紫外線があなたを狙っている!



かっぱのお話


紫外線があなたを狙っている!
レッスン1. 紫外線とは・また目や体に引き起こす変化
紫外線とは目に見える光(可視光線)より波長の短い光を総称してこう呼んでいます。紫外線は3つに分けることができ、UV‐A・UV‐B・UV‐Cの3タイプあります。UV‐Cはオゾン層で吸収されるため地上にはほとんど届きません。UV‐Bは肌を赤くする光線(サンバーン)で目に入ると角膜の炎症を起こす原因となります。UV‐Aは肌を黒くする光線(サンタン)で長い年月の間に水晶体に吸収され白内障の原因のひとつになると言われています。最近では紫外線が目に入ると活性酸素が発生するため目の老化を早め、白内障や黄斑変性症の原因のひとつになると言われています。

レッスン2. 目の紫外線対策は・・・
目は肌と違ってサンスクリーン剤を塗るわけには行きません。そこでUVカット付きサングラスの着用となるのですが、顔とサングラスの間からも紫外線は入ってきますので、できればつばの付いた帽子との併用が理想的です。曇っていても紫外線は雲をつきぬけやってきます。油断めさるな。特に農家の皆さん、畑に出るときには帽子とサングラスを。目にスペアはありません。冬の雪かきもサングラス着用してくださいね。サングラスを購入するときにはUVカットの表示を確かめて。

レッスン3. それでも紫外線はやってくる。だから体の中からもケアをしよう。
太陽以外の紫外線として、わずかですが蛍光灯やパソコン・テレビの画面などからも出ています。そこで目の中に出来てしまった活性酸素を取り除く効果があるといわれているリコピン(トマトに入っている色素)活性酸素の発生を抑えるビタミンC、そして目の神経細胞を活性化するアントシアニン(ブルーベリー・黒豆・ナスの皮に入っている紫色の色素)&ベーターカロチン(ビタミンA)などを積極的に取り、体の中からもケアしましょう。とにかく野菜を好き嫌いなく食べましょう。

秋のつけたし
秋といえば紅葉。皆さんも紅葉を見に山にお出かけになる機会があると思います。
そしてきのこ。きのこ狩りの季節でもあります。山に入るときに気をつけるのは熊ですが、
熊以外にも気をつけなければいけないのが紫外線です。紫外線は標高が上がるにつれて
強くなる性質があります。涼しくなってくると油断しがちですが目に見えない分厄介なやつです。
山に入るときや登るときには紫外線対策も忘れないで下さい。八幡平のように車で頂上近くまでいける観光地も数多くあります。手軽にいける場所だって標高が高ければ紫外線はあるのですから十分注意をしてください。


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