者さんの状態に合わせた治療をご提案し、納得された上で治療に入ります。
これは非常に沢山あるのですべてをここに書くことは無理なのですが、日常の診療で遭遇する頻度の高いもの、頻度は低くても薬による治療よりも効果が高いか、同程度の効果が望めるものを中心に書き出して見ました。
1、運動器系の疾患
腰痛、肩こり、五十肩、変形性膝関節炎などの関節炎、頚肩腕症候群(手や腕の痛み・痺れ)、むち打ち症、テニス肘などのスポーツ障害、腱鞘炎などの使いすぎ症候群、etc
2、神経系の疾患
頭痛、坐骨神経痛や帯状疱疹後の肋間神経痛などの神経痛、末梢性神経麻痺、自律神経失調症、不眠症、円形脱毛症、etc
3、消化器系、呼吸器系の疾患
慢性胃炎、便秘、痔疾、風邪症候群、etc
4、婦人科系の疾患
月経痛、冷え症、更年期障害、etc
5、その他ご相談下さい。
普段患者さんから寄せられる質問をまとめてみました。この中にないものに関してはお問い合わせ下さい。
Q1、はりは痛くありませんか?
鍼をする場所にもよるのですが、腰や肩などではそれほど痛みを感じることはありません。指先や足先では痛みを感じることがありますが、さらに細い鍼で施術しますのでそれほど強い痛みは感じません。顔や頭にもしばしば鍼をしますが、これは「気持ちが良い」と評判です。
Q2、エイズなどが怖いのですが大丈夫ですか?
まず最初にエイズは鍼では感染しません。感染症で怖いのは肝炎ですが、当院の鍼はオートクレーブという器械で完全な滅菌消毒を行っていますので安全です。それでも不安な方には使い捨ての鍼を使用しますが、こちらは別途に鍼の料金をいただきます。
Q3、はり・きゅうは「癖になる」と聞いたのですが、本当ですか?
この質問はよく受けるのですが、このようなことは全くありません。症状がなくなれば「治療をしたい」という気持ちはなくなるはずですから、癖になることは一切ありません。逆に癖になったとしたら非常に健康な体になれると思います。
Q4、服を脱いだりするのに抵抗があるのですが・・・
治療の性質上、ある程度服を脱いでいただくことは止むを得ないのですが、なるべく脱がないで施術を行います。ベッドはカーテンで仕切られていますので、外から見えることはありませんし、それでも不安な方は個室もありますのでそちらで行います。また女性の施術者もおりますので最初にご希望をお聞きしたときにご遠慮なくおっしゃってください。
Q5、治療期間はどのくらいかかりますか?
こればかりは人それぞれ、症状によっても異なりますので何ともいえませんが、初診の際にわかる範囲で治療期間の目安はお話しいたします。治療の頻度に関しましてもそのときにお伝えします。非常に早く良くなる場合もありますし、時間のかかる場合もあります。
Q6、痛みのある場所と全然違う場所に鍼をすることがあると聞いたのですが、本当ですか?
本当です。頭が痛いときに手に鍼をしたり、腰が痛いときに足に鍼をしたりと日常的に行っています。これは人間の体には経絡という気の通る道があり、その経絡にそって治療をするというのは東洋医学の真骨頂なのです。先日も「こちらで手の治療で鍼やマッサージを受けているときは便秘が良くなっていたのに、治療を止めたら便秘がまた起こったのですが、これって何か関係があるのですか?」という質問を受けました。手や腕には大腸経という経絡が通っています。ですから便秘や痔の治療に腕や手のツボはよく使います。この患者さんは別の治療の過程で知らず知らずのうちに大腸経を刺激することになり、その結果便秘が改善されたのだと思います。
はり・きゅう治療は健康保険の対象外となりますので、自由診療となります。他の治療、例えば健康保険による治療などと併用して行う場合には「腰の治療」「肩の治療」など局所の治療が中心です。この場合には正規の診療時間に行います。一方、全身の調整を目的に行う場合、例えば自律神経失調症の治療や円形脱毛症の治療などは時間がかかるために予約治療となります。料金は以下のようになります。
局所の治療(他の治療との併用時)・・・随時受付
・はり治療・・・500円〜2000円(部位の数やかかる時間によって異なります。事前に料金はお知らせします)
・皮内鍼治療・・・1本100円
・きゅう治療(直接灸・知熱灸)・・・1000円〜1500円
・きゅう治療(カマヤミニ)・・・1個50円
全身治療(予約治療)
・初診時・・・4000円、2回目以降・・・3500円
・全身マッサージ治療・・・3500円
予約治療の時間は午後1:00〜3:00、午後7:30以降(土曜日は6:00以降)
事前に電話またはメールなどでご予約下さい。メールはこちらから。