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身体には自分の意思で働く部分と、自分の意思にかかわらず働く部分とがあります。この自分の意思にかかわらず働いている部分の自動制御機能のような部分が自律神経系なのです。自律神経系は内分泌系(ホルモン)とともに身体が常にベストの状態を保てるように働いているのです。そしてこの自律神経系に異常をきたすと様々な障害が発生します。ここではその自律神経の異常に対する治療に関してお話したいと思います。
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この超短波治療器はあらゆる物理療法治療器の中で最も身体の深部まで刺激を与えることのできる器械です。当院では主におなかを温める目的で冷え症の治療に使っていますが、それと同時に身体の深部まで刺激を与えることができるという特性を生かし、頚部、腹部、腰部の交感神経節を刺激する目的でも使用しています。つまり神経ブロックと同じような効果を得るために治療を行います。冷え症の場合、少なからず自律神経のバランスが崩れていますので、この治療器を用いることにより一石二鳥の治療効果をあげることができるのです。冷え症はもとより、更年期障害や自律神経失調症、婦人科疾患や泌尿器系の疾患にも効果をあげています。この治療器に関しましては「冷え症治療のページ」「治療器械のご紹介のページ」もご覧ください。
足浴・超短波療法
全国冷え症研究所オリジナルの足浴器「眠り姫」と超短波治療器を用いた温熱療法です。「眠り姫」は全国冷え症研究所が開発したグラデーション温熱という熱の加え方を用い、足の裏が当たる部分には話題の玉川温泉の石が練りこんだ板が使われています。超短波は腰とおなかを挟むようにして当て、冷えている内蔵の温度をダイレクトに上げます。
つまり下肢とおなかを同時に温める画期的な治療法なのです。これにより下半身だけでなく、全身がポカポカしてきます。半身浴よりも熱の浸透性が良く、衣服を付けたまま行えるので簡単です。
岩盤浴などとの大きな違いは本当に温めなければならない部分だけを温めているということです。こちらの方がより体は温まり、その熱が持続します。また岩盤浴のように全身を温めて眠ってしまうと、そのあとに体がダルくなります。そのまま就寝できるのならばいいのですが、普通はそうはいかないのでダルくならないように座って、下半身だけを温めるほうが良いのです。
またこの治療法は脳の血流も改善することがわかっています。ですから脳の障害のリハビリや老人のボケ防止にも効果的と考えています。
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星状神経節ブロックという治療法があります。本来は頚部にある星状神経節という交感神経節に注射針で麻酔薬のようなものを注射し、神経の伝達をブロックする治療法なのですが、時間がかかるために「もっと簡単な方法で」ということで開発されたのがこの「スーパーライザー神経照射法」です。効果は星状神経節ブロックよりも劣りますが、副作用が無く、短時間で、手軽にでき、毎日でもできるので非常に有用な治療法です。頭痛や自律神経失調症、アレルギー疾患に効果があります。また上肢の神経痛、肩こりなどにも効果的です。この治療器に関しましては「治療器械のご紹介のページ」もご覧ください。写真をクリックしますと拡大した画像を見ることができます(別ウィンドウで開きます)。
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自律神経疾患ははり・きゅう治療が得意とする分野です。東洋医学では身体に14の経絡というものが通っているとされています。自律神経の調子が崩れると、この経絡のバランスも崩れてきます。そこではり・きゅうにより経絡上にある経穴(ツボ)を刺激して経絡の調子を整えることにより、自律神経の調子も整ってくるのです。後で述べる井穴刺絡療法を併用すると一層効果的です。
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これははり治療の一種ですが、特殊な技法です。先に述べた経絡のうち12の経絡には井穴(せいけつ)という経穴(ツボ)があります。井穴の「井」は井戸のことで「気」が湧き出てくる場所という意味です。そして井穴はほとんどが手足の指先にあります。その井穴を特殊なはりで刺激するのが井穴刺絡療法です。これも経絡のバランスを整える治療なのですが、交感神経の緊張の除去、副交感神経の緊張の除去とダイレクトに効きますので即効性があります。
ただし欠点もあります。手間がかかるため時間を要することと、指先のツボを使うので一般のはり治療よりも痛みが若干強いのです。ですからこの治療を行う場合には十分な治療の説明を行ってから治療に入ります。
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当院では来院されるほとんどの患者さんにマッサージや指圧を行います。マッサージや指圧には筋肉のコリをほぐすといった効果以外にも、精神的にリラックスさせる効果があります。「あんま・マッサージ指圧師」というプロの治療家の手技と一般の方の手技の大きな違いとは受ける側をリラックスさせることができるかどうかだと思っています。「マッサージをやっている最中に患者を眠らせることができるようになれば一人前」と言われます。痛みの強いマッサージや身体を揺さぶるような乱暴な手技ではかえって交感神経を緊張させることになり逆効果です。ですから患者さんにどの程度の強さの刺激を加えれば一番リラックスできるのかをいち早く見つけ出すのがプロの技だと思っています。機械的に一定の強さを身体に加えればよいのならば、それこそ今はマッサージ器のような器械がありますから、そちらにまかせればいいのですが、残念ながら器械のマッサージや指圧では自律神経の乱れを整えることはできないと断言できます。