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店長 「今度スキーに行く前に寒さになれるために
山に登ろうよ。」
部長その2 「そうだね。僕達かっぱは基本的に
寒さが苦手だもんね。」
部長その1 「でもどこの山に登るの?」
店長 「かっぱ富士に上ろうと思うんだ。」
かっぱ富士はかっぱ界の最高峰です。 |
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かっぱ富士は標高4232きゅうりもある高い山です。
(きゅうりとは高さを表す単位です。ちなみに重さの
単位は皿です。)
電線や屋根より低く見えますが気のせいです。 |
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雪をかき分けながら進んでいきます。
店長 「こんなときになんだけどさあ、
僕のことをこれからは隊長と呼んでね。」
部長達 「分かりました、隊長。それであとどのくらい
ですか−?」
店長 「あそこに見えるのがかっぱ富士だー。
みんな頑張れー。」 |
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部長その1 「隊長!何かの跡があります」
店長 「それは撮影隊が落とした手袋の跡だ。
気にするなー。あと撮影隊はデジカメも
落としたそうだ。泣いてたぞー」 |
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もうみんな雪と鼻水で顔はグチュグチュです。
店長 「んー。山が俺を呼んでるぜ。」
部長その1 「はあ、はあ。鼻水だらけの顔じゃ
気分でないよな。」
部長その2 「ひー。もう体力ないっす。」 |
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店長 「もう少しだ。がんばれー」
部長達 「寒いよー。疲れたよー。」
店長 「そんなことじゃスキーにいけないぞー。」
部長その1 「でもスキー場のほうがこんなに
寒くないよな。」
部長その2 「寒さの訓練ならスキー場でしましょう。
隊長、もう帰りませんか?」
店長 「頂上に着いたぞー!」 |
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部長その1 「やりましたね。隊長。」
店長 「ああ。我々はついにこの山を
征服したのだ」
部長その2 「どうでもいいけど部長その1
鼻水凍ってるぜ。」
部長その1 「しょうがないだろ。寒いんだから。」
店長 「よし、みんなでおしくらまんじゅうをしよう。」 |
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みんな 「おしくらまんじゅう、押されて泣くな・・・」
ちょっと、こんな狭い頂上でそんなことしたら
危ないんじゃ・・・ ああー |
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部長達 「あーれーっ」
店長 「天は我々を見放したー。」 |
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店長 「なっ!こうすると速く降りられるだろう。」
部長達 「速く降りないでいいから安全に
降りたいーっ。」
さすがにみんなお皿が凍ってしまいました。 |
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店長 「みんな、本当によくやった。」
部長達 「隊長!」
店長 「みんな、あの夕日に向かって走ろう。」
店長達は夕日に向かって走り出しました。
どこまでも、どこまでも、どこまでも、どこまでも |
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次の日の朝、帰り支度をしていた
撮影隊の前に、店長達が朝日とともに
現れました。
部長その2 「夕日を追いかけて走っていたら
いつの間にか地球を一周
しちゃたよー。
ばたっ そのまま倒れたみんな&撮影隊
次回こそスキー編でお会いしましょう。
どんとはれ |
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